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お兄ちゃんは私のものなんだから!!  作者: 中崎伊月
藍美編
1/12

第一話 藍美と弘太

おはこんばんにわ。

中崎伊月です。

魔装学園を連載中ですがあるアニメを見てたら思いついたので書きました。

なので2つの作品を頑張って書きますので良かったら読んでくださいね♪(*^^*)

東京。

池袋駅から徒歩30分の場所にあるとある一軒家。

そこに兄妹が住んでいた。

ある日の朝。

黒髪の兄の石狩弘太が朝食の準備していた。


「よし!♪ 出来た!」


弘太は机に朝食の皿を並べる。

そしてリビングから出て2階へ続く階段を上り左の扉の前に立つ。

ノックする。


「藍美! 起きてるか?」


返事はない。

弘太はため息を吐いて扉を開け妹の部屋に入る。

ベットの布団を全身かぶって寝てる薄い水色髪の妹の藍美に近づく。


「藍美、起きろ!」


弘太は寝てる藍美を揺する。

しかし起きない。

部屋の周りを見るとゲームや漫画等で散らかっていた。

ベットの下にはアニメのBDやDVDがある。


(はぁー……。今日も行かないのかー……)


そう思う弘太であった。

弘太は藍美の部屋から出て朝食を食べて制服に着替えて鞄を持ち、玄関の扉を開ける。

外に出て妹の部屋を見上げそしてそのまま学校にいくのであった。

桜坂中高等学校。

そこが石狩兄妹が通う学校だ。

だが妹の藍美は部屋からいや家から出ないひっきーであるため学校にすら通ってない。

そのことは兄である弘太は心配している。

高等部2-3

弘太の教室である。

席に座る弘太。

一人の女子が弘太に近づいてきた。


「おはよう!♪ 石狩くん」


「おはよう。田山」


田山こいし。

弘太のクラスメイトでアニメイトの娘である。


「昨日、石狩くんの妹さん。また家に来てたよ?」


「またかよ」


「サングラスかけてさ。バレてないって思っているけど思いっきりバレているからねー。だってさ、左目に傷あるし」


こいしは少し笑う。

弘太は呆れていた。

弘太の妹藍美には左目に傷がある。

それは藍美が小学生の頃猫にひっかかれた傷だ。

それ以来猫恐怖症になったらしい。

昼休み。

弘太が食堂に行くと一人の青みかかった銀髪のあほ毛のある女子が近づいてきた。


「あれー? 藍美のお兄さんじゃないですかー?」


「おっ。琴羽じゃん」


美野宮琴羽。

藍美のクラスメイト。

この学校は中高一貫校であるためこのように中学生と高校生が会うことはよくある。

弘太と琴羽は席に座る。

弘太の昼飯はカツ丼だけ琴羽はしょうが焼き定食のごはん大盛りにラーメンと餃子があった。

そう琴羽はものすごい大食いなのだ。


「ほんとに凄いよな。琴羽は」


「そうですか? 今日のは全然少ないですよー」


弘太は引いていた。


「あっそうです! 今日、お兄さんの家行ってもいいですかー?」


「いいけど? 特に用事もないし」


「今日こそは明日藍美を家から出て学校に行ってもらうように説得するのです!」


やる気万の琴羽であった。

そして二人は昼飯を食べ終わる。


「ではお兄さん、また放課後に。さてさて原稿を取りに行く準備をしなくてはー」


と言い琴羽は去った。

弘太は教室に戻るのであった。

そして放課後。

弘太と琴羽は石狩家に到着するのであった。

中に入る二人。


「ただいまー」


「お邪魔しまーす!」


琴羽はリビングのソファーに座る。

弘太は藍美の部屋に向かう。

ドアをノックする。


「藍美ー。琴羽ちゃんが来たぞ」


返事はない。

弘太はリビングに戻る。

琴羽がお菓子を食べていた。


「って勝手に食うな!」


「いいんじゃないですかー。で、どうでした?」


「駄目だ。返事はなし」


「そうですかー。なら仕方ないですね」


琴羽は立ち上がる。

そして走り出し藍美の部屋のドアの前に立つ。

取手を握る。

回すが鍵がしまっているため開かない。

無理矢理琴羽は開けようとした。

だが開かない。


「くっ……。頑丈なドアですな。さすが藍美ですね。今日はこのぐらいにしますがまた明日来ます! 私は諦めませんから!」


琴羽はリビングに戻る。


「琴羽、とりあえず渡しておくわ」


弘太は机にあった紙を数枚琴羽に渡す。

琴羽は確認すると封筒の中に入れて鞄の中に入れた。


「はい! 確かに原稿お預かりします!」


こうして琴羽は帰っていった。

先程の紙は漫画の原稿用紙だ。

そう、藍美は漫画家なのだ。

しかも今超人気の真っ只中なのだ。

弘太が夕飯の準備をしているとリビングのドアが開く。

そこにいたのは藍美だった。


「………お兄ちゃん。この家に誰も入れないで………」


「はい?」


「この家に誰も入れないでよね!! お兄ちゃんは私のものなんだから!!」


そう言ってリビングのドアを強く閉めて自分の部屋に戻っていった。


(困った妹だな)


そう思う弘太であった。

弘太は知っている。

藍美は極度のブラコンだということを。

読んでくださりありがとうございます!(*^^*)

また次回を楽しみにしてください!(*^^*)

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