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仮設風向計/詩集その3

Neither (25.01.21)

作者: 浅葱佑

 貴男の眼鏡に叶うほどの芸術ではないの私

 灰薔薇を八面鏡に傾ければまろび出る幻惑

 スッカスカの泣きごと申し開き並べた所で

 プレゼンでも分析不可でポインターは失笑

 わかってるんだ、いや分かっていないんだ

 断罪したならきちんと処刑まで遂げてくれ

 私は歪んだ過去に捕まりずっとここに居る

 演じる決意をした自分に耐えきれないんだ


 なんて言ってみる?

 =の先も無い無価値な話ね私


 安上がりなパーティ会場で出会った命題の

 同じサイドについて味方のように世界を見

 来客の手腕を喜び嘆き嘲ったりしたものだ

 でも私は貴男の何に興味があったのか……

 結局私は自分の乱視から抜け出せなかった

 薄氷のおもねりをも隠そうとする人間など

 残飯処理の如く自然に切り捨てるが最適解

 あとはただ私が苦しいだけの他責な作り話


 思慮と合理のダブルダウンを見た午後

 白い朝の混乱怖気幻滅

 信頼は貴重品か在庫品か

 バグり散らした生霊の種

 ”きっと時間が解決してくれるはず”

 少なくともそれまで私は孤独に安らぐの


 だからもうここにいないで

 始めから不毛な心景だった

 私は虚栄心捲って滑稽と名付けるしか

 

 それでもいつかだれかの為に

 あの草海原の遠く


実験的なものです。後で非表示か消すかするかもしれません。

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― 新着の感想 ―
心の醜さとは誠実であることの証です。ご立派です。
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