６１話 鑑定するんだが
６１話です！
うーん……うーーん……暇だなあ。
シンディはお昼寝してしまったので遊べないし、イネアも今部屋にいないから遊べない、イリスは椅子で座っててこちらを見ているだけだしなあ。イリスには最近読書を毎日のようにして貰っていたから少し休ませてあげたいから読書は無しだなあ。
だとすると……ん？ この状況はもしかして魔法使えるか？ シンディは先程寝てしまったので見られる心配はないし、イネアは何をしているのか分からないが今部屋にいないからいけるんじゃないか？ もし部屋に来ても入ってくるときは必ずノックをするので大丈夫だろう。
なら魔法を使っていこうか。逆転は失敗したら怖いから今回は鑑定にしようかな。実は自分にはかなり使ってきたがそれ以外では全然使ったことないので物に使っていこう。
おっと、鑑定を使う前に。
「イリス、シンディは寝てて、イネアは部屋にいないから魔法を使うね」
「かしこまりました。シンディが起きそうになりましたら教えますね」
イリスに魔法を使うことを言っておかないとね。あらかじめ言っておくだけでもシンディかイネアにばれてしまう確率が減るからな。イリスもいつも俺が練習すること知っているのですぐに了承してくれた。この環境に感謝だな。
さて、やっていこうか。物だと……まずは椅子とかからになるのかな？
無詠唱で……鑑定っと。
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丈夫な椅子
レア度 コモン
ある程度丈夫に作られた椅子。
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おお、ステータスみたいに出てきたな。椅子の名前とか説明文ははいいとしてレア度が気になるな。コモンという事はおそらく一番低いレア度何だろうな。最高レアがどこまでなのかは分からないがいつか拝んでみたいな。
とりあえず物も成功することが分かったことだし、次に行ってみるか。次はいつも使っている服かなあ。普段使っている物だと鑑定で表示されるのだろうか。まあやってみればいいか。
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カイ・アインの服
レア度 コモン
カイ・アインが普段から着ている服。
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どうやら表示されるみたいだな。盗まれた時などにはありがたいけど他の人に鑑定などされたら個人情報が簡単に流出してしまうな。
何か対策とかは出来ないのかな？ 魔法具とかで。今度調べてみる必要がありそうだな。
さて、次は……魔石を見てみるか。ふわりん、スライム、角兎、ビッククロウラー、ふわりんリーダーがあるけど……全部は大変そうだな。まあ鑑定していきますか。
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とりあえず種類ごとの魔石の鑑定は終わった。魔石の鑑定はこうだった。
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風の魔石（屑）
レア度 コモン
魔物から取れた魔石。
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どうやら魔石は大きさなどの数値ではなく屑などで表すようだ。ちなみにこの鑑定結果はふわりんの魔石だ。魔石の大きさがかなり小さいけど屑扱いされるのは何だか不憫だなあ。
ちなみにスライムだと水の魔石（屑）だった。もう少し大きくてもいいと思うんだが……。
他の魔石については全て風の魔石（小）だった。ふわりんリーダーも小らしいので報われたのか……？
さて、次は……
「カイ様、シンディ様が起きそうですよ」
おっと、ここまでか。まあ新しい発見が出来たからいいかな？
