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緋色のアクロイド

作者: あまなす

まだ寒くって

なんにもする気になれない

精神的冬眠だ

あえて難しい言葉に

してみる

正当化?

なんのことはない

気持ちが向かないってだけ

けどね

あえて

あえてね


そろそろ来月のあたまにつくウソでも

考えはじめよっかなあ

あれやこれや考えて

けれど

そのウソを

口から外には

出さないんだろう

仮にそのウソが

言葉というカタチになったとして

けれど誰もそれがウソだと

わからない

だってわたしの言葉は

ウソばかりだから

せっかく考えたとびきりのウソも

凡庸なウソたちにまぎれてしまう

ウソを隠すんならウソのなかに

そういうこと


黒い猫ならシャーロック

白いねこならアガサ

まだ見ぬ友人の名前について

考えてみる


青いパーカー

七、八年前に買った

青いパーカー

これを着て

あの人と一緒に

どっかにおでかけ

なんて思って買った

青いパーカー

まだ一度も着ていない


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