8、休日 女子side
終わり方がわからなかった。反省している。
明、純side
ここは校庭shopの一つ、「ジョージア」、結構名の知られる楽器店で、明と純はそこに来ていた。
明「レッツショッピーーング!!行こ!純!」
純「ち、ちょっと待ってよ明ちゃん~」
明に引っ張られる形で純がついていく。多くのギターやベース、ドラムを通り過ぎたとき、明が突然
明「ねえ、純、<UFOキャッチャー>、得意だったよね?」
純は何故、明がその話をしたのか、疑問に思ったが、とりあえず頷いた純、実は500円で取れないものはないという、UFOキャッチャーのアマチュアなのだ。そこで純が頷いたのをみると、
明「じゃ、これ取って!」
そうゆ指差した先にあるのは、不自然に置いてあるUFOキャッチャーの景品、お菓子の袋のようで、表には踊るようなフォントで{スキル習得に最適!栄養効率的摂取薬、マイケル•ポップコーン!}と書いてあり、怪しく思いつつ、明に500円玉を渡された。チャンスは6回。純は静かに横ボタンを押した。
純「うーん•••」
3回が終了したが、アームの力が弱いのか、いまだに動いていない。
明「がんばれー!純~!!」
明の応援を右から左に受け流しつつ、作戦を練る。機体の中はひな壇のようになっており、3段の内、2段目に物が置いてある。
純「(アームの力は弱い•••なら)•••よし!」
純は一声、気合いを入れると横ボタンを押した。そして、物の正面にアームを配置すると、3段目に寄りかかっている上側を持ち上げるようにアームを配置。ところがー。
明「ああっ!?惜っしいー」
微かに持ち上がったが、反対側に倒すには至らなかった。次の一手を考えている純に、明が近寄ると、立てかけてあった棒を引っ掛けて倒してしまった。
明「おっとーー?」
店員が慌てて近寄ってくる、その光景を見て、純は何か思いついたように機体を確認、慎重にボタンを操作するも失敗したのか顔を歪めた。最後の一回、躊躇なくボタンを押した。アームは手前にでている下を掴んだ。僅か1cmほどしか浮かばなかったが、支えているへりを乗り越え、滑る形でGETボックスへとはいった。
明「おおーー!!凄い!純、やったね!」嬉しそうにマイケル•ポップコーンを取り出した明は、来たときと同じように純の手をひいて店を出た。ベンチに座って2人でポップコーンをほおばる。味は、バターしょうゆ味だった。
2人が食べ終わると、顔を見合わせてから、ウィンドウを開く。すると、軽快な音がして、{スキルが追加されました}と文字が並んだ。
風介「終わり方、中途半端で気持ち悪い」
理科's「ほっとけ!!」
次回、9、次の階層、出来れば見てくれると嬉しいです!!




