2話 ドキドキしている理由
久しぶりです。初めて投稿してからもうすぐ三週間……。すみません。一週間に一回投稿したいと思っていたけど時間が……。毎週土曜日に投稿したいと思っています。時間は決まってません。今週は土曜日忙しくて投稿出来ませんが、来週から頑張ります。と、言いましたが、テスト勉強しないと怒られるし、部活の大会があって11月の中頃まで2週間で一回になるかもしれません……。そうなったら許してください。そうなっても読んで下さい!長文失礼しました。
最後まで読んでもらえたら嬉しいです。
ふー。緊張する。
昼休み私は緊張してドキドキしているのを深呼吸で整えた。
なんで緊張しているかというと5時間前______。
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「梨花ちゃん、おはよ」
「おはようございます」
今日もいつもどうり翔太さんと登校。最近は結構慣れてきたかな……。
「今日は6月と思えないほどいい天気だよね」
翔太さんは歩く足を止めず顔だけを私の方に向けて言った。
顔を見て話すのは普通かもしれない。だけど、私は恥ずかしくて見ることなんて出来ない。だから翔太さんは本当にすごいと思う。
「そうですね……」
私は人見知りがでると下を向いて話しちゃう癖があるから、顔を見て話すのはまだ難しい。だけど、せめてと思い、前を見て話した。
すると翔太さんは私に優しく言った。
「それだとちょっと冷たいかも……」
翔太さんは私の直した方がいいところをアドバイスしてくれることになっている。
「あともうちょっと力抜こうか」
そう言って優しく微笑んだ。
「ガ、ガンバリマス」
「硬い、硬い」っと苦笑いしながら
「でも、いつも話す時下向きだったのに前見て話してたじゃん。頑張ったね」
そう言って私の頭をポンポンとなでた。
『これって普通に友達にやる事なのかな?』
そう考えて恥ずかしくなった。あと、単純に褒められてうれしかった。
私の小さな変化も気づけるなんて翔太さんは本当にすごい。
私は褒められたのが嬉しすぎて自分でもニコニコしているとわかる顔で翔太さんをちょっとだけ見上げた。
翔太さんは目をさまよわせた後、急に言った。
「梨花ちゃんは昼ご飯誰かと食べてる?」
「いいえ。いつも一人で食べてます。誰かと食べるなんて遠い夢です」
誰かと一緒に食べたいという思いは大きいけどいつも”話しかける”という緊張に負けてしまう。
でも、その前に人見知りをしてしまう人とご飯を食べるのは苦手だ。だから友達を作って人見知りをなくさなくてはいけない。
「何でですか?」
不思議に思ったので聞いてみた。
「今日一緒に食べない?」
「翔太さんは誰かと食べてるんじゃないんですか?」
「ううん。俺も一人」
「え、えーと……」
「わかってるよ。まだ俺に人見知りしてるんでしょ?でも、いろんな事に挑戦することは大事だと思うよ」
「あっ、でもいやなら全然いいからね」と翔太さんは焦りながら少し寂しそうに言った。
『いろんな事に挑戦することは大事』
確かにそうだ。次の扉を開かなくては何も始まらない。
私は扉を開くことにした。
「いいですよ。一緒に食べましょう」
「え……、ほんと?やったー!嬉しい。ありがとう」
「翔太さんは誰とでも一緒に食べれることができそうなのに。……なんか私より喜んでません?」
「断るかもなーって思ってたし」
「いろんな事に挑戦すべきだなと思いまして……」
そう言うと翔太さんは「偉いじゃん」と微笑んだ。
「じゃあ屋上で食べよ。あんまり人いないんだ」
「屋上行ったことないです!」
私は行ったことのない所に行けるとわくわくして無意識に翔太さんの顔を見て話していた。
翔太さんは一瞬驚いていたけど、笑って言った。
「そんなに行きたかったんだ、屋上」
「……はい、一人ではちょっと行きずらくて……」
恥ずかしくて顔が赤くなっていくのがわかった。
うぅ、今すぐ穴に入りたい……。
そんな私を見た翔太さんは「梨花ちゃん赤くなってる。可愛い」と言った。
赤くなっていた顔がもっと赤くなるのがわかった。ゆでだこになってしまいそう……。
「翔太さんって……たまに意地悪しますよね」
「そう?」
翔太さんは何もなかったように言った。
でも、そのあと「ぶはぁ」っと吹いて笑い始めた。
「何がそんなに面白いんですか!?」
私はちょっと怒り気味に言った。
「な、なんでもない。はっはは___」
翔太さんは爆笑しながら言った。
そんなに笑っているのになんでもないわけがない。でも私は翔太さんのツボが分からなかった。
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歩き初めて30分。
翔太さんの笑いもおさまって、学校に着いた。
「えーと、屋上には現地集合でいい?」
「はい」
「わかった。昼休み楽しみにしてる」
「はい……。が、頑張ります」
「そんなに硬くならないで大丈夫だから」と翔太さんは言って、私たちは別れた。
最後まで読んでいただきたいありがとうございました。もし良かったら感想、ブックマーク等よろしくお願いいたします。