第一話 仲間――The beginning Bパート
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一応三話まではピクシブ様に投稿してます
―――ブリーフィングルーム―――
ブリーフィングルームでは中隊の面々と新しく配属された3人がいた
「さて、まずは自己紹介と、あとハードの戦闘で得意なことを聞いておこうか」
と、そこでカトルは言葉を切り、新しく配属された3人を見る
「ジルグ・ファインベル少尉です
得意なことは...射撃戦ですかね
これからよろしくお願いします」
まず口を開いたのはジルグという赤髪の青年だった
それに続き黒髪のどこか暗い印象を受ける青年が口を開いた
「エリアス・マットフィート...接近戦が得意です」
エリアスはそれだけ言うと黙ってしまう
「リ、リーナ・アーテストです
得意なのは...えっと、えっと.....」
リーナという少女は言葉が出てこないのか、そこで口を閉じてしまう
それを見たジルグはフォローを入れる
「リーナは狙撃が得意なんです
俺...あ、いや、自分はリーナが目標を外したのを見たことがありません」
「アーテスト?」
そこでレイリーが口を開いた
「アーテストということはゼファー・アーテスト中将の?」
「あ、はい、ゼファー・アーテストは私の父です」
「やはりそうでしたか」
「まあ、何者であろうと関係ない
戦場では何の意味もないからな」
「さて、次は私たちだな
この第42独立中隊の隊長のカトル・ラファーム大尉だ
よろしく頼む」
まず最初に隊長であるカトルが自己紹介をしレイリーがそれに続いく
「次は僕ですね
B小隊の隊長をしている
レイリー・アルレウスです
よろしくお願いしますね」
「クルル・ベルだよ~
3人ともなかよくしようね」
「リーゼロッテ・アーメルテよ!
少尉だけど先任なんだからちゃんと敬いなさいよね!!」
「「「あ、はい」」」
リーゼの大声と勢いに返事をする3人
ちなみにエリアスは非常にいやそうな顔をしている
「リベルト・ヘルベルツだ
これからよろしく頼む」
「ああ、ひとつ言っておくと彼は中隊最年長だ
何かあったときは頼るのもいいだろう」
リベルトの自己紹介に対してカトルが補足を入れる
「役に立てるか分からんが
頼ってもらっても構わない」
リベルトに続いて亜麻色の髪をした
青年が口を開く
「レイナス・ファーテッドです
とりあえずは僕が君たちの面倒を見ることになったらしいから
よろしく」
「ライ・リーテル...」
続いてライが口を開くが名前を言っただけで黙ってしまう
「それだけ?もう、ごめんなさいね
ライはちょっと暗くて...
私はベール・バーティスよ困ったことがあったら何でも相談してね」
「私が最後ですね
ユウカ・リデ少尉ですこれからよろしくお願いします」
「さて全員の自己紹介が終わったところで新任のお前たちに私からひとつ言っておくことがある」
「お前たちが行くところは最前線だ
分かっているだろうが戦場はシミュレーターとは違う
戦場ではだれがいつ死ぬか分からない
だが、たとえ誰だろうと死んでいいと思っている者はいない
だから生きろ、たとえ死んだとしても絶対に無駄死にだけはするな
これは命令だ」」
「「「了解!!」」」
この瞬間から彼らの戦いは始まった
それが何を意味するか2人はまだ知らなかった