一人と言う名の自由はどこへ?
こんにちは!私は竃の女神ヘスティア。みんなからはティアと呼ばれてるよ。今は有給を使って日本で高校生活を満喫してるの。今までは色んな女神達と過ごしていたから一人ではなかったけど、これからは一人暮らしで自由を満喫できるの!
「今日の晩御飯はシチューだっけ?ルーを入れるだけなんて、便利な時代になったよ。」
ガチャ。
アレ?靴がある?私、こんな靴持ってたかな?でも、こんなにたくさんは無かったような?
『おかえり、ティア。』
「な………、なんでみんな居るのよ!?」
「ティア、お腹が空きました。晩御飯はまだですか?」
「アテネちゃん、さっきからずっとそう言ってるよね。」
何でだろう?私の質問に誰も答えてくれないのは………。私、女神なのに存在感ない?何でかな?涙が………。
「おいおい、お前らティアを無視するなよ。」
「アル、ありが……」
「そんな事言ってると飯を作ってくれなくなるだろ。」
前言撤回。アルもアテネと同じだったよ。
「それより、私に作って貰わなくても作れるよね?なんで作らないの?」
「いえ、作れませんよ?」
「俺は作れるけど上手くはねーからな。」
「私は美しい私の手がケガしては困りますから。」
「私はティアちゃんの料理が食べたいから!」
何その理由?そんな事のために私の自由な時間が無くなったの?怒ってもいいかな!?
「ティア、お腹が空きました。晩御飯はまだですか?」
「もう、わかったよ。シチューだけどいい?」
「晩御飯はカレーがいいです。」
「………シチューだけどいい?」
「カレーがいいです。」
なんだろ、とてもアテネを殴りたいと思ったのは。
「………わかったよ。カレーにすればいいんでしょう!!ディー、作るの手伝ってくれる?」
「ごめんなさい。私、鏡にうつる私を見るのに忙しいので。」
「じゃあアル、手伝って。」
「すまねー。材料の肉を狩ってくることぐらいしか………、」
「もう!わかったよ!一人で作ればいいんでしょう!!」
『よろしく(お願いします)!!』




