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お兄ちゃんは私のものなんだから!!  作者: 中崎伊月
藍美編
5/12

第五話 藍美と千恵

今回は千恵との勝負の話です

果たしてどちらが勝ったのでしょう?


学園の食堂。

弘太と琴羽は昼飯を食べていた。


「ってことで勝負は今度の日曜にしようと思います」


「分かった。藍美に伝えとくよ」


やはり琴羽の昼飯は大盛りだ。

大食いすぎるようだ。

そして放課後。

弘太は家に帰る。

藍美に勝負は日曜になったと伝えた。

そして勝負の日。

弘太がリビングで準備していると藍美が近づいてきた。


「お兄ちゃんは来なくていい。私一人で行く」


「いいのか?」


「いいの。この勝負は私だけのことだから。それに本人が行かないとね」


「分かった。場所は駅前の喫茶店だ。ここの喫茶店らしい」


弘太はスマホで地図を藍美に見せた。

藍美は出ていった。


(あいつ、大丈夫かなー?)


弘太は少し心配していた。

駅前の喫茶店。

琴羽と千恵が来ていた。

遅れて藍美が到着する。


「遅いじゃないの?」


「す……すみません」


「んで貴方がえっち先生?」


「そんな名前じゃないよ!!」


三人は喫茶店に入り席に着く。


「ではお互いの原稿をください」


藍美と千恵は原稿を琴羽に渡す。

琴羽は二人の原稿を読む。

数分後。

琴羽は読み終わる。

琴羽は泣いていた。


「ちょっ!? 何泣いているのよ?!」


「そっそうだよ! どうしたの?!」


「だってー。ひっくひっく。江上先生の漫画泣けてきますもん。だからこの勝負、江上先生の勝ちです!」


「はぁぁぁぁぁー!? 納得いかないわ! 私に読ませなさい!」


千恵は藍美の原稿を取り読む。

数分後。

千恵は読み終わる。


「江上先生。これ、マジなの?」


「えっ? 真面目に描いたんだけど……」


「そっ。これは私の完敗だわ。こんな漫画、私には描けないわ。こんなラブレター」


「えーそうですね。漫画に見せたラブレターですね♪」


藍美は顔が真っ赤になっていた。


「この漫画、貴方の好きな人に見せなさい」


千恵は藍美に愛美の原稿を渡す。


「でも……」


「何くよくよしてんのよ! いいから早く見せに行きなさい!」


藍美は立ち上がり喫茶店から出ていった。


「早川先生、優しいですね♪」


「べっ別にそんなんじゃないわ! 恋する乙女をほっとけないだけですわ!」


琴羽はニヤニヤしていた。


「何よ!?」


「別にーー」


藍美は急いで家に帰っていた。

その途中、猫に会ったりで散々な目にあったけど何とか家に着いた。

家に入り弘太の部屋の前に立ち止まる。

右手に原稿を握りしめていた。

弘太は企画書を作成していた。

藍美はドアを開ける。

弘太は気づいた。


「お帰り。藍美。意外と早かったな。勝負はどうだった?」


藍美は弘太に近づき弘太の前に座る。


「もちろん、勝ったよ………」


「やったじゃん!♪」


「それでお兄ちゃん。この原稿読んで欲しいの」


藍美は恥ずかしながら原稿を渡す。


「えっ? 別にいいけど」


弘太は受け取り読む。

数分後、読み終わる。


「………藍美………」


「私!! お兄ちゃんのことが!!」


藍美は伝えたいことをすべて言った。

弘太は何も言わず黙って最後まで聞いた。

果たして藍美が何を伝えたのだろう?

最後まで読んでくださりありがとうございます!(*^^*)

また次回を楽しみにしてください!(*^^*)

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