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お兄ちゃんは私のものなんだから!!  作者: 中崎伊月
藍美編
4/12

第四話 藍美と弘太の夢

個人的に藍美を気に入ってます!

自分で作ったキャラなのに

ちなみに魔装学園の中島リリカも気に入ってます!

俺のお気に入り四天王の二人やね♪(*^^*)

良かったら最後まで読んでくださいね♪

弘太は思い出していた。

漫画編集部。

応接室。

千恵が帰った時の琴羽と弘太。


「琴羽。一体どういうことだ?」


「……この勝負で藍美があの部屋から出てくれるきっかけを作りたかったんです」


「そうか。お前も藍美のことを考えてくれていたんだな。ありがとう。だけどあいつはこの勝負を受けないと思うぞ」


「それは分かっています。そこでお兄さんが説得してください!」


琴羽に頼まれた。

だが無理だった。

少し兄妹の間に溝ができてしまった。

弘太の予想通り藍美は勝負を受けなかった。

あれから一週間がたった。

一週間、弘太と藍美は話していなかった。

顔を見ることすらしなかった。

弘太は悩む。

弘太の部屋。

弘太はパソコン向かって文字をうっていた。

そうラノベの企画書であり原稿だ。

すると弘太の部屋のドアがそっと開いた。

弘太は気付いていない。

ドアの後ろには藍美がいた。

こそっと藍美は弘太を覗く。


「あぁぁー!! 駄目だ!! くそ!」


そう言いながら弘太は企画書を作成している。


(………お兄ちゃん……。諦めていないんだ……)


そう思う藍美だった。

藍美は自分の部屋に戻った。

藍美は恐れていた。

勝負に負けることを。

実は弘太と藍美は前にも勝負をしたことがある。

弘太がまだプロのラノベ作家で藍美は弘太のイラストレーターやっていた時のことだ。

その勝負に完敗したのだった。

そのショックで弘太はラノベ作家を辞め、藍美は漫画家になった。

だからこそ、藍美は今回の勝負から逃げた。

繰り返したくなかったのだ。

だけど、藍美は弘太の頑張る姿を見て心が揺らいだ。

数日後。

弘太が部屋から出ようとドアを開けた。

そしたら藍美がいた。


「……藍美……」


「あのね、お兄ちゃん」


「あのさ、藍美」


恥ずかしがる二人。


「話があるんだ!」


「話があるの!」


同時に二人は言った。


「何だよー?」


「お兄ちゃんこそ、何?」


「いや、そのー。藍美から先に言えよ」


「えっ!? えっとー。そのー。私、勝負受ける」


「……そっか」


「私!! 負けない! だってお兄ちゃんは私のものだから! 誰にも取られたくないもん!!」


「藍美、頑張れよ!♪」


弘太は藍美の頭を撫でる。


「頭を撫でないでよー」


そう言いながら藍美は少し喜んでいた。


「っで、お兄ちゃんの話って」


「色々と考えたんだ。俺、再びプロのラノベ作家をやろうと思うんだ! だから藍美! もう一度俺のイラストレーターやってくれないか?」


「………うん!」


藍美は少し歩き弘太の方に向く。


「私はお兄ちゃんのイラストレーター江上ちか! 私と一緒に夢を叶えよう! お兄ちゃん!!」


「おうーよ!」


弘太は気付いていなかった。

藍美があの部屋から出ていたことに。

少しづつ歩き始めていることに……。

最後まで読んでくださりありがとうございます!

また次回を楽しみにしてください!(*^^*)

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