第26話: 家 テストか…
なかなか更新が早くならずすみませんm(__)m
今回は一応ラストである美波 叶さんを紹介します♪
それでは第26話どうぞ
昔話をし終わると、叶は笑っていた。
「ふふふ♪ それが、『松浜の四騎士』中の三人の出会いなんですね?」
は?
今、訳のわからない単語が出てきたんだが…。
「…四騎士…?」
「あれ? 先輩は知らないんですか?」
はい、まったくもって知りませんが…。
「先輩に橋本先輩、姫宮先輩に生徒会長を含めた四人を、皆は四騎士って呼んでるんですよ?」
叶に説明してもらったが、どうしても納得がいかなかった…。
和磨と直樹、それにアイツはカッコいいから分かるが……なんで、俺も…?
それに……
「…なんで騎士?」
俺は一番納得いかない事を叶に訊いてみた。
だって、貴公子でも王子でも、美少年でもいいのに、何故に騎士?
「えっとですね、なんだか、そっちの方がカッコいいからって、皆は言ってました…。」
なんなんですか、その適当な理由…。
「先輩のクラスは凄く注目されてるんですよ? 四騎士中の三人がいるんですから。 でも、私は先輩一人で充分です♪」
うん、叶の笑顔が可愛すぎる♪
抱きしめてあげy…
「ジー…。」…やっぱ無理みたい…。
つか、奏さん、ジーは口で言っちゃ駄目なんですよ、知ってましたか?
俺と叶はその後も、ケーキを食べたりしながら、楽しい一時を過ごした…。
それから、数日が経った…。
テスト一週間前という事で、ほとんどの皆がテスト勉強に精をだし始めていた。
テスト勉強をしていないのは、諦めた奴か、もともと出来る奴、そして……
「なぁ、なんで皆勉強してるんだ?」
コイツみたいに、テストがある事自体、知らない奴ぐらいだ…。
「中間だからに決まってるだろうが…。」
「……中…間…?って、中間テストの事か?」
何をコイツはバカな事言ってんだ?
「それ以外に何があるんだ? 中間テストに決まってるだろ。」
「……んなあぁぁぁぁ!?」
バカは絶叫した。
【ガスッ】
「煩いから静かに死なさい…。」
バカはのたうち回った。
つか、麻美…『し』が『死』になってたぞ……。
「気にしないの。」
うわっ、なんか久しぶりに思考を読まれた気がする!
(まぁ、半分くらい作者のせいだがな…。あの、バカ作者…。)
〔なんか副声音が聞こえたんですが!?〕
作者よ…。世界には気にしては生けないものがあるんだ……。
〔生けない!? 何それ!? 生けないって事は死ぬって事じゃね!? おーい!?〕
さて、そろそろうざくなってきたからシ・カ・ト★
「なぁ、和磨? 勉強教えてくれね?」
俺は最強の友人に去年から恒例になっている『勉強教えてよ! イエース オフコース大作戦!! 大会』の開催を伝える。
「…了解だ……。…いつもどうり俺の家に集合な……。」
「…あの〜、えっと、私も其処に行って大丈夫かな?」
さっきまで麻美と話していた夏芽が話しに加わった。
「勿論だ♪ 百合も来るだろ?」
「うん♪ 一人でするより、楽しいから逆にはかどるし♪」
「よし♪ 後は未来に、叶に、瑠衣か…。 去年よりも賑やかになりそうだな♪」
「そうだな。 後、出来れば俺の妹を連れて行きたいんだがいいか?」
真面目モードに入った直樹が、急に喋り出した。
そういや、こいつにも妹がいたっけ…。
確か、未来と同い年か…。
「あぁ、そうしよう…。まぁ、奴は来ないだろうし…大丈夫だろう…。」
「…奴か……。…奴ならきっと副会長がどうにかしてくれるさ……。」
奴というのは生徒会長で、まぁ、危険人物だ…。 いい奴だし、運動や勉強も出来るんだが、頭のネジが五本近く飛んでるんだ。
直樹とは別の危ない奴って事だ…。
「…それじゃあ、放課後に皆で家まで行くか……。」
「だな♪ ハーレム、ハーレム♪」
どうやら、直樹が元に戻ってしまったようだ…。
いや、おかしくなったのか?…ま、いっか直樹の事だし…。
でも、こいつを連れて行くのは止めたくなってきた。
「俺は未来、叶、瑠衣に連絡いれとくな♪」
「…俺も美香に連絡しとく……。」
と、其処で先生が教室に入ってきて、その話しは一旦終了した。
時は経って放課後。
「よ〜し、それじゃ行こうぜ〜♪」
「だな。 テストはGW空けだし、けっこう勉強出来るんじゃないか?」
テストは来週で、その間にGWを挟んでいる。
「…さて、そろそろ行こう……。…一年生達も連れて行かないとな……。」
和磨の言葉と共に、俺達は和磨の家に向かった。
「……デ…ケェ…。」
俺は何度となく呟いてきたその言葉をまた呟いてしまった…。
「…お前はその言葉を毎回呟くな……。」
和磨も思ったらしく半端呆れながら、俺に言ってきた。
つか、デカイんだよ敷地が…。
「じゃあ、私は先に用意をしてくるね♪」
美香はもう一つの家に向かって行った。
「ねぇ、凛矢くん? これってどういう事なんでしょう?」
瑠衣が不思議そうな顔をしながら俺に訊いてきた。
「あぁ、えっとな…。 美香と和磨の両親が親友同士で、なんか互いに金出してかなりデカイ敷地を買ったんだと。 んで、家は別々に作ったらしい。 で、こうなったと…。」
「ホントに大きいですぅ…。」
俺が話し終わると叶のしみじみとした感想が聞こえた。
「…何を驚いている……。…早く行こう、これだけの人数なんだ……。…時間が惜しい……。」
和磨の言葉で、皆はお屋敷もとい和磨家の家に向かって、なかなかに広い敷地を歩いて行った。
☆登場人物紹介☆
ヒロイン
美波 叶
(みなみ かなえ)
15歳、魚座、O型
誕生日
3月20日
趣味
料理、デザート作り、掃除
好きなもの
凛矢、奏、未来、家事全般
嫌いなもの
悪い人、お化け等
本作のヒロインの一人。
けっこうおどおどした性格だが、芯はしっかりとしている。
恋愛はおくてだが、たまに積極的な時がある。
奏とは姉妹で、家事全般は叶がほとんどしている。
凛矢と同じリムレットで、奏の手伝いとしてバイト中。
凛矢の妹である未来とは、中学からの親友で、かなり仲が良い。
ネタバレだがどうやら、直樹の妹を含めた三人でいつもいるらしい。
〔うん、こんなもんだろ♪〕
「は、はい。そ、そうですね…。」
〔ん? なんか不満が?〕
「い、いえ…。 なんだか私だけネタバレ要素が…。」
〔あぁ〜、ま、いいんじゃね?〕
「そんな〜…。」
という訳で、こんなもんで登場人物は一応終わりにします。
誰々のが知りたいなどの要望があったら教えてください。
頑張ります♪
知りたいキャラがいましたら、教えてください。
後、生徒会長はもしかしたら出てこないかもしれません。
一応出したいとは思ってます♪