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今日から傭兵 -就職先は軍事会社でした-  作者: 蒼乃堂紋
第8章『私情最大の作戦』
51/62

#49

なかなか更新できなくてすいません

ちょっと短いですがご了承ください

(普段の話も短いですが…汗)


何が、いったい何が起こっているんだ。

五十嵐さんを説得して会社に連れ戻す為にここまでやって来たがどうみても軍の施設じゃないか。

先ほどから筋肉ムキムキのゴツイ人たちが嬉々として追いかけてくる。

きっと捕まったらただじゃすまないだろう。

最初に遭遇した時、事情を説明しようとしたらいきなり発砲された。

今でも心臓がバクバクしている。


「はぁ・・・はぁ・・・」


金属の板で舗装された施設内から逃げ出し今は雑木林みたいな所に隠れて様子を伺っている。

時折武装した兵士が2人1組で辺りを伺っている。

このままここに隠れていた方がいいのだろうか。


「もしもし聞こえるですか?」

「はぅい!!!」


いきなり耳元で声がしたので変な声をあげてしまった。

慌てて口を手で塞ぎ外の様子を確認する。どうやら誰にも気づかれなかった様で安心した。

そう言えば通信機を着けていた事をすっかり忘れていた。


「南部さん、今どんな状況なんですか?さっきから追いかけ回されてばかりで」

「さっき施設内の通信に割り込んで調べたですが、どうも軍の訓練に巻き込まれたみたいです。多分勘違いされているんじゃないですかねです」

「はは、間違われて追いかけ回されてるんですね」


走り回った疲れが一気に押し寄せその場にへたり込んでしまった。

前途多難だ。


「そう言えば五十嵐さんの家って本当にここなんですか?」


今更かもしれないがこんな質問をしてみた。

さすがにここまで来ておいて違いましたは無いだろうが信じるには情報が少ない。


「そうですよ、社内じゃ結構有名だったです」


そこから南部さんは自身が知っている事を話してくれた。

五十嵐さんのお父さんが海軍局の軍人で基地の司令官をしている事。

そしてその基地内に実家があり、基地で生活していたと。

基地内に実家、とても想像できない。ただ分かるのはすごい環境で育ってきたという事くらいだ。


「基地で生活・・・それであんなに男勝りに」


納得がいった気がした。そんな環境じゃお淑やかには育たないわな。

息を殺して逃げ回る事数分。

かなり体力を消耗した気がする。

ちょっとでも物音をたてると


「! ん、誰か居るのか?」


銃を携帯したゴツイ兄ちゃんがゆっくりと近づいてくるんだ。

なんとかやり過ごせてもちょっと移動すればまた別の兄ちゃんがウロウロ。

悪い事もしていないのにこんなに本気で隠れて逃げ回ったのは、小学校の休み時間にやったかくれんぼ以来じゃないだろうか。

人の居ない方居ない方へと向かっていたら今まで人工物の塊でしかなかった鉄の塊で出来た場所から自然豊かな場所へと出くわした。


「南部さん聞こえますか」

「どうしたですか?」

「なんか場違いな場所に出たんですが」


いきなり現れた緑豊かな場所の事を説明するとそこが元々から存在する島の部分である事を南部さんが説明してくれた。

なんでも元々ここは小さな無人島だったらしい。

それがいつの間にか海軍局の海上基地と合体して要塞島と呼ばれるようになったんだとか。

とりあえず一息つけそうだったのでそのまま森林の中を突き進む事にした。

地面が鉄の板から土に変わっただけでこんなにも安心するなんて思いもしなかった。

森林浴が体にいいと言われているのも納得がいく。

時折聞こえる小鳥のさえずりを聞くとここが軍の施設内である事を忘れそうになってくる

そう言えばなんで俺ここにいるんだっけ?

1番重要な問題を思い出そうとしていた時に急に視界が開けてきたので考えるのを止めて立ち止まる。

目の前に広がる光景にしばし時が経つのを忘れる。

綺麗に整えられた芝生に物語の世界から飛び出してきたような白い壁に青い屋根の家。

極め付けにはその芝生の上で優雅なティータイムを堪能するイケメンの男。

絵になるとは彼の事を言うのだろうか。


「もしもし南部さん、今目の前に凄いイケメンが居るんですけど」

「イケメンですか?」

「ええ、同性の自分から見ても嫉妬してしまうくらいイケメンで爆発して欲しいくらいのイケメンです。と言うか今すぐ爆散しろ!」

「…どんな様子ですか?」


どんな様子か、幸いまだ向こうはこちらの存在に気づいていない様子。

慌てて木の陰に隠れ相手の様子を伺う。

真っ白なガーデンテーブルとガーデンチェアに座る憎たらしいイケメンは高級そうなテーィカップを片手になにやら読書中の様子。

格好からみるに軍服を着てないから上級士官ではないようだ。


「軍服姿じゃないんで一般人?ですかね」

「あぁじゃあたぶんその人が五十嵐先輩のお見合い相手ですよです!」

「お見合い…あぁ!」


お見合いの言葉を聞いてやっと本来の目的を思いだした島崎。

今まで強面の兄ちゃん達に追いかけ回された恨みをあのイケメンで発散させようと腕まくりをすると颯爽と芝生の上へと歩みよるのであった。


上手い表現方法が見つからない

頭の中でイメージは出来ているんですがそれを文章に変換する力が足りないんですよね

ハッキリと分かりやすい文を書ける他の作者様方を尊敬する毎日です

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