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辞めたバイトを思い出し。 〜動け!〜  作者: 君月 満


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6/15

すぐそこにある危機…とは。

なし

 二度手間再配達も素早く完了し、一安心。想像より早くにリカバリーが完了した事もあり、ひと時の安堵感に包まれる僕たち。「君月さん…すみませんでした…」センタさんが改めて僕に謝罪する。「そんな、大丈夫ですから、気にしないで下さいよー」と、素直に気使う。でも、「リカバリー…何とかなるもんなんですね」と僕。「この度は割と早めに修正出来ましたね…場合によっては本当、配達先の間違いが特定出来ない事もありますんで…」とセンタさん。「ま、結果オーライッてヤツですね?」「フフフ」「ハハハ」と僕たちは笑い合う。そんな束の間のほっこり感があった。そして車は快適に走る。

 時期は真冬…路面は所々に凍結している。もちろん積雪も路面に目立つ。実は、北国で生活する人達であれば容易に理解が出来るかと思われるが…何て言うのか…冬道を快適に走ってはイケナイ。駄目。なのである。音速で矢の如き走るなんてのは当然、駄目!!絶対!!!なのである。細心の注意…。そう、冬道を舐めたらイカン…。天童よしみじゃないが…冬道を「舐めたらア!カ!ン!」のである。もし、舐めてしまったら…それは、それ相当の制裁を自然から頂く事になる……。「ブラックアイスバーン」…皆さんはご存知だろうか。差し迫る危機…とは、僕たちのすぐ近くに…そう…それは既に足元にあったのだ!

 「ズリッ…ズリズリズリ…」「ギー…ズズズ…ギー」軋む車体…そしてタイヤの滑り音…。「……!!!!!!」僕はあの戦慄を鮮明に覚えている。「センタさんッ!ヤバいすよッ!」「ハンドルをきって!」「アクセル緩めて!」…これは全て僕の内心にある、いわば内言語である。その時…その瞬間は突然訪れる。路面に対して車体が斜めになる。そしてそれは、足掻けば足掻く程、斜めになり、ドツボにハマる。予告なんてのは当然なし。……無言。そう…その時のリアル…それは「一点凝視」「顔面蒼白」「無言」そして「硬直が伴う無動」であった。……続く

money…

金なんて

金なんか

でも…

だからこそ金

で、あっても金

だから…金

金…金…金…か。

金…なんかな…

寂しいね

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