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同族

「状況終了。次はどこへ向かえばいい?」


「…よくやった。次は…」


「内陸にて多数のNフィールド反応!!」


「なに?!坂巻晴磨以外は戦場に投入しないはずじゃ…」


「あれは…米軍です!」


「なんだと…?日本人が裏切ったのか?」


「いいえ…画像で確認する限り…全て西洋人です…」


「そんなはずは…サンティウムは日本にのみ落ちたはずだ…!日本以外に多数の発現者が存在するなど…」


「…場所は?」


「あ、ああ…全部で6ポイントだ…今からその座標を…」


血流加速。


俺は、すぐに走り出した。


「Bravo reporting: operation commenced.」


「High-speed approach detected at 3 o'clock!!!」


「What? What the hell is that?」


「It's... Haruma Sakamaki!!! The Expressed!!!!」


「Combat positions!!!」


「Squad commander!! I can't activate my field!」


「Me neither...!」


「What...?! It's true...! What the fuck is going on?!」


「死ね」


俺は、目の前の軍人たちに場を伸ばした。


「Ugh...」


「Mark!!! Are you alri— Argh...!!」


「Sh... shoot hi—」


心臓を止められた軍人たちは、あっという間に倒れ、目の前で転がっていた。


「Bravo!!! respond!!! Do you copy?! Bravo!!!!」


「...No response...」


「Jesus... Just... what the heck is that...?」


「次は?」


「…ああ。次は…」



ー…死ね。

死ね

死ね

死ね

死ね


「じょ、状況終了…」


「All Expressed units... lost...」


「No way...」


「Heh... I must be dreaming... This is impossible...」


「There's no way we can take him down...」


「よ…よくやった!坂巻…速やかに帰還を…」


俺は…今何をしているんだ…?


この世界は…どうしてこうなってしまったんだ…?


世界は、発現者を脅かすだけでなく、発現者同士を殺し合わせるのか…?


どうして…俺たちがこんな目に…


俺たちは…誰もこんな力なんて望んでないのに…


どうして…!


「坂巻…?坂巻!応答しろ!坂巻!!」


なんだ…?頭がくらくらする…怒りのせいか…?


俺は、身体がふらつくのを感じ、かろうじて立っていた。


まるで…肉体から意識だけが抜かれていく感覚…



ー…ここは?


「…また繋がったか…5年ぶりだな」


「ここは…?誰だ?!お前も発現者か…?」


「…」


男は、答えなかった。


その時、頭の中に画像のようなものがよぎった。


廃墟と化した町…そこは、火に覆われ、そこら中に死体が転がっていた。


これは…!


「俺が見た…世界だ」


「俺は…何も守れなかった」


「…」


「君は、どうする?」


「…」


「…!」





坂巻晴磨

能力観測更新:粒子操作

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