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141話 練習していくんだが

141話です! 今回の話は他の作品で言う閑話や幕間などに近いです。そういう話に興味ない人は王都の話が始まるまでお待ちを……後数話程で王都の話が始まるかと思います。

 あれから1週間程が経った。3日に1回程、寝る際に同じような悪夢を見てしまうようになってしまったが、そのたびにイネアが側にいてくれる。そのおかげで睡眠不足にならずに済んでいた。また、父親の怪我がほとんど回復していた。見るからに痛々しい姿であったため、もっと遅く治ると思っていたが、良い意味で予想が外れてくれたな。


 そして、安全と言えばいいのか少し問題があると言えばいいのか……俺が1人でいるという事がほとんど無くなった。理由は察している人もいるかもしれないが、あの事件が母親に知られた事により、俺の周りには必ず誰かがいるようになったからだ。流石にトイレは別であるが―――最初はトイレまで誰かが来る事になっていたが、それは流石に止めてもらった―――それ以外は必ず誰かがいる状態だ。


 まあ、その誰かのほとんどはイネアになるけどね。イネアが鍛冶の方に行っている間はイリスが一緒にいる事がほとんどだ。ただ、少しだけでも良いから1人だけの時間も欲しい……。


 だが、そのおかげで以前よりもイネアと話す機会が増えた気がする。最近は一緒に魔法の本や魔物図鑑を一緒に見たりもしている。ちなみにイネアには俺が中級の魔法が使える事を既に言っている。イネアはまだ中級の魔法が使えないらしいので羨ましいそうだ。俺の場合スキル関係の成長速度は転生者のスキルがあってこそだと思うから焦らずに頑張って欲しい。


 でも、そう考えるとシンディの成長速度が気になるな……どうしてあんなに早いのだろうか? やはりあの称号が原因なのだろうか。力を得る代償に寿命が短くなった呪い。その力は成長速度にも影響を及ぼしているのかもしれないな。


 さて、話が変わるのだが家の方は現在、王都へと向かう準備を進めている。それは両親が上手い事やってくれるので問題ないのだが、俺自身に問題がある。それは、ステータス変更のスキルがまだレベル5と言う点だ。ばれないようにするためにはレベル6にしなければならないため、猛特訓している訳だが……全然上がらない。……1年程はレベル5だったはずだ。このままでは不味いかもしれない。


 なので、より一層スキルのレベルを上げる事を頑張らなくてはいけないのだが……特訓の量を増やしたらいいのか? それとも鑑定に込める魔素を増やして特訓の質を増やしたらいいのか? ……母親に聞いてみるか。


 という訳で聞いてきた結果、魔法に対抗するスキル関係は量よりも質の方が良いらしい。言い方からしてステータス変更以外にも対抗するスキルがあるのだな。それはいつか覚えていきたいな。それについては王都から帰ってきてから母親に聞いてみる事にしよう。今聞くとステータス変更よりもそちらをやりたくなるかもしれない。


 という訳で早速練習開始……最初の鑑定は普段使う2倍の魔素でいいか。鑑定の魔法が暴走するとどうなるか分からないが、確実に成功していった方が良いに決まっている。ちなみに風矢などが暴走すると爆発みたいに風と魔素が飛んでくるので凄く危険だ。風刃なら多少暴走しても大丈夫だ。ただ、放った方向が酷い事になるが……まあ、今は関係ない話だ。鑑定をやっていこうか。


「鑑定!」


 ……よし、成功したな。だが、特に変わった所がないな。数字の小数点まで見れるかなと思ったが、違うみたいだな。では、次は普段使う3倍の魔素でやっていこう。この調子で行けばいつか取得できるはずだ。


「鑑定!」


ーーーーーーーーーーーーーーー


 そうして、ステータス変更の練習していき、普段使う6倍の魔素を挑戦した所で、これ以上は制御が難しいと感じた。なので、無理はしない。風刃などはもっと出来るので、ただ単に鑑定の練習不足なのだろうな……。このようにステータスに書かれていない事は多々あるので注意しなければいけない。ちなみに、6倍でもステータスに変化はなかった。


 まあ、ステータス変更のスキルを上げるために鑑定を使う訳だからこのまま練習していけば良いだけの話だ。今は練習あるのみだ。


 ブックマーク、評価、感想などなどしてくれた方はありがとうございます。また、まだしていない方もしてくれると嬉しいです。


 最近少し気になる事があるのですが、現在における本作の書き方などで何かおかしい……と感じる箇所などはありませんか? 自分でもおかしい箇所があればそのつど訂正しておりますが、ありましたら感想の欄に書いてくれると嬉しいです。

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