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泡沫羊は夢現  作者: 羊印の愉快犯
どこかの辺境と羊と愉快犯。
6/11

始まる創作、繋がる箱庭

さぁ、スタートラインだね?

辺境の何処か、ステレオタイプの塔の一室。


「さぁ!始まってしまったぞっ!始めてしまったからには戻れなーい!」


湧き出る不安をかき消すように、期待と好奇心を込めて叫ぶ。

やっと動いたような、早すぎるような、なんとも足元が覚束ない。


「まぁ、まだまだ準備中だし時間はある、多分。」


ちょっと一息落ち着いて、さぁ次の動きを考えようか。


「目指すのはこの箱庭の周知、彷徨う箱庭たるここが、錨を下ろす事。」


目的の再確認を口に出す、曖昧で、あやふやで、ふわりと形が安定しない此処を確かな物にする。

箱庭遊びと言われたら、そうかもしれない。


「でもさ、寂しいだろう?」


見慣れた天井さんにポツリと一言、そう、()()()

かつて幼かった貴方が残したこの辺境は、何も無いから。

最早役目を終えたなら、残りの時間で次を探すのもアリだろう?


「だからこれが、最初の一歩さ。」


ここから始まる旅路が、実りのある物である事を、私は強く願った。

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