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18話 執務室へ行ったんだが

18話です!

 最近魔法の練習する時に思うのだが、そろそろ魔法の本とか読みたい。自分で魔法を作り出すのは面白いのだが、この世界の魔法について全然知らないので今のうちに知っておこうと思う。文字は着実に覚えていっているので少しは読むことができるだろう。分からないところがあればイリスに聞けばいいだろうしね。

 魔法の本は執務室にあるらしいので、執務室に行く必要がある。イリスに本を持ってくるように頼むのもありだが一度執務室を見てみたいのだ。

 

 よし、じゃあイリスに運んでもらおう。


「いーりーうー」

「何でしょうかカイ様?」

「しつうしつ……いいたい。」

「しつうしつ……? 執務室ですか?」

「あい!」

「執務室にいきたいのですか?」

「あい! 本みう!」

「でしたら私が取りに行きますよ?」

「おえもいいたい。」

「では少し聞いてきますね。」


 そう言ってイリスが出ていった。父親に確認しに行ったのだろうな。

 そしてすぐ戻ってきた。


「許可が下りたので行きましょうか。」

「あい!」


 そして久しぶりに部屋を出た。そして少し歩いて執務室の前まで来た。

 そしてイリスがノックをする。


「入っていいぞ。」


 ドアの向こう側から父親の声が聞こえてきた。あらかじめ許可を取ってあるので確認もなしだ。


「失礼します。カイ様を連れてきました。」


 執務室の中は机が前と奥に2つあり、奥の机に父親が仕事をしていた。右側の約半数の壁が本棚になっている。執務室だからか他の部屋よりも外見良く物が置かれている。


「ご苦労。魔法の本が見たいのだったな?」

「あい。」

「そうか。初心者用か中級者用の二冊しかないがどっちを読むつもりなんだ?」


 初心者用があることは知っていたが、中級者用は家にあったんだな。

 

「ちょしんちゃおうお!」

「初心者用だな? 分かった。」


 と言って本棚から一冊の本を取り出した。だいたい300ページくらいありそうだな。


「これがそうだ。だがカイは既に魔法は使えるだろう? 中級者用からでもいいと思うのだが?」


 父親から質問に首を横に振る。たしかに中級者用をやって魔法を覚えた方が強い魔法を得ることができるだろう。だが、何事にも基本から始めた方がいいに決まっている。それに初心者用だとこの世界の魔法の一般認識があるだろうからね。さらにいえば専門語対策だな。どうしても分からない場合は母親に聞けば何とかなると思うけど。


「そうか。では頑張なさい。だが読みすぎて体調を崩さないようにな?」

「あい!」


 体調は崩したくないな。魔法でどうにかなるといいが、ならない場合は医学しかないだろう。だがこの世界の医学は魔法重視だと思う。なので魔法で聞かない場合は自力で治さないといけないだろう。そうならないためにもちゃんと健康に気を使わなければな。


「他に欲しいものはあるか?」

「なーい」

「そうか。では部屋でゆっくりしてなさい。」

「あい!」

「それでは失礼いたします。」


 そして執務室から出た。

 そして部屋に戻り、ベッドの上に戻った。今日シンディは来ないみたいなのでゆっくりと本を読むことができる。

 イリスは俺の隣に本を置いて定位置に戻った。礼はしっかりと言っておく。


 さて早速読んでみようか。





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