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schoolRPG  作者: 理科's
3/12

3、パーティー!!

前回、人の死を確認した風介、今回はそんなところから始まります。でわ、お読みください!

康太、幸村と一緒に穴を掘り、五月の遺体を埋めた風介は、落ちこみながらも康太に聞いた。

風介「なあ、コウ」

康太「んあ?何?」

風介「お前ってすでにこれを経験してんの?」

実際、こんな重苦しく悲しい作業はもう経験したくない。そんな気持ちがあった風介はやたらと手際がいい康太に聞いた。すると、思いのほか返事は早かった。

康太「あるよ、•••熊元のとき」

風介は一時絶句し、背筋が凍るのを感じた。熊元も康太つながりで親交があり、「死」を強く実感できる。風介はそのまま、引きずられるようにして校庭へと戻った。

灯「お帰りなさい、••あれ、風介さんはどうしたんですか?」

康太「•••2人目の犠牲者だ、灯」

すると、灯は残念そうな顔をしたものの、予想はできていたのだろう、意外そうには見えなかった。そして灯は、少し考えた後に皆に向けて口を開いた。

灯「皆さん聞いてください!」

灯は1人1人の顔をみながら、

灯「私たちは今、どこか別の世界にいます。そしてこの世界での行動には危険が伴い、現に2名の犠牲者がでています」

灯「そこで、お互いを守り信じ、一緒に行動する仲間、「パーティー」を組みたいと思います、とりあえず各自、組みたい人と組んでみてください」

灯がいい終えるが早いか、早速前後左右の人の肩をつかむ人がいた。風介(復活)もその1人で、康太と幸村の肩をつかんだ、が、更にその風介の肩をつかんだ者がいた。それは•••

??「フウ!私と組もうか!」

風介は恐る恐るといった体で振り向くと、想像していた通りの顔がそこにあった。

風介「•••ああ、いいよ」

風介は心底いやそうな顔をすると言った。

??「あ!!なに?その嫌そうな顔は」

風介「なんでもないっす、アキラ様」

??「じゃ決まりで!あと1人連れてきてもいい?」

そして、風介は承諾した。彼女を止めることは出来ないとわかっているからだ。

彼女の名は「晴月 明」、康太と同じ幼なじみで、立場は3人の内で頂点に君臨し、ケンカも一番で、本人曰わく、「あんたたちが弱過ぎなのよ」。真偽は定かではない。

明「連れてきたよ~」

と、連れてきたのはクラス1の美少女、学校中の男子の憧れ、「穂中 純」であった。彼女はおとなしく、上に超がつくほど活発な明と正反対な性格だが、何故か仲がいい。風介と康太は密かにこの件で賭けをしており、風介は「男性にからまれているところをアキラが助けた」、康太は「何か弱みを握られている」にそれぞれ100円を積んでいる。そして当の彼女は、少し小さめの声で言った。

純「あ•••えと••よろしく、お願いします」

風介&康太(カワイイ•••!)

と、そこで風介はもう1人誘うべき人物がいることを思い出した。

風介「えーと•••いたいた」

風介「おーいマリン~、俺たちのトコに入ってくれない?」

風介がマリン、と呼んだ彼の名は「高波 海斗」、同級生であり、やたらと気があういい友達だ。物静かである彼は大してクラスで目立つ存在ではない。ただし、実をいうと思いの他強くて、柔道は黒帯なので風介はケンカをして勝ったことがない。

海斗「•••分かった•••」

風介「おう!よろしく頼むぞ!」


風介「っと、これで俺たちのパーティーは6人か、•••頃合いだな」

見ると、周りはすでにパーティーだけになっている。そこで灯は口を開いた。

灯「皆さん、パーティーが出来ましたね!調整も要らないようなので続けますが、これからはそのパーティーで基本、行動してもらいます。拠点はこの中で、外に行くときはそのメンバーで行くようにしてください!それでは解散です」

見るとすでに外は暗くなっており、灯はおやすみなさい、と声をかけつつ、男子部屋(3番目に広い部屋)へ向かった。他の男女もそれぞれ男子部屋、女子部屋(2番目に広い部屋)へと向かう。風介は誰もいなくなった大広間で、1人たたずんでいた。

本当に読んでくれてありがとうございます!さて、目から塩水をたらしながら次回予告をします。まず、序章はこれで終了です。次回からは「日常編」を始めるので、出来る方はお付き合いください。

風介「なあ、出だしの「目から塩水~」のくだりいらなくね?」

理科's「次回、「4、ステータス」4649!!」

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