異世界編「異世界全体風俗店化アプリ」最終回
※お知らせ:
現在、本編の方、長考中です。
その間、フミエさん以外のお母さんが書いた異世界ラノベをお楽しみください。
「異世界全体風俗店化アプリ」最終回
作・デッドリー牧場
ついに始まった大魔王との最終決戦。
だが、大魔王はあまりにも強く、俺はダメージを与えるどころか、指一本触れることができないのだった。
俺「クッ……。これでは、とても勝てない!」
大魔王は男。
風俗店化アプリの効力は通用しない。
頼みの綱は、女神さまからもらった『だれでも女体化シール』だ。これを貼れば大魔王をアプリの力で風俗嬢にできる。
だが、俺と大魔王では力の差がありすぎて、シールを貼るなど、とても不可能だった。
俺は、このまま死んでしまうのか……。
俺「い……いや、あるぞ! 大魔王を倒す手段が……!」
世界をまるごと風俗店化するという、このアプリの力を使えば!
あとは、この大魔王が『あの台詞』を言ってくれれば……。
大魔王「フフフ、勇者よ、貴様の負けだ。……最後に、もう一度だけ訊いてやろう。勇者よ、予の部下となれ!」
よしっ!
俺「ふ……ふふふふ……」
大魔王「む? なにがおかしい?」
俺「ああ、実はな……さっき、密かに『だれでも女体化シール』を貼っていたんだ!」
だが、貼った相手はお前じゃない。
この俺自身だ!!!
俺はシールとアプリの力で、自ら風俗嬢となったのだ!
大魔王「……? どういうことだ?」
俺「こういうことさ!」
次の瞬間、空間が歪んだ。
そして、空間が裂け、大魔王はその裂け目へと吸い込まれていく……。
この異世界から、はじき出されていくのだ。
俺が来たときとは逆に。世界の外へと。
大魔王「こ……これは、いったい!?」
俺「決まっている! この手の風俗店ではな……『女の子の引き抜き』は厳禁なんだよ!」
大魔王は抵抗していたが、気がつけば黒服サングラスの男たちに腕を掴まれ、そのまま世界の外へと引きずり出されていく。
彼らは、この異世界の『こわいお兄さんたち』だ。
大魔王「うわあああああああ……」
やがて空間の裂け目は閉じ、大魔王は消え去った。
この異世界を『出禁(出入り禁止)』になったのだ。
こうして、この異世界は救われた。
姫「ありがとう、勇者さま……。あなたは私たちの恩人です。大好き!」
戦いが終わるとアプリの力は失われていたが、しかし、なにも問題はなかった。
俺は世界を救った英雄としてモテモテになっていたのだ。
俺のモテモテ異世界生活はまだまだ続く……。
おしまい
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