二部 俺たち、入れ替わってる!?・・・のではなくて、・・え?どういうこと!?
⋯白い⋯⋯天井??俺、今まで寝ていたのか⋯⋯?え⋯ここどこ??⋯⋯病院か?
「⋯⋯!!⋯!⋯⋯めたわ!よかった!!!」 (え、やだまって、どういうこと⁉え?え?)
なんか声がふたつ聞こえる、、、ふたりいる、、??、、、、となりと上、、、???
ん!?⋯⋯⋯⋯上⁉⁉⁉
ばっ、と上を見上げると、そこには怖い顔した白神百合(らしき人物)がぷかぷか浮いていた。
・・・・え?な、な、な、なんで白神百合(多分)??てか、浮いてんの⁉⁉⁉⁉
「ゆり、百合、百合、、、、ほんとに目覚めてよかった・・・。」
涙を流しながらよかったよかったと言っている、おばさん、、、え?この人誰??
え?てか俺のこと百合って⋯⋯?え?え?え?どういうこと???
⋯⋯股間に手を伸ばしてみる、、、ア、アレがない!?え、え、え、俺の息子どこいったんだよ!?ばっ‼と、飛び起きて気づく。上半身になにか重りのようなものがついてる、、、??お、重い、、
さわってみると柔らかい、、、?え!?もしかしておっぱい!?
「どうしたの~百合??お母さん、ちょっと先生呼んでくるからね、」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
俺は首を縦にふると、お母さん(自称)は、バタバタと部屋から出て行った。
まだ状況がつかめない、、、いったい何があった?てか、おれの息子はどこいった?!
(ねえ⋯⋯ねえ⋯⋯ね”え”‼‼もしかして私の声、聞こえないの!?あ”~~~~~うざ。)
ぐすんぐすん⋯⋯ぷかぷか浮いてる白神さん(らしき人物)が泣いてる、、さっきから声は聞こえていたんだけど、返事をしていいものなのか、聞こえないフリをしていた。
「えっ、、、となに?⋯⋯俺まだ目覚めたばっかで状況がつかめないんだけど、、、。」
(うわっしゃべった!!⋯⋯っ!てか!!あんた、誰なのよ!?私の体、かえしてよっ‼)
俺の事すっっっっごい形相でにらんでる、、、コッワ・・
え?てか、いまこの子、私の体かえしてよって、⋯⋯もしかして⋯⋯!!!!
俺はベッドから起き上がって、あたりを見回した。アレ、、ない!!個室から出て廊下を走った。
トイレ、、トイレはどこだ?
トイレを見つけ、男子のほうに入ろうとすると、
(ちょっと!あんたはこっちだから!!!男子トイレなんかに入んないでよ!!)
上からそう、声が聞こえた。おとなしく、女子トイレのほうにはいった。
⋯⋯やはり、、、そうだったか、、。女子トイレの鏡をみて確信した。
おれは、白神百合になっていた。
(あ~鏡さがしてたのね、びっくりするから、言ってよ。)
俺はおそるおそる、ぷかぷか浮いている白神さんを見た。目が合うと、白神さんはこう言った。
(これで、よ~やくわかった?あんた、私の体の中に入っちゃてンの。で、あんた誰?私は白神百合。)
「⋯⋯、おっ俺は、四ツ谷翔、、。」
(え!?四ツ谷くん!?なんで!?)
「おっ俺もなんでか、 わかんない、、てかさ」
俺はとまどっている。俺の魂が白神さんの体の中に入ってることは、もちろん、それよりも、、、
白神さんのキャラが今までと全然違うことに!!!
いや、だってあんなに清楚でいい子が、こんな言葉遣いするなんて!!!とても信じられない⋯⋯、
(何よ?)
フンと鼻を鳴らす白神百合、⋯⋯やっぱり信じられない、
「君、そんなキャラだっけ⋯⋯?」
(ああ、そのことね、今までのキャラは作ってたの。こっちが素。びっくりした?四ツ谷くん???)
(くすくすくす)
って!笑ってんじゃねーーーーーーーよ!騙された〜!!!!!くそくそくそくそくそクソ!!!!!
女の子に夢見ていた俺が悪いのか!?
これからどうなっていくのでしょうか?
⋯⋯神様!!!せめて、白神百合の本性を訂正してください!