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別れ…紘之

男女交互視点になります。

(今回だけじゃなく、一話ごとに交互になります。)

読みづらかったらごめんなさい。

今回だけ(の予定)男性が酷いです。

 散々飲んだくれて、女連れ込んで、昼に目が覚めた。

 だるい体に鞭打って昼飯を買いに出かけて、帰りにポストを覗くと、


『今までありがとう。さようなら。』


 そう殴り書きされたメモに包まれた合鍵がポストに入っていた。

 三ヶ月会っていない彼女からの三行半だとすぐにわかり、愕然とした。

 五年付き合ってきて別れを切り出されたのは初めてのことだ。


 全然会ってなかった。碌に連絡もしなかった。

 彼女は着飾ることに興味がなく、俺よりも仕事が優先で、何度体を重ねても慣れずに痛がる。彼女を喜ばせるにはどうしたらいいかわからず、いろんな女と出かけるうちに目的を忘れていた。彼女の仕事に嫉妬して、抱けば痛がる顔が辛く、一緒にいても苛立ち喧嘩が増えたから他の女といるほうが楽だった。


 疚しいことは山ほどあるのに、別れるなんて考えたこともなかったから、電話をするか家に行くか、どうしたもんか考えていたが、落ち着いてくると別れたほうがいいような気がしてきた。

 最近、自分たちは合わないんじゃないかと感じていたし、これから生活環境も変わる。ただ長い付き合いの彼女がいない生活は想像できない。でも、しかし、を何度も繰り返し、昼飯も食べ損ねて頭を抱えていたら宅配便が届いた。


 ダンボールに、彼女の部屋に置いていた服や本が詰め込まれていた。


 本気で別れる気なんだと感じた。

 彼女にとって自分との付き合いは、何の話し合いもせずに別れられるくらいの関係だったのか。

 そのことに酷くプライドが傷つけられた。

 そっちがその気なら、とそのままにした。

 それでいいと思った。

すごく緊張してます。

文章、おかしなところがあったらご指摘ください。

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