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お兄ちゃんは私のものなんだから!!  作者: 中崎伊月
こいし編
9/12

第九話 こいしと弘太

遅れてすみません(´・ω・`)

何故かこちらの方が魔装学園より人気という。

読んでくれる人が多い。

実に言うと魔装学園の方が読んでくれると嬉しい。

自信はあるので!(*≧∀≦*)

でもこちらも読んでくれるのは嬉しいです!♪(*^^*)

二つの作品を読んでくださりありがとうございます!(*^^*)

感謝しています!(*^^*)

小さい頃の記憶。

ある日、小学生だった弘太は妹の藍美と公園で遊んでいた。

そして、木の陰に隠れるこいしを見つけた。


「そんな所で何してんだ?」


「…………」


「ほら、一緒に遊ぼうぜ!♪」


弘太はこいしの手を引っ張る。


「…………ちょっ…………ちょっとー」


「ほらほら♪ 一人でいるより楽しいよ♪」


そして、三人は遊んだ。

これがこいしと弘太の出会い。

現在。

ベットの上で踞るこいし。

瞳には光が感じとられない。

部屋には夕日が差し込んでいた。

黄昏の光り。

そのせいで部屋全体が悲しみに覆われたような感じがした。


「…………出て行って…………」


こいしがそう呟いた。


「…………」


弘太は黙っていた。


「出てって!! 出てって!」


弘太はこいしに近づこうとする。


「来ないで! 私に近づかないで!」


「俺はただ!」


「もうー! ほっといて!!」


「ほっとけるかよ! 泣いているお前を見たくねぇーんだよ! それにお前に伝えなくちゃならねーことがある!」


「何よ! 何も知らないくせに!! あの子の幸せを私はずっと願ってた! だけどあの子に何もしてやれなかった! こんなに辛いなら私も死ねば良かった!!!」


すると弘太は右手でこいしの左頬をビンタした。

こいしは驚いた。


「馬鹿野郎!! あいつが幸せじゃなかったって思っていたのかよ! あいつは! あいつは! 幸せだったんだよ!! 俺はあいつから授かったことを伝えに来た!」


事故当時。

救急車の中で岩美は目を覚ました。

弘太にこう告げたのであった。


「弘太さん。あのね、お姉ちゃんに伝えて。お姉ちゃん、ありがとう。こんな私の傍にいてくれて。私、私、すごく幸せだったよ。ありがとう、お姉ちゃん…………大好きだよ…………」


岩美は再び眠った。

息が苦しい中発言したのだ。

岩美の両目には涙が流れていた。

そのことを弘太はこいしに伝えた。

こいしの瞳に涙が流れた。


「…………そうなんだ…………。あの子は幸せだったんだ……。ごめんね。岩美。こんな駄目なお姉ちゃんで。ごめんね。ごめんね」


弘太はこいしの隣に座りそっと、抱き締めた。

始まりが来ればやがて終わりが来る。

そしてまた、始まりが来る。

全てにおいてそれの繰り返し。

誰かが死に誰かが生まれる。

誰かが生まれ誰かが死ぬ。

そうやって全ての生物の命が繋がれて来た。

地球の歴史はそんな歴史なのだ。

誕生と死。

終わりと始まり。

それら全てが繰り返される。

それがこの世界なのだ。

最後まで読んでくださりありがとうございます!(*≧∀≦*)

次回も読んでください!


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