腐女子が転生した件
ふと、気づいたら私は転生していた。
この家にある姿見を見るとそこには、金髪で紅眼の美少年が写っていた。髪の毛は長すぎず短すぎずのちょうど良いところで育てば美男子になるだろうと思った。
ただし外見は、だけど。中身は前世腐女子な20歳だ。ちなみに腐女子歴10年の作家だった。主にBLを書いてました。
そんな私がこんな美男子の体に転生したのだ。やはり、やる事は一つ!
BLを余すとこなく堪能すること!
まぁ、中身がこんな人間なので無理かもしれないが。時代は部屋を見た感じ中世あたりだろうから騎士団に入れれば・・・
そう思った私、ノスト・ウィンティはなんとっ!
北の国の第三王子でした・・・
これじゃ、騎士団に入るのも一苦労するよぉぉぉーー!!
と、一瞬おもったのですが特に第三王子はスペアのスペアなので気楽に生きていけるはずなので(兄達がバカをしなければ)このまま騎士団に入るのを目標にして行こうと思います。
でも、その前に私はまだ7歳なためあと3年後に入る学園(残念ながら共学)のため勉強と剣と魔法をがんばります。
学園を卒業できたら騎士学校(女人禁制)にでも入るつもりです。腐腐腐・・・
そして学園に入学し、早い段階で婚約者ができたり、俺の腹心になりそうな臣下を見つけたりし、高等部へ進んだ。
そして、可もなく不可もなく良い方の成績で1年、2年と過ぎ、私は18歳になりました。
その過程で私はヒロインだ!などという逆ハーを作る女と遭遇したり、その取り巻きにいちゃもんを付けられた我が婚約者様を慰めたりと忙しかった。
それも、最後となる私達の卒業記念パーティ。
私はこれから先の腐った日常を思い描きながら婚約者様と話していたのに・・・あの逆ハー女が
「ノスト様ぁ〜。そんな女より私のが可愛いですよぉ。もしかして、その女に何か弱みでもにぎられてるんですかぁ?」
と我が愛する婚約者様を罵ってきた。
「そんな女より、絶対私のがお買い得ですよぉ〜。だって、ノスト様お胸大きい方が好きですよねぇ?その女は成長する見込みなんてないじゃないですかぁ〜。」
・・・プチッ
何かが切れる音がした。
「・・・それが、子爵令嬢たるお前が伯爵令嬢である我が婚約者様に言う言葉か?・・・何か弱みを握られてる?、成長する見込みがない?・・・関係ない!私が彼女と婚約したのは私の意思だ!貴女には、関係ない!・・・悪いがとても不愉快だ。これ以上ここにいても何の得にもならん。私はこれから騎士学校に行くための準備をしなきゃならんのだ。お暇させていただこう。」
そう言って私は、卒業記念パーティからぬけだした。婚約者様と一緒にな。
「さて、我が婚約者様?偽りの姿を解いて私と共に騎士学校へと参りましょう?」
私がそう言うと婚約者様は、案外ヒラヒラしている真っ赤なドレスを脱ぎ、カツラを取った。
そして、その場にはキレイ系な美青年が現れた。
・・・そう、婚約者様は彼女ではなく、彼だったのだ。
今まで、特にセリフが無かったのは声を出すとバレる可能性があったからだ。いつもなら特に問題はなかったのだが、卒業するという事で2人で朝までしっぽりしてたら、彼の喉が枯れてしまったのだ。
要するにヤりすぎ注意という事だ。
そうそう、ちなみに彼と私は本当に婚約者だ。お互いの両親が認めている。私が彼の家に婿入りする予定だ。なんせ、とくに継承権も高くない第三王子だからな。お互いの両親とは上手くいってるから問題ない。
という事で、彼と一緒に騎士学校に行ってくる。そこで2年通えば、晴れて結婚とお披露目だ。
それまで、彼と仲良く鍛錬に励もうと思う。これからも、この先も・・・
・・・ちなみに、卒業記念パーティでの子爵令嬢は、公爵令嬢を貶した罪+第三王子を誑かそうとした罪で流刑だそうだ。
読んで頂きありがとうございます|ω・`)
拙い文ですいません(;´Д`A暇があれば文字数増やして、連載できたらします。てか、もっと詳しく色々書きたいけど暇がない!(T ^ T)
こんな文でほんとすいません(;´Д`A
本当に読んで頂きありがとうございます(〃・д・) -д-))
感想等がもしあれば頂けると嬉しいです。