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第33話: 変 化  日常…

すみませんm(__)m

諸事情で更新が遅れてしまいました。

 

 

総ユニーク数2万ヒットありがとうございます!!

 

和磨「…ありがとう……。」

 

これからも頑張ります♪

 

−Mika Imai−

 

 今日はちゃんと伝えるんだ…。

 

 自分の気持ちを和磨に…。

 

「どうしたんだ? 二人共、黙って黙々と食べて…。」

 

 私達の様子に気付いたお父さんが私達に話掛けてきた。

 

「い、いや、な、なんにもな、ないよ? お父さん…。」

 

 ちょっとしどろもどろになっちゃったけど…

 

「そうかそうか、ならいいや♪ ハッハッハ!」

 

 うん、大丈夫でした♪

 

 和磨を見てみると、黙々と朝ごはんを食べていた。

 

 う〜ん、気まずいだけ…だよね…。

 

 

 

 その後は皆で談笑しつつ朝食を食べた。

 

「ねぇ、和磨。 これから勉強教えてくれない?」

 

「…ゴメン……。…今日は自分でやってくれ……。」

 

 そう言うと和磨は、二階にスタスタと上がって行ってしまった。

 

「どうかしたの? 朝はあんなに仲睦まじかったのに…。」

 

 私が立ち止まっていると、おばさんが声を掛けてきてくれた。

 

「いえ、なんでもないです…。」

 

「…そう……。でも、今日の和磨は様子が変だから、何かあったら相談しなさい♪ あれでけっこう思い込みが激しいから…。」

 

 そう言うとおばさんはニッコリと微笑んで言ってくれた。

 

「頑張って♪」

 

「え…。……はい! 頑張ります♪」

 

 正直、おばさんは知ってるのかもと思ったけど、おばさんのその目は子供を心配するお母さんのもので、私は心の不安が休まるのを感じた。

 

 

 

 

 

−Kazuma Hashimoto−

 

 俺は今、テスト勉強をしながら悔やんでいた。

 

 あの時、勢いに任せて言ってしまった言葉…。

 

『少し考えさせて…。』

 

 俺は一番大切な美香の気持ちを考えてなかった。

 

 だから、拒絶されたのかもしれない。

 

「…俺はどうすればいい……。…どうしたい……。…答えは結局、今日…か……。」

 

 俺は途方にくれた考えを頭を振って振り払った。

 

 後悔してもしょうがない…か。

 

「…はぁ〜…」

 

 俺は溜め息をはくと、目の前の問題集に集中した。

 

 

 

 

 

−Rinya Yazima−

 

 俺は今勉強中なんだ…。

 

 因みにバイトはテスト終了まで無し♪

 

 でも勉強ってのは辛いな…。

 

 嫌いと言うよりめんどくさいって事か…。

 

「凛兄ぃ、此処ってどうやるのかな?」

 

 そんな事を考えていると未来が話し掛けてきた。

 

「あぁ、見てやるy「俺が見てやるぞ、未来!」…」

 

 俺が返事をしてやろうとしたら親父が向かい側からバッと教科書を奪い取りながら叫んだ。

 

「おい、大丈夫なのか? 高校で習った問題なんて憶えてないだろ?」

 

 俺がそう言うと親父は教科書を見ながら言った。

 

「あぁ? 俺はお前と同じ歳の時に学年で17位だったんだ…。 出来るっての…。」

 

 ……はぁ?

 

 今さらっとすげえ事言ってなかったか?

 

 学年で17位?

 

 俺でも最高で36位だったのにか?

 


 なんか、すっげー負けた気分になるな。

 

 今回からマジで頑張るか…。

 

「…ほう、そういう事か…。 未来、此処はだな…………。」

 

 親父、ホントに教えてるし…。

 

 

 

 

 それから数時間が過ぎて昼になった。

 

「凛矢、お前好きな人いるか?」

 

「ぶふうぅぅぅッ!」

 

「汚いぞ、凛矢。」

 

 俺は親父の突拍子の無い言葉に思わず吹き出してしまった。

 

「な、何言ってんだ、急に!?」

 

「なんだ、いるのか?」

 

「え!? そうなの、凛兄ぃ!?」

「え? そうなの、凛矢?」

 

 親父の言葉に未来と母さんが食いついてしまった。

 

「いや、違うからな、未来!? 親父も変な事口走るな! それに母さんもノリで口を挟まない!」

 

 俺がそう怒ると親父が…

 

「え〜、嘘つけ〜いるくせに〜。」

 

「私は全然気にしてない…よ?」

 

「うえ〜ん、凛矢が虐めるよ〜、月矢〜。」

 

「お〜、よしよし。 テメ、凛矢! 人の奥さんを泣かせてんじゃねぇ!」

 

 バコッ

 

 音がした。

 

 勿論俺が親父を全力で殴った音だ…。

 

 まったく、親父は頭いいくせにバカだからな…。(さっきまで、頭もバカと思ってた)

 


 俺はふと隣を見た。

 

 右隣には未来、そして左隣には誰もいない、筈なんだ…。

 

 でも、左隣には椅子がある。 プーさんの描かれたクッションの付いた椅子。

 

 昔からあった気がする。

 

 父さんの席は斜め前…俺と誰もいない席の間に位置する。

 

 なんなんだこの感覚、もどかしい、気持ち悪くなる…。

 

 何かを忘れてる気がする。

 

さっきまで楽しく話していたのに、今では嘘のように気分が悪くて、寒気がする。

 

「…凛矢、大丈夫か?」

 

「凛矢、どうかしたの?」

 

「凛兄ぃ?」

 

 親父と母さんが俺を心配して声を掛けてくれた。

 

 未来はいつの間にか強く握られた右手に手を添えてくれていた。

 

 なんだろ、凄くやすらぐ…。

 

 気持ち悪さも寒気もなくなってくれた。

 

 その時は気のせいだと思った。

 

 また、ほんの少し、日常が変わった事を…。

 

 



来週ももしかしたら、更新が遅れるかもしれません、“もしかしたら”ですが…。

なるべく頑張りますので、応援よろしくお願いします。

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