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DREAM STORY.  作者: Joker
1/1

物語は、とある少女の考えから始まる。


ひとは、夢をみる。

いろんな夢を。


もしかしたら。

そう、これはもしもの話である。


夢に出てくる世界、登場する生き物たちが全てどこかに存在するのだとしたら。


自分たちがこうやって過ごしているところも、誰かの夢に出てきているのではないのだろうか。


それは主人公なのかもしれないし、

はたまた、とんでもなく目立たない脇役なのかもしれない。



自分の場合は、どうだろう?


主人公に向いているだろうか・・・

否、向いていない気がする。


だって、

こんな性格の自分が、

こんな大して才能のない自分が、

こんな生き方をしている自分が、

主人公?


あり得ない。


なら脇役らしくしていよう。

脇役はどんなに頑張ったとして、

主人公のように輝かない。


依存も、干渉も、期待も、努力も、

やめてしまおう。




そんなふうに考えた少女がいた。





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