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54話 ふわりんリーダーと戦うんだが(下)

54話です! 後で修正を入れるかもしれません。

 俺たちが40m程距離を取ったところでふわりんの周りを包んでいた黒い魔素がすべてふわりんに吸収されてなくなった。

 それと同時にふわりん……いや、ふわりんリーダーの姿が現した。


 色や形は元のふわりんと変わっていないが大きさがふわりんの3倍程ある。それだけに強そうだ。


 さてどう攻撃しようかなと思った瞬間、ふわりんリーダーがこちらへ来た。……ちょ、早いな! 普通のふわりんとは比べ物にならないほど速くなっているぞ! ……前回倒したビッククロウラーと同じくらいか?

 というかなぜふわりんリーダーがこっちに来たんだ? まさか探知されたのが分かったのか? 待てよ、ふわりんはそもそも魔素で生きている魔物だから探知のために飛ばした魔素を食べたのか?

 ……もう少し考えて行動しないとな。


 距離はまだあるので詠唱でウェポンの魔法を使い、投擲用の剣をを形成。そして武器加速を使い、放つ時の速度を上げる。そして後ろから前に向けて強風を詠唱。

 俺の力では投擲用の剣でも投げる力が足りないので強風は投げる代わりに使い、投擲用の剣をふわりんに刺さるように飛ばす。こんな使い方初めてだけど多分行けるはずだ。


 放った投擲用の剣は強風と武器加速によって速度がぐんと上がり、時速70kmくらいの速さでふわりんリーダーに飛ばした。予想よりも速度が上がって俺自身が驚いた。


 だがふわりんリーダーはまるで投擲用の剣を避けるためだけに少しだけ進む方向を変えたのでふわりんリーダーには命中せず、そのまま飛んでいき、地面に刺さった。


 今のは回避行動だよな……? やはりふわりんとは違うのか。もうふわりんと思わない方がいいかも知れないな。

 投擲用の剣という点で避けられるようなら面で戦うべきだな。次は消費量が凄いことになるが、その速度では避けれないような弾幕を張ることにする。


 使う魔法は水刃と風刃だ。水刃を詠唱で形成し、風刃を無詠唱で形成する。簡単に言っているが同時に2つのことをイメージしなければいけないためかなり大変だ。

 最初のうちは上手く出来なかったが練習を重ねた結果、何とか形になった。

 さらに今回は弾幕を張るので1発つだけでは足りない。なのでそれぞれ10発ずつ放つ。当然MPの消費も凄い。

 ふわりんリーダーと俺の間が残り15mになった時に放つ準備ができ、水刃と風刃をそれぞれ10発ずつ放った。


 水刃と風刃がふわりんリーダーの周りごと当たるように飛んでいく。もし外れた場合を考え、速度重視の水矢を形成し、さらに武器加速の魔法を付けながらふわりんリーダーの行動を見てみる。


 避けることはできないだろうふわりんリーダーがとった行動は一度こちらに来るのを止め、いつの間にか周りに集まってきたふわりんを盾にして自身を守った。ただそれだけで防御をするには足りない。

 そう思ったがよく見ると水刃と風刃がふわりんリーダーに当たってない。まるで何かに阻まれてるかのような……何かの結界になのか? それとも無属性のシールド? 

 とにかくダメージを食らっている様子がない。水刃と風刃の弾幕が終わる前に水矢を放つ。


 水矢がふわりんリーダーに当たる瞬間、結界みたいなものが音を立てて無くなる。そのままふわりんリーダーに当たるかと思ったが突如水矢が水に戻った。

 ……何が起こった? 結界みたいなものが壊れたからもう阻むものがないはず……吸収したのか? 水矢に含まれた魔素が結界で大分無くなって、ふわりんリーダーに届く時には水矢にある魔素の量が下級魔法レベルになり吸収されたのか?


 ……これ以上考察できる時間がないな。またふわりんリーダーが動き出した。後ろに下がりながら水矢をまた速度重視で放てるよう詠唱し、さらに武器加速をつける。

 そしていざ放とうと思った時、後ろに何か感触があった。

 慌てて確認すると5体のふわりんが俺の背中にくっ付いている。……やばい、魔素を吸われる。


 ひとまず水矢をふわりんリーダーに飛ばして、急いでウォーターボールをふわりんと同じ数である5つ無詠唱で形成し、背中に放つ。

 グッ、ウォーターボールがふわりんだけでなく背中にも当たって痛い……。だがおかげでふわりんを全て倒すことができた。

 

 再びふわりんにくっ付かれないように周りを確認しながらふわりんリーダーに視点を戻すともう5mのところまで来ている。……これは不味い。先ほどくっつかれた時に吸われた魔素はかなり少ないが今まで放った魔法と合わせるとMPも半分くらい減っている。


 ここから頑張って距離を取ろうとしても無駄に体力を減らすだけだ。……少し危険だがウェポンとシールドの魔法を上手く使い、近距離で戦ってみるか。


 まだ近距離で戦うには少しだけ距離があるので水矢を詠唱で形成し、ウェポン、シールドの魔法を詠唱して武器を形成する。ウェポンは刃の長さが20cmほどある短剣、シールドは小盾だ。

 ウェポンやシールドで形成される武器に重さはあまり感じないが、2歳で扱うにはこの大きさしか無理だろう。……この大きさでも十分無理して持っているが。


 そしてついに俺とふわりんリーダーとの距離が2mを切った。ここからは避けながら攻撃だ。俺は小盾がふわりんリーダーが来るであろう場所に置く。これで接触の心配はなくなるだろう。

 ふわりんリーダーが突っ込んでくる。それと同時にきゅ~! っと鳴き出す。可愛い。……じゃなくて鳴いた瞬間ウィンドボールが飛んでくる。

 

 ふわりんリーダーばかりに気を取られていた俺はウィンドボールに当たり、後方に倒れる。そしてふわりんリーダーが俺に衝突してしまう。だが、幸い小盾に衝突した。……まだ何とかなる。


 俺は身体強化を発動してふわりんリーダーをシールドごと無理矢理投げ、体を起こす。

 倒れながら投げたため3mも飛ばずに落ちたが、その間に体を起こすことは十分に可能であった。


 そして急いで小盾をもう一度形成し、ぶつかってもいいように構え、痛みがある所を見る。血は出ていないが打撲はしたかもしれない。それに水矢が消えている。イメージが途切れたせいだろう。水矢も再度形成しておく。


 先程ふわりんリーダーが鳴いたのはおそらく魔法の詠唱なのか? ふわりんから進歩しすぎだろう。魔法にも注意しなくてはいけないな。


 そんなことを思っている間にふわりんリーダーが浮かび上がり、再度こちらに向かってくる。

 ふわりんリーダーはまたきゅ~! と鳴き、今度はウォーターボールを打ち出した。

 だがそれは通用しない。ウォーターボールを無詠唱で形成し、ふわりんリーダーのウォーターボールと衝突させる。

 避ける? 無理。2歳児に大人のパンチを避けろと言っているようなもんだ。


 ふわりんリーダーは攻撃が防がれても突っ込んできたので小盾で防ぎ、短剣でふわりんリーダーを刺し、同時に水矢を放ち、ふわりんリーダーに当てる。


 ふわりんリーダーは魔法の詠唱の時に上げた泣き声よりも数段大きな声で鳴き、その場に落ちた。

 ようやく倒せたかな? 


 短剣は刺した時に壊れたのでもう一度形成し、短剣でふわりんリーダーを突いてみる。

 反応が無いが念のためにもう一突きして母親がいる方向を見る。


 ……おおう、凄い魔物の死体の数だな。ふわりんだけでも20体くらいはないか?


「カイ、お疲れ様。どうだったかしら? ふわりんリーダーは。」

「予想外の行動をかなりして大変だったよ……。」


 母親に返事をして気を抜いた瞬間、疲労感が一気に襲ってきた。ウィンドボールが当たったところもかなり痛い。それに魔物と戦っている時に一番魔法を使ったからかとにかく疲れた。

 今日はもう家に帰って寝たい。


 そんな気持ちを抑えてふわりんリーダーの解体を始める。母親曰くふわりんと構造は変わらないそうなので2cm程ある魔石だけ取って後は母親に燃やしてもらう。


 ふわりんと違ってふわりんリーダー強かったな……。

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