4、ステータス
今回は色々忙しかったので遅くなりました、まあ勘弁してください。それでわ、後書きでお会いしましょう。
風介が部屋に行くと、康太を中心にした数名の男子が風介に手招きをした。風介が来たら、康太たちは言った。
康太たち「「「風介の好きな女子はだれだ」」」
風介「ハア!?」
見ると、彼らの真ん中には紙が広がっていて、人名と数字が細かく記入されていた。
風介「•••お前ら、何やってんの?」
康太「よくぞ聞いてくれました!」
そう言って康太は立ち上がると、まるで暗記しているかのように語り始めた。
康太「いやー実はさ、俺たちなかなかシビアな世界に来ちまったじゃん?で、俺はこの現状を打破するために、まずは団結が必要だと思うワケ。そこでだ、女子の人気投票をして、男子の団結力を高めようと思ったのだ。でだ、風介は誰だ?」
風介「純」
康太「即答!風介即答!」
風介「いや、それ以外に他の人選んだやつ誰かいるのかよ?だとしたら俺はそいつとの付き合いを真剣に考えなおす必要性が出てくるんだが」
康太「そこまで!?•••あの、ほら、例えば麗華とか、光とか?」
風介「純のほうが10億倍カワイイだろ、それともこの中に純以外を選んだやつはいるのか?」
誰も手を挙げないのを見た風介は、ほれみたことかというような顔をしながら自分の布団にくるまり、すぐに寝息をたて始めた。残る康太たちも散るように自分の布団に入り、その話は終わった。
朝、風介が目を覚ますとあちらこちらでクラスメイトが自身の目の前で指を振っている。疑問に思いながらも風介は、その中の1人、幸村に声をかけた。
風介「なあ、お前ら何やってんの?」
幸村「自分のステータス確認だ」
ステータス?っていうとRPGで定番のATK何、とかのあれか?と、風介が首を傾げると幸村は利き腕じゃない方の手の指を自分の目の前で振るように言った。風介は何のためにそんなことをするのか疑問だったが、とりあえずやってみる。と、いわゆるウィンドウが出現した。風介はどんな仕組みなのか疑問に思ったが、とにかく中を確認する事に専念した。
ウィンドウには、「アイテム」、「スキル」など、ありきたりな表示のなかに、「ステータス」は存在した。風介がそれに触れると、また別のウィンドウが浮かび上がり、風介のステータスが表示された---。
風介「はあ•••」
灯「どうしたんですか?風介さん」
灯が聞くと、風介の隣で対照的に大笑いしていた康太が答えた。
康太「ふ、フウのステータスが、お、思いの外低かったんだと」
風介は怒る気力もないようで、溜め息をつくと、机に突っ伏した。周りでは、ほぼすべての人がステータスの話題で盛り上がっている。酷い疎外感を感じつつ、風介は二度寝に入った。
はい!!どうだったでしょうか?ステータスは次回、「4.5、ステータス記録」でおみせします、が、そこではついでにクラスメイトの紹介もしちゃおうかな、と思ってます。
風介「おい!俺のはなんであんなに弱いんだよ!!」
理科's「作者の趣味&ご都合主義」
風介「•••それでは皆さんさようなら」
理科's「あれ?風介さん?なんかやたらと目が怖いのですが?あっ、ちょっ待っ、その腕はそっちに曲がらな•••イヤアアアアァァァァ!!!」