第4話:再会の喜び 会えた事に感謝…
さて、なんとか1日が終了しました。
これからどうしたものか…。
これからも頑張って書くのでよろしくです♪
それじゃ第4話どうぞ
俺となっちゃんは家に向かって歩いていた。
「そういや、なんで戻ってきたの?」
「なに?戻ってきてほしくなかったみたいな言い方ね?(ニヤニヤ」
「いや、えっと、そういうわけじゃ…。」
「えへへッ、わかってる♪…私が戻ってきたのはまたお父さんがこっちで働く事になったからなんだ…。」
「へぇ、そうなんだ?」
「うんッ!またよろしくね♪凛くん!」
「あぁ、こっちこそよろしく♪」
俺達は互いに握手をした…。
「あッ!まだそれ着けててくれたんだね!!」
「あぁ。まぁ、俺にとっては凄く大切な物だからね♪そういうなっちゃんも着けてるみたいじゃん♪」
「そりゃ、私の一番大事な物だもん♪」
「ははははっ♪」
「えへへへっ♪」
俺達は懐かしさと嬉しさから互いに笑い合った。
「あっ、そういえば…。」
「ん?どうしたの?なっちゃん」
「えっと、さ…そのなっちゃんは止めない、かな?」
「なんで?…」
「いや、嬉しいんだけど…久しぶりに聞くと凄く恥ずかしいんだよね…。」
「あぁ、わかった。それじゃあ、名前で呼べばいい?」
「うん♪出来ればそうして?」
「わかったよ…、夏芽…。」
「う、うん♪ありがとう凛くん♪」
−Natume Hiiragi−
久しぶりにあった凛くん。彼は凄くカッコよくなっていてびっくりした。
「わかったよ…、夏芽…。」
【ドキンッ】
胸が凄く高鳴る…。凛くんに名前を呼ばれただけで…こんなにときめくなんて…。
「う、うん♪ありがとう凛くん♪」
「どういたしまして♪」
【ドキンッ】
…また…。そんな笑顔で微笑むから…また、胸が高鳴って…苦しくなる…。
不思議な感じ…。今まで感じた事なかった…。凛くんだから感じるの?この苦しいはずなのに全然苦じゃない不思議な感覚…。
これってもしかして…。
−Rinya Yazima−
夏芽は、急に様子がおかしくなった…。
「どうした?大丈夫か?」
俺は急にそわそわしだした夏芽に聞いてみた。
「えッ!?あ、うん、だ、大丈夫だよ!?全然ッ!」
「ホントかよ…。」
「ほ、ホントだよ♪大丈夫ッ!」
「ならいいんだけど…キツかった言えよ?」
「心配してくれてありがと♪でも、ホント大丈夫だから…。」
「わかったよ……と、そろそろ俺ん家だ…。」
目の前に俺のマイホームがどんどん近づいてきていた…。
これで、夏芽と一緒に帰るのも終わりか……いや、これから同じクラスなんだしまたこれが最後ではないか…。
でも、寂しい感じがするな…。
「へぇ〜、まだあの頃と家は変わってないんだね?」
「そりゃ、そう簡単に家が変わっても困るだろ…。夏芽の家も前と同じなのか?」
「うん♪だからここからも近いしけっこう遊びに来るかもよ?」
柊家は俺の家から3分ぐらいのけっこうな近所だ…。そのため、小さい頃のほとんどを俺は夏芽と未来と過ごしていた…。
麻美と遊び始めたのも夏芽が引越してしまってからだった…。
「夏芽なら大歓迎だって…。それとも今から寄ってくか?昼飯ぐらいなら作ってやれるぞ?」
「うわぁ〜ん、凛くんが軟派な性格になった〜。」
「ちょっ、待てや…。別にそんなつもりじゃ…」
「なかったの?ホントに?」
「…いや、ちょっとあったのかも…」
「ほらぁっ!やっぱりあるんじゃん!!」
「いや、もう少し一緒に居たいなって思っただけだからッ!下心はないからッ!」
「えッ?ホントッ?」
「あぁ、ホントだって。下心は全然無いよ。」
「ううん、そっちじゃなくて、もっと一緒に居たいって…。」
「あ、あぁ、うん、それはホントだよ…。せっかく10年ぶりに会ったんだしね。」
「それだけ?」
?やけに食いつくな?
「あぁ、そうだけど?」
「そうなんだ………今日は止めとくよ、引越しの片付けも終わってないし…。」
「それじゃあ、手伝おうか?」
「いいよ、もぅほとんどないし♪」
「そう?ならいいけど…。」
「うん、ありがと♪それじゃ、また明日ね♪バイバイッ!」
「あぁ、バイバイ。」
俺は彼女が見えなくなるまで彼女の背中を見つめていた…。
しかし、どうしたんだ夏芽は?下心あたりからなんだかちょっと暗かったけど…。
でも、もっと一緒に居たかったのはホントかな。凄く可愛くなってたしなんか、普通の仕草が可愛いって思うんだよね。
まぁ、これからもチャンスはあるか…。
そんな事を思いながら、俺は家の中に入る事にした…。
「ただいま〜♪」
夕方近く、未来が買い物袋を持って帰って来た。
「おかえり〜……なんだ、買い物してきたなら言ってくれれば手伝ったのに…。」
「大丈夫だよ、凛兄ぃ。友達と遊んだ帰りについでに寄っただけだから♪」
「その友達は男なのかッ!?」
「ん?違うよ、凛兄ぃ。中学からの女友達♪」
「そうか…ならいいんだ…。」
「まったく…シスコンなんだから…。凛兄ぃみたいな人じゃなきゃ私は彼氏にしないよ♪」
「ふふっ、お前も充分ブラコンみたいだな♪」
「凛兄ぃのせいだよ?」
「あ?…なんでだよ?」
「え…もしかして自分で気付いてないの?」
「は?だから何が?」
「はぁ〜、なんでもないです…。」
なんなんだ?いったい…。わけが分かんねぇよまったく。
「そろそろ夕飯準備するから、お風呂でも入って来たら?」
「ん、わかった。風呂出たら手伝うゎ。」
「うん、ありがと♪」
俺は風呂場へと向かった…。
「まったく…自分のカッコよさに気付かないって…変に鈍感なんだから…。彼氏を作ろうとしても凛兄ぃと比べちゃって…そのせいで彼氏が出来ないのも、きっとわかってないよね……。しかも私なんて、麻美さんよりも長い時間凛兄ぃと時間を共有してるんだから……かなり辛いよ……。」
未来のその呟きは誰も居ないキッチンに吸い込まれていった。
これからも毎日頑張ります!!