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悔いのない転生を!  作者: デジカナ
6~8歳
219/220

202話 対策が決まったのだが

202話です! 明けましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いします! 

 昼食を食べ終えた後、すぐに議論が始まって大した時間が掛からずに終わった。各自で考えてきた事を議論し合い、ある程度可能な対策を実践すると決めただけだからだ。村で行う事のうち実践すると決まった対策は簡単に言えば以下の通りだ。


 一つ目に村での検閲を実施し、侵入の防止を行う事だ。盗賊等が簡単に入れないようにするためであるが、正直これだけでは全く足りない。そのため、迷宮で活躍している冒険者と戦える村の者を束ねて、村の自警団を実施、強化を行う事になった。これは盗賊以外にも魔物の駆除も対象になっているため、盗賊がいなくとも魔物を狩るだけで給料を上乗せする予定だ。勿論、狩った魔物を確認するために魔石を持ってきてもらう予定だ。


 二つ目に食糧を確保し、貯めている事がばれないように隠ぺいを行う事だ。戦争になれば食糧がなくなる事は目に見えている。とはいえ、街から食糧を得ようとしたら狙われる可能性が高いため、迷宮から食料を得る予定だ。そのため、食糧は主に迷宮に生息している植物や魔物になる。冒険者には申し訳ないが、食糧の確保のために頑張ってもらうしかないな。後、隠ぺいする理由は主に盗賊対策だ。少しでも盗まれないように動く予定だ。


 三つ目に逃げ道を作る事だ。万が一村が襲われた場合、いつでも逃げられるように道を作る必要がある。どこに逃げるかはまだ検討中ではあるが、近いうちに決める事になる。そこでも少しだけであるが、食糧を貯めておく予定だ。


 四つ目に父親がドナンドに行き、連携を深めて村とドナンド間に存在するであろう盗賊と魔物の駆除を行う事だ。これは終わった後に他の村との間でも行う予定でいるため、父親がかなり忙しくなるだろうが、父親の事だ。大丈夫だろう。


 勿論、細かい対策は他にもあるが、大まかに行う対策はこの位だ。次に帝国への対策についてだが、正直村で行える対策は残念ながらほとんどない。強いて言えば帝国が村に攻めてきても少しでも長く防衛を行い、少しでも多くの人が生存出来るようにある程度力をつける位だ。ドナンド程の力があれば色々とやれる事はあるだろうが、村で行うには力が足りなすぎるな。まあ、ないものねだりしてもしょうがないね。


 議論が終わってからはメイドに指示を幾つか出した後に、紅茶を嗜みながらの談笑を行った。行動に移すのは明日からだ。明日になったら父親と共にライルさんたちが村から出てドナンドに戻る。その時に母親が代理として先ほど挙げた三つを行い、父親が残り一つを行う。母親の負担が大きくなってしまっているが、本人がやる気なため問題ないだろう。危うい所が出てきたのなら周りが補えばいい。……俺がその周りに含まれるよう努力するつもりだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 談笑も終了し、そのまま夕食が始まった。出てきた料理は野菜が中心だ。肉料理がほとんどないため、かなりヘルシーな食事にはなっている。大柄なライルさんにとっては足りないのでは? と少し思ったが、概ね満足しているようだ。エファさんも特に気にする事なく満足気に食べていた。


 食事後、部屋に戻る前に軽く口の中を整えるため水を飲んでいたらライルさんが明日の予定を改めて話し始めた。日が出てから村を出発し、盗賊や魔物がいれば積極的に駆除を行いながら昼頃にはドナンドに着く予定のようだ。また、この出発でライルさんたちは村に戻らずにまた別の所へと向かうらしい。昨日と今日で随分と賑やかになったため、少し寂しくなる気持ちがあるのだが、ライルさんたちも予定があるのだ。仕方ないね。


 そう思っていたら、対面に座っていたエファさんが話し掛けてきた。


「カイさん、次に会う時は学園ですね」

「そうですね。でも、学園で会うのはおよそ二年後になります。それだけ長いと少し寂しくなりますね」

「私もです。ですので手紙、待っていますね」

「すぐに送りますよ。エファさんに届くのはいつになるか分かりませんが、私も手紙を待っていますよ」


 まだ出発するわけでもないのに、まるでもう出発する寸前にするような話をしている事に少しおかしく思いつつもエファさんと会話を続ける。

 

「はい、届いたらすぐに返事を書きますね」

「そうしてくれると嬉しいです。この後すぐ出発するわけではないですが、道中は気を付けて下さい。聞いた話でしか想像は出来ないですが、道中は大変危険だと思いますから」

「気を付けますが、安心して下さい。もし、何かあればお父さんが倒してくれますよ。今までもずっと守ってくれましたから。お父さんは強いですから」

「ライルさんが近くにいるなら安全そうですね。……そうだ、出来ればエファさんからライルさんの話を聞いてみたいです。もしよろしければ聞かせてくれませんか?」

「はい、喜んで」


 そこから一気にエファさんの口数が増え、ライルさんの話が続いた。盗賊や魔物を退治した話、遭難している冒険者を救助した話、貴族がいない集落の食糧問題を解決した話など色々な所で活躍したようだ。エファさんはライルさんと共に行動する事が多いため一緒に体験する事も多いようだが、強制されて嫌がっているのではなく、むしろライルさんの活躍をもっと見たく、また、自慢したいようだ。


 ライルさんの話を楽しそうに話すエファさんを見て俺は少なくともそう感じた。その話を近くで聞いていたライルさんは少し照れながらも会話に入り、俺が部屋に戻るまでの間、ずっとライルさんの活躍を聞いていた。


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