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27話 告白したんだが

27話です! ストックが切れました。ギリギリですができるだけ毎日投稿します。

22話のステ―タス変更をスキル欄に加えました

 1歳になっておよそ半年が経った。もうかなりしっかりと歩くことができるようになった。今は走ることに挑戦しているがまだ上手くいかない。


 後、言葉もかなり上手く話せるようになった。リリィさんや兄達の前ではまだ言葉を単調にしているので年齢通りに見えていることをを祈ろう。


 それとテイムの練習をした時から数回程魔物を殺しに行き、ついにレベルが5になった。あまり上がっていないがこれでも魔石の数が100個を超えていたのでかなり殺している。おかげで殺したことによる嫌悪感などはもうほとんどないと言ってもいい。そろそろゴブリンを殺していきたいと思って母親に相談したがまだ駄目だそうだ。ゴブリンは一般人より少し弱い程度らしい。


 魔法の進歩はは五感強化のレベルが上がったくらいだ。中々上がらないが母親曰く成長速度が十分早いらしいので問題ないだろう。


 食事の方はもう既に家族が食べているものとあまり変わらない物を食べている。味は前世のものと比べて、少し変わっているがこれはこれで美味しいので日々の楽しみだ。


 シンディの方もしっかりと歩くことができており、鬼ごっこみたいので遊ぶことも多い。話すことは少しずつ上手くなっており、最近は文字の方も覚えていっている。食事の方も相変わらず美味しいそうに食べている。


 髪は既にセミロングちょっと行かないくらいには伸びていて女の子らしさが出ている。……髪が伸びるのが早いのかも知れない。前世の赤ちゃんもそうだったか? 他に言うことは……ないな。強いて言えばさらに可愛くなったことくらいだろうか。


 兄達は5日に1日は部屋きて話をしたり遊んだりしているくらいだ。シンディとも遊んでいる時にくるとシンディも一緒に遊んでいる。兄達の変化の方はは最近父親から剣を習い始めたくらいか。兄達がかなり厳しいと愚痴っていたので体作り頑張らないとな……。


 イネアについては後少しで見習いを終えるそうだ。そうしたらイリスと一緒に俺の世話をするらしい。鍛冶については相変わらず難航している。今行くのは年齢的に駄目そうだからもう少し育ってからだな。

 

 俺は魔石を見ながらそんなことを思っていたらノック音が聞こえました。


「カイ様。マリン様の準備ができたそうなので執務室まで起こし下さい。」

「うん、分かった。」


 魔石を袋の中にしまい、部屋を出て執務室に向かう。


 今日は自分のことについて話そうと思う。言えないこと少し……かなりあるが行っても大丈夫そうなことは言おうと思っている。


 執務室の前まで来てノックをする。


「入ってきなさい。」


 執務室に入る。事前に両親とイリスを呼んだため、俺と3人のみが執務室にいる。


「それで、今日はどうしたんだ?」

「自分について話そうかと思いまして。」

「いいのか? あの時と同じで言わなくてもいいんだぞ?」


 確かに約一年前街で前世について話さなくてもいいと言ってくれた。でも、


「自分が転生者であることを分かっていながらもここまで育て上げて頂いたから俺が言いたいのです。」

「自分から言いたいのならいいのだが……。」

「フェンド、聞きましょうよ。それでカイの気が楽になるのならいいじゃない。気になっていたのは事実なのだし。」

「そうだな。よし、話してくれないか? どんな内容でもしっかりと受け止めよう。」

「はい。では、言いますね。」


 俺は前世のこと……前世の世界について、、自分がどういう立場の人だったか、転生する経緯などを話した。言ったらまずい部分は言わないでおく。文明とか自分がオタクだとか……。


 話している時、両親は色々驚いていたが真剣に聞いてくれた。イリスは後ろにいるのでよく分からないが。


「異世界からの転生者か……。そういう例はないことはないのだが……。」

「とても珍しいわね……。しかも国から一番狙われる転生だわ。」

「ますます他の人にばれてはいけないな。」

「ええ、そうですね。」


 この世界の人が転生しても文化が違うくらいで国の利益にはあまりならないだろう。だが異世界人なら文明、文化、知識など全く違うので国の利益になるだろう。ばれたら国は即狙ってくるだろうな。そうならないためにもステータス変化のスキルををどんどん上げないといけないな。


「それでカイは今後どうしたいのだ?」

「今後ですか……。まだあまり決めてないですね。今のところは成人になったら冒険者になろうかと思っているくらいです。」

「冒険者か。色々危険な職業だがいいのか?」


 父親は少し意外そうに行ってきた。憧れない? 冒険者。


「ええ、成人になるまでに鍛える予定なので大丈夫でしょう。」

「なら依頼を受けて死なないためにも色々教えないといけないわね。」


 冒険者になってすぐ死ぬ……なんてことがないようにしないとな。ちゃんと教わらないとな。


「そういえばカイはなぜ魔法を使えたのだ? 異世界には魔法がなかったのだろう?」

「前世ではもし魔法があったら? こういう力があったら? という物語が多かったからですね。それを真似てみたら……という感じです。もちろん間違った知識の方が多かったですけどね。」

「色々考えるものだな、異世界人は。魔法がないのによく思いついたものだ。」

「そうですね。こういうものがあったらいいな。こういうことができたらいいな。という思いからできたものだと思いますね。」

「なるほどな。」


 それから10分くらい話をして執務室を出た。ある程度自分のことを話せたので良しとしよう。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

小話


「カイ、なぜ敬語なんだ?」

「貴族の子供はこういう感じかと思いまして。」

「それはパーティくらいだ。普段はもっと崩してくれんか? こっちまで気が滅入る。」

「わかりm……分かったよ。」


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