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40話 ピクニックに行ったんだが 1

40話です! 風景についてもっと描写できたらなあ。

 2歳を迎えたある日、雪も完全に溶けて日に日に気温が上がってきた。雪に積もって草が大分生えてきて、虫も増えてきた。そして虫の鳴き声も聞こえてきて、夜は風情があっていいなと思うとかそういうレベルでなくかなり煩い。さらに言えば夜に蚊みたいな小さい虫が飛んでので、かなり睡眠妨害をされている。唯一を救いはその虫が血を吸わないところだな。その代わりあのプーンという音が前世の蚊よりも煩くかなり迷惑だ。あの音もなかったら最高だったのだけどな……。

 今はそんなこといいんだ。今日、シンディと遊んでいる時に母親とリリィさんが入ってきた。今から外で遊ぶのかと思いながら母親を見ていたら、


「明日、ピクニックへ行くわよ!」


 と宣言しだした。いや、いきなり過ぎない?


ーーーーーーーーーーーーーーーー


 次の日、朝早くから家を出て馬車に乗った。今回は家族とメイド数人とリリィさんとその夫とシンディとでだ。そのせいか荷物が色々とある。何に使うんだろういうものもあるがあるけど。


 人数の関係上、馬車は2台使うみたいだ。それも街に行った時の馬車よりも大きいな。ただこの馬車、屋根がないから雨降ったら、ずぶ濡れになるんじゃないか? こっそりとイリスに聞いてみると雨が降りそうになったら布をかぶせて固定するようだ。設置にはあまり時間が掛からないそうだ。


 馬車が進み出し、街に行った時の道で村を出て、いつも狩りをしている場所を超えたところで道から外れだして、そのまま進みだした。

 そして30分くらい進んだところで湖が見えだした。前の馬車に座っている兄さんたちが立って大興奮ではしゃいでいる。かという俺も湖の大きさに興奮を隠せないが。

 湖の大きさはかなり大きく、視界に収まらないほどだ。そして村側を見ると草原でなく森が広がっている。魔物が出るかもしれないから近寄らないようにしないとな。


 そしてついに馬車が止まり、全員が下りた。そしてメイドさんたちが布でできたシートを敷き、母親とリリィさんが猛スピードで目に見える魔物を狩っていく。父親とリリィさんの夫は何やら話をしながら木の棒に糸を付け始めている。……釣りかな? 兄さんたちは降りた瞬間、湖に向かっていった。

 俺はというとシンディと遊んでいる。というのもシンディが村から出ると植物や虫とかも少し変わってきたりするのでそっちが気になっているようだ。俺も前世の白亜紀などで生息していたと言われている生物みたいな虫なども見かけるため、かなり植物や虫を見入って観察している。


 数分経つと母親とリリィさんが笑顔で帰ってきた。……獣を持ちながら。見た限りでは羊なのか……? 60cmくらいの何かフワフワしている獣を持っている。

 その姿を見て驚いていると母親が自慢げにカピラが2頭取れたわ! と言って、早速解体を始めた。と言っても解体の魔法を使っただけであるが。すぐにそのカピラという獣が肉と骨と毛皮などに分かれて、メイドさんたちを呼んでシートの近くに解体したカピラを運んでいった。

 そのまま母親を見てみると火を起こし出して、馬車から料理器具を持ってきた。というかここで作るのね。てっきり家であらかじめ作っていたのかと思っていたよ。


 そして母親とリリィさんとメイドさんたちがそのまま料理を始めだした。


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