28話 家の料理についてなんだが
28話です! 飯テロ(一部ガチ)回です! 語彙力が足りなく上手く表現できなかった感が凄いですが……。
この世界の朝食が前世と比べればかなり不思議な食べ物になっている。
朝食に出てくる料理なのだがスープ、サラダ、パンと、ここだけ聞けばごく普通の料理だ。だが問題は料理の中身だ。
まずスープなのだが全体的な見た目が青色で見える具材が肉だけというものだ。正直美味しそうに見えない……。おそらくスープの素は何かしらの野菜かと思うのだが水色の野菜なんて見た覚えがない。そんなスープであるが見た目に反してとても美味しいのだ。ほのかに甘くて、しつこくない味わいでこれだけでも何杯でもいける。そこにスープの具材である肉と一緒に食べると肉は少し硬いがジューシーさとが加わり、さらに美味しくなる。とても美味しいので毎回お代わりするようにしている。
次にサラダだが何故か赤で統一されている。別に唐辛子などの辛いものは入っていないのだが赤いのだ。
サラダの主な野菜の形は前世のサラダで出てくるキャベツほどの大きさの野菜、プチトマトみたいな野菜、グリンピースみたいな野菜などである。
キャベツほどの大きさの野菜を食べてみるとかなり瑞々しいく、味は前世でいうきゅうりに近いのかな……? ただ食感がかなり違うので違和感が凄い。だが美味しいので問題はない。
プチトマトみたいな野菜は少しジャリジャリする。砂を噛んだ時みたいな食感だが食べ終わるとなぜか口に残らないからかそれ程嫌にはならない。そして味がとにかく美味しいのだ。香りは強く、色々な野菜の香りがする。一番近い味が野菜ジュースだ。色々な野菜を組み合わせてそれを凝縮した感じだ。食べて味に満足していると途中から急に味が変わるので全然飽きない。
グリンピースみたいな野菜は噛むと一粒一粒プチプチと音がなる。中はほぼ液体でこちらは少し苦みを感じる。だがほどよい苦さであり、他の野菜と合わせるといい感じに組み合わさって、前世で食べた野菜と比べ物にならない味わいになる。ただ気になるのがサラダの色が全部赤いから色の種類をもう少し増やしてほしい。目で料理を楽しめない……。
最後にパンなのだがパンの部分はいいのだ。問題はパンの上に虫みたいなものと果物が付いているところだ。虫の形は前世のどの虫にも当てはまらなくグロイのだ。大きさが10cmくらいあるから余計グロク感じてしまう。前世の虫に辛うじて似ている虫がヤゴだ。色もおかしく紫色なのだ。いかにも毒が入ってますよーと言っているような見た目がみんな平然と食べているので文化の違いを感じてしまう。果物はごく普通なので省略しよう。肝心の味なのだが普通に美味しいのだ。
パンは焼きたてだがかなり硬い。そのまま食べるにはまだ歯が弱いのでスープにつけてから食べる。パンの上にある果物と一緒に食べると甘酸っぱく良い味になる。そして肝心の虫なのだが外がパリッとしていて中から肉汁? みたいなものが出てくる。前世では虫を食べたことがないのでよく分からないがおかしいと思う。味の方はエビに近い。だから目を閉じて食べてみると殻ごとエビを食べているみたいになる。なので食べる時はいつも目を瞑って食べてパンの上にエビと果物をのせて食べていると思うようにすれば案外何とかなる。途中で目を開けて見てしまうと食欲が一気になくなるが……。
昼や夜になると虫や蛙や蛇などをそのまま焼いてそこに塩をかけたものが出てきたり、色が黒い野菜などがでてきたりしたが、どれも美味しい。たまに本気で食欲がなくなるようなものが出てきたりするが頑張って食べている。残すという選択肢はないのだ。そもそも前世では食べ物を残したことなどない。なので残すことなどあり得ないのだ。それに食べることに躊躇しているとどこかから威圧感が来るのだ。多分残したらやばい。
今となっては大分慣れ、元の食材が気になっていたりする。今度見に行こうかな?




