7、休日 男子side
投稿遅れてすいません!!しかも、やたらとグダグダです•••
あのあと、気絶した2人を連れ帰った風介たちは、多大なる称賛を(灯によって)受け、その一通りの案件は一段落した。風介たちは、疲れた体を癒やすため、話はしていないものの、それぞれが休日と定めて動いていた。
風介、海斗side
風介「マリン」
海斗「•••?」
此処は、いつのまにか校庭に出来ていた物件のひとつ、「喫茶店」である。店員はNPCらしく、料理もそこそこの味。値もたいして張らず尚且つ、つい最近ダンジョンをクリアしたばかりの風介たちにとってみれば大したところではなく、2人はその好条件に惹かれ、此処でお茶している訳である。
風介「••お前、呪術師だよな、••なんであんな強いの?これ、絶対ゲームバランス崩れてるって」
海斗「•••そうでもない。••確かに攻撃力はコワレだけどその分、ショートカットできない••」
ショートカット。よく使う技を登録すると、使うときにすぐに出せるアレであり、その存在は「ソスキア」と戦う直前に気付いた。ただ、呪術師などの、いわゆる「魔法使い」にとってショートカットができないことは、個人での戦いが不利になることを意義する。風介もそれを聞いて納得したのか、のんびりとカフェオレを口に含んだ。
康太、幸村side
康太「んあーーー」
康太は大きなあくびをすると、何かに吸い寄せられるように、とあるNPCの店に入っていった。幸村が慌ててついていくと、
{第一回!温泉卓球大会!!来たれ新人!初代チャンピオンは君だ!!}
と、看板が立っていた。
幸村「••お前、これ出んの?」
幸村が嫌そうに聞くと、
康太「おうよ!卓球もたまには良くね?お前もエントリーしといたぞ!」
と、サラッと余計な事宣言をつけて返してきた。幸村がどこか諦めたように、でも叱ろうと口を開きかけたとき、目の端の、例の看板にある一文を捉えた。
{優勝商品アリ!優勝者には「鋼の球」進呈}
幸村「ま、いいか!よし、さっそく会場内に行こうぜ!」
康太「?お、おう、じゃ、行くか!」
なんだかんだで決勝戦。なぜか実況が存在。
実況「赤コーナー、熱血大将、牧ノ内~康太~~~~!!!」
「紅」の曲に合わせて、康太が颯爽と登場。
実況「青コーナー、冷静大将たあ俺の事!真内~幸村~~~~!!!!」
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そんなこんなで10-10、デュースである。だが、今回はデュースが無しなので、次の一球で決着。康太が下回転のサーブを出し、幸村は躊躇せずドライブで返す。勿論、速さは普通の人の4.725倍(当社比)だが、康太はすでに、まばたきする間に打ち返してくる。ひたすら無言で打ち続ける2人に、周りの人は呆気にとられてみていた。突然、康太が下回転をかけて返したのに幸村は反応しきれず、ボールを浮かしてしまった。その場にいた誰もが決着と思った。康太の普通の人の35.8475365倍(当社比)のスマッシュが放たれ、台の隅に当たり、地面まであと5cmのところで、なんと幸村は追いついた。まさかボールが返ってくるとは微塵も考えていなかった康太は、そのボールをとることが出来なかった。
今、康太は武器屋の前で幸村を待っている。
幸村「お待たせ~」
武器屋から出てきた幸村は、満面の笑みを浮かべて、自分の新しい得物を抱えていた。
どうでしたか?まあ期待はしていません。うん。•••次回は少なめで、早めに投稿したいです。8、休日 女子side、お楽しみに。