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第37話: 平 穏  親友…

すみませんm(__)m

更新が滞りました。

反省はしています…。

まぁ、生暖かい目で見守ってください。

 

 今日と言う日をこれまで忌々しいと思った事はない。

 

 

 それもこれも、全てはあの生徒会長、神零(じんれい) 健吾(けんご)のせいに他ならない。

 

「しっかし、急に呼び出しだもんな〜、しかもオカ研♪」

 

 直樹が、なんとも呑気に手を頭の後ろで組みながらなんとも面白そうに言った。

 

 

 今は、オカ研の部室までの廊下を和磨と直樹と俺の三人で歩いている最中だ。

 

 因みに、分かると思うが、オカ研とはオカルト研究部の略だ。

 

 

「でも、なんで俺達なんだろうな?」

 

 俺は、隣で一緒に歩いている和磨に訊いてみた。

 

「…さあな、俺にも分からん……が、俺達の共通点は同じクラス、四騎士とか言う称号?、後、部活に入っていない……ぐらいだろ…」

 

 どうやら、和磨もわからなかったらしく、アゴに手を当てながら、思案顔で答えた。

 

「あれ? 彼女いないも共通点じゃね?」

 

 直樹が下らない事を宣ったせいで、和磨が気まずそうにそっぽを向いた。

 

 

 

 中間テストの初日の放課後、和磨と美香が瑠衣や百合、夏芽に一年トリオ等、仲が良い連中を集めて報告してくれた。

 

「…一昨日から、俺達付き合う事になった」 

 俺と麻美は、前日に和磨達に訊いていたから、驚きはなかった。しかも、女性陣も驚きは無く、安堵や喜びの声を美香にかけていた。

 

「はぁ!? 和磨が俺達の毒神同盟(独身同盟)を裏切っただと!?」


「はぁ〜…」

 

 またこいつは訳の分からん事を。

 

「んな、同盟に入ってた記憶は俺には無いんだが……和磨は?」

 

 俺は和磨に向かって訊いてみた。

 

「…入っている訳がないだろう…」

 

「だよね…」

 

 和磨も入っていないようで安心した。

 

「くそーーッ! 俺にもラブラブコメコメの夢があるのにーーッ!」

 

「だまりなさい!」

 

 ボコッ

 

 直樹がわーわーと叫び始めると、麻美が本当に煩そうに殴ってから、また女性陣の元に戻って行った。

 

 

 よく見ると皆、直樹の事をかなり冷たい目で見ていた。

 

 俺は、何も言わずに直樹の肩に手を置いてやった。

 

「ぐす……お前の同情なんて要らないやい……うえ〜ん…」

 

 

 

「と、言う事があってまだ根にもってると」

 

「凛矢は仲間だよな!? な!」

 

 直樹は俺に詰め寄るように顔を近づけながら叫ぶように言ってきた。

 

「まぁ、今はな…」

 

「…お、おい、凛矢……お前まで…」

 

 俺が直樹の言葉に同意してやるなんて思ってなかったのか、和磨が何時ものクールさを無くして、明らかに動揺した顔になった。

 


「だってよー……俺だって悔しいんだよ」

 

「…い、いや、その気持ちも分かるが…」

 

 俺が拗ねるように言うと、和磨はまだ動揺した顔でしどろもどろに喋った。

 

 

 さて、そろそろ虐めるのは止めてあげるかな。

 

 

 俺達三人は笑い合いながら、楽しく廊下を歩いていた。

 

 

 こういうのって、けっこう良いな、青春って感じがして…。

 

 

 俺は嬉しさで緩む顔を少し隠しながら、他愛ない話しをしていた。

 

 

 

「さ〜て、着いたっと」

 

 今、俺達の目の前には『オカルト研究部』と書かれたドアがある。

 

「なんてゆーか、開けるのに戸惑うな…」

 

 流石に、バカの直樹でも気が引けるらしい。

 

 何故なら、そのドアには『待っていたよ!! 三人共!!』と大きく書かれた紙が張ってあったからだ。

 

「「「はぁ〜…」」」

 

 俺達三人は、溜め息をハモらせた後、ゆっくりとドアを開いた。

 

 パンッ!パンッ!

 

「やぁやぁ、待っていたよ! 諸君!」

 

 俺達がドアを開くと、其処にはクラッカーを持った奴と副会長さんが居た。

 

 



今回も少し少なかったですね…。

まぁ、気にしません!

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