表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の神  作者: マジノ
7/85

風の力となる者(前)

詩織「後、この異世界についてのもっとも重要な事を覚えていてほしいの。」


「もっとも重要なこと?」


詩織「うん。この異世界と元の世界の相違点・・・。能力を身につけてる・・・。後・・・。」


その時だった。

俺の部屋から少し離れた所か?

一瞬真っ赤に部屋いっぱいに色が染まり、同時に大きな爆発音が聞こえた。


「な、なんだ!ガス爆発?!」


詩織「この感じ!来たわね。」

貴樹「そうだね。」

詩織「とにかく、現場へ向かいましょう。神崎君、あっちに行って話すわ。着いて来て!」


「え?え?えーー!」


俺は有無を言わされず、詩織ちゃんに手を引っ張られていった。


部屋を出て、街の中にある商店街まで向かった。

俺は驚いた。

商店街にある店は燃え、ずっと店の中、家の中にいたのだろう。

人がたくさん出てきて、逃げていた。

俺は、そんな事よりも驚いたし、怖くて他の人達と逃げたくなった。

なんと、目の前に大きな化け物が立っているじゃないか。

夢なのかと本気で感じてしまった。


詩音「神崎君、もう一つは、この怪物よ。私達は(ゴーレム)と呼んでるわ。」


「な、なんなん?!あの、怪物?!」


詩織「ごめんね。私達にも分からないの。でも、能力が使える私達が倒さなきゃいけない存在っていうのはわかるの。見てて!」


そういうと、詩音ちゃんは俺の手を離し怪物の所へ走った。


詩音ちゃんが、ブツブツ言いながら走ってると、周りから水の玉がたくさん浮き出てきた。目をこすったが幻でもない。

そして、その水の玉は、鋭いトゲのような形状に変化して、怪物に目には見えない速さで飛んでいった。


(ズド・・・)


目を一瞬瞬いた時、すでに怪物の体中に水のトゲが刺さっていた。

怪物は苦しみながら、サァーっと消えていった。


貴樹「あ~、出番なしかぁ。残念。」


貴樹は残念そうだ。

詩織ちゃんは余裕みたいな雰囲気だ。


詩織「これが、怪物ゴーレムよ。それと、能力。この二つは重要なの。」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ