23話 シンディが来る日の日常なんだが
23話です! 今回は少なめです。シンディとの話が少ない気がしましたので書きました。(街で買ったイネアはもう少し後に見習いを終えて出てくる予定です。)
シンディがいつも通り元気にやってきた。
リリィさんによってシンディはベッドに置かれ、笑顔でこちらを見ている。そしてリリィさんは部屋を出ていく。母親と会話するのだろう。もしくは母親と一緒に魔物を狩るのだろうか? 前に母親がリリィさんと狩りに出て沢山ゴブリンを倒したなんてことを聞いたことがある。この世界の人達は強いなあ。母親とリリィさんがおかしいだけなのかもしれないが。
「アイ―?」
シンディは笑顔でこちらを見ながら俺の名前を呼ぶ。まだ言葉はぎこちないが、1歳なので大変可愛らしい。また綺麗な白髪で赤い目で見てくるのでまたたまらない。
俺は手を伸ばしてシンディの頭を撫でてみる。最近最初にすることはこうして撫でている。こうするとシンディは目を細めて嬉しそうにする。だがしばらくの間撫でていないと泣いてしまうので止めずにやらないといけない。腕は疲れるけど可愛らしい姿が見えるので我慢だ。
30分程撫でて、その後、元の世界と比べて少し柔らかい積み木? みたいなもので遊ぶ。俺が作った作品をシンディが壊してしまう時が多いけど楽しそうにしているからいいだろう。他にも絵本をイリスに読ませてもらって一緒に聞いたり、シンディに文字を教えてみたり、部屋の中でゴロゴロしたりなど色々やっている。その後、だいたいシンディは寝てしまうことが多い。
眠っているシンディの寝顔がまた可愛らしくいつも見てるが全然飽きない。シンディが寝てる間に魔法の練習をしてシンディと遊んでいる間に回復したMPを消費していく。これが終わるとシンディの横で俺も眠る。
お昼のご飯の用意ができる頃に俺とシンディはイリスに起こされて一緒にリビングに行く。そして両親とリリィさんとシンディとで一緒に食べる。兄達がいないのは外で友達と遊んでいるからだそうだ。シンディはスプーンを上手く扱えないからか机に落としたりしているが美味しそうに食べている。そんな光景をみんなで見ながら食事をとる。
食べ終えると部屋に戻り、再び遊びだす。午後は部屋の中で色々なところを歩いたりして体を動かすことが多い。
そうして遊んで体力が尽きると俺とシンディは再び寝る。
しばらくするとリリィさんと母親が部屋に来てシンディと俺を抱き家の前まで行き、そこで5分くらい母親とリリィさんの会話があり、リリィさんとシンディが帰っていく。
それから部屋に戻りまた魔法の練習をする。終わる頃にご飯の時間がくる。ご飯を食べて眠くなるまで部屋で歩いたりして体力をつける。たまにイリスと遊んだりもする。そして眠くなったらベッドに入り、寝る。
そんな生活を送っている。




