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3話 親が凄く美人さんなんだが

3話目投稿です!

*9/24改正。



「―――――。―――――――」


 ん……、おはよう。母親が来たのかな?

 そう思っていたら早速母親に持ち上げられたので乳を飲む。その後おむつを変えてから母親は部屋を出ていく。


 さて、何やろうか。

 今日は五感強化で部屋の内装を見てみたいな。

 では早速……。


「|あうあうあうー(五感強化)!」


 よしよし、これで体を揺らして体勢を変えて……中々難しいな。

 ……お、ようやく右側に顔を向けることが出来た。

 天井もそうだったが、この家は木造建築なのかな? 前世では都会のマンションに住んでいたから木造建築は新鮮だな。

 他には……タンス? みたいな家具と机、椅子1つ……後、幻想的な風景画が飾ってあるな。 

 風景画以外はシンプルでいい部屋だな。

 よし、次は左を……上手く向けないな。頑張るしかかないな。

 

 苦戦しながらもなんとか左を向くことが出来たが、すぐ目に入ったのが人が居ることだ。驚きのあまり動きを止めてしまい、視点は天井に戻った。

 軽く見た限りでは赤髪ポニーテールで赤目。それと見間違いでなければケモミミを生やしている。

 もしかして獣人かな? だとしたらもふもふできるな! 絶対もふもふしてやる! あ、だが今の体じゃもふもふができないじゃないか……。


 だが……待てよ……? 赤ちゃんだからこそ許される行為もあるんだ。それを狙っていこうじゃないか。

 ……ふう、一応落ち着こう。それで着ている服がメイド服だった気がする。ミニスカートの方でなくロングスカートの方だったけど。


 まあ多分貴族だからな。メイドさんがいても不思議ではないな。ちなみにメイド服を着た人のお胸の方は小さいと、でもスレンダーでいいと思います。

 身長は座っていたから……分らんなあ。それに今の視覚では細部までは全然分からない。

 そもそも赤ちゃんの体じゃものの長さが分かりにくい。

 

 というよりも……だ。まさか、魔法見られたのか……? だとしたらまずいな。何とか誤魔化せれば……? いや、赤ちゃんが誤魔化すってどうやればいいんだ。


 あれだ。もう、まだばれてないと思ったほうがいい。

 まだ驚いているような声は生まれた時でしか聞いてないはず……。

 だからばれてないはず。ばれてないはず……。


 そういえば五感強化をしたままだったから切ろう。今のMPじゃ1分程が限度だ。

 考えている間にもずっと五感強化が発動していたのでイメージの方はだいぶ慣れた気がする。

 この調子でどんどん慣れていこう。……部屋にいる人にばれないよう気を付けながら。


 とりあえず今後の目標はばれないように魔法の隠蔽と転生者とばれないようにステータスの隠蔽もしくは改変だな。

 全くやり方は分からないが今は適当にやってみようか。

 一番ばれにくいのは五感強化と身体強化、次点で風魔法かな。


 まずは身体強化からいってみよう。まだやったことないからな。

 そうと決まれば魔素を使って、全身を強くするイメージをしてっと。


「|あーうあうあうあう(身体強化)」


 ピコン♪

 無詠唱がlv2になりました。

 身体強化がlv1になりました。


 おお、発動……し……た。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「――――――。――――――」


 ……っは! またやってしまった!

 さっき五感強化使ったばかりだからMP切れは起きるだろうに……。なぜ身体強化使おうとしたかな……。もう少し考えて行動しないといけないな。


 母親が来ているみたいだから、乳を飲んでまたおむつ変えてもらって。

 乳を飲むことはいいがおむつもこんなに変えるものなんだ。 


 母親も部屋から出たことだし、とりあえずステータスを確認してみようか。


ーーーーーーーーーーーーーー 

名前 カイ・アイン

種族 人間

性別 男

年齢 0歳

属性 水、風、無

レベル 0

HP 10/10

MP 6/11

物攻 1

物防 1

魔攻 1

魔防 1

速さ 1

体力 1

魔素 1

運 150

ースキルー

<算術lv6><料理lv3><魔素操作lv1><無詠唱lv2><風魔法lv1><水魔法lv1><無魔法lv1><五感強化lv1><身体強化lv1>

ー称号ー

<転生者><幸運者><魔法使い初心者>


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 おお、無詠唱がlv2になったのはありがたいことだけどそれ以上にMP最大値上がってる! 

 これでまた魔法の使える時間が増える……! いや、違う違う最初は魔法の隠蔽だ。 

 今の時点でメイド服の人にばれていないとすると魔素を感知または視るスキルがないと思ってもいい。 だが、父親や母親が部屋に来たらばれてしまう可能性がある。

 そうなると魔法の隠蔽をしなければ堂々と練習ができない。

 

 だけどやり方がなあ……。考えられるのは、魔素を周りに包んで魔法を隠蔽すること? いや、絶対に魔素が足りない。

 そもそもまだ体外に出すだけでも大変だ。その状況でさらに魔法なんてイメージしきれない。

 だったら、魔素を少なく出して魔法を隠蔽? いや、そうなるとただ魔法の威力を落としただけになる。それに魔法が発動しない場合もあるな。


 となると、身体強化や五感強化など体内で使える魔法のみを使い、練習するとしたら? 体外に魔素を出さないことが出来るようになるとおそらくばれないだろう。

 だがそれだと無魔法はいいとして、水魔法や風魔法ができなさそうだ。

 いや、水魔法は口の中で使えば出来るかもしれないけど、魔素でできた水を飲んでも体に良いものなのだろうか。……分からないから駄目だな。


 もっといい案があれば話は別だが、現状の対策では母親が来る朝と昼と夜は無魔法しか使わずに、真夜中に水魔法と風魔法を使おう。

 

 次に体内で使った場合で魔素をどう使えば体外に出ずに出来るかだな。

 とりあえずイメージをしてみよう。もうイメージすれば、ある程度のことはなんとかできそうだ。

 体外に魔素が出ないようにイメージをして。


「|あうあうあうー(五感強化)!」


 これで上手くいったかな? ……実感がわかないなあ。

 とりあえず出来たことにしてまたMPを全部使いますか。使えば使うほどMPが増えるみたいだからね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「―――――――。―――――――」


 ああ、もう食事の時間か。もう大分慣れたな。


 そういえばまだ母親の顔を見ていないな。せっかく対策を立てた事だし、五感強化で姿を見せてもらいましょうか! ……美人さんだといいなあ。


「|あうあうあうあ(五感強化)」

 

 よし、できた、ではお披露目……だ……何この美人さん!

 まず髪の色は金色で目は青色だ。

 そして母親にしてはとても若い! 20歳より下にしか見えない! 凄く顔が整っていて肌の方も瑞々しくてしみやしわが全然見当たらない! 

 そしてこのお胸さんの大きいこと! まだ体を満足に動かせないからそんなに堪能できないけど、動かせるようになったら堪能したいな!

 

 こんなにも母親が美人なら俺もイケメンになっているのかな? 父親も気になるところだ。

 まず自分の髪とか目の色とか見たいなあ。水魔法で鏡みたいに水を使えば見ることが出来るかな?

 いつか見てみよう。

 

 

 

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