第21話:球 技 大 会5日目…〔前編〕
球技大会が5日目に入りました♪
今回は今井 美香さんを紹介します♪
それでは第21話どうぞ
球技大会5日目。今日で、長かった球技大会が終わる…。
今日はサッカーの決勝の後にバレーの準決勝、決勝をやる。
負けたクラスも最後の1日のため、かなり賑やかになるだろう…。
叶との約束もある…。今日は金曜日だから、明日はバイトもある…。
今週はホントにハードだった気がするな、まだ終わってないけど、体を動かし過ぎてけっこう疲れた…。
そろそろサッカーの決勝が始まる…。
『さぁーッ! とうとう来たぜ最終日ッ! 優勝候補の2―Aaチームを倒す事が出来るのかッ!? それでは、始めてくださいッ!』
試合開始。
2―Aaチーム
VS
2―Caチーム
決勝の相手が2年とは驚きだな…。
相手はいかにも運動神経が良さそうな軍団だ…。
…ふふ♪ まぁ、勝つのは俺達さ♪……。
俺達は最初からハイペースに相手ゴールを攻めた…。
ボールが俺に渡って来た…。
ダッシュで近くにいる敵を抜き去り、俺は和磨にパスを出した…。
和磨は敵をフェイントで抜きながら敵ゴールを目指した…。
和磨が麻美にパスを出し、麻美の殺人シュートが炸裂した…。
相手のキーパーは一歩も動けず…というより怖くて動けなかったようだ…。
相手がボールをキープし俺に突っ込んで来た…。
足が離れた一瞬の隙をついて、ボールを奪い取る…。
「よしっ」
「凛矢!」
直樹が俺を呼ぶ声がしそちらを見たが、どうやらパスは出せそうにない…。
…このまま行くか……。
俺はダッシュで相手を抜き去る…。
…一人……二人…三人……。
ペナルティエリア外だが俺はシュート体勢に入る…。
【バシュウゥゥッ】
俺のシュートはポストすれすれを通りゴールネットに突き刺ささった…。
「よっしゃぁ!」
「よくやったな凛矢!」
直樹が俺を褒めるが、いつもがいつもなだけに、違和感が有りまくる…。
前半が終了…。
その時点での得点は4―1。
…やはり、さすがは決勝戦だけあって無失点ではいかないか…。それに、少しでも油断するときっと追い付かれてしまう…。それぐらいの気迫が相手からは感じられた…。
「ふぅ、ちょっとキツくなってきたかな…。」
「…麻美と美香はバレーもある……。…後半は俺達が大半動くから、アシストを頼む……。」
「えぇ、わかったわ…。」
「了解だよ、和磨…。」
そして後半が始まった…。
「よっしゃあッ! 全種目優勝目指すぞッ!?」
「おーッ!×多数」
直樹のかけ声に皆が気合いの入った言葉を返す…。
ひとつに纏まっている感じが俺を嬉しくする…。
…これならきっと勝てる……。
俺達は相手ゴールを目指して走り出した…。
試合終了。
結果は10―3と後半は凄い状態だった…。
皆が勝つために一つにまとまった結果だと俺は思う…。 まぁ、凄すぎる結果ではあるんだが…。
これで、bの仇は取ったな♪
へっ、ざまぁwww
これで2―Aの2種目優勝が決まった。
「残り1種目、頑張れよ麻美♪」
「うん♪ まっかせなさいよ♪」
「あれ? 私には応援無し!?」
「ん? あぁ、美香も頑張れよ。」
「何よそのついでみたいな言い方は…!」
「ははは、まぁ気にするなって……。」
「うー、和磨は応援してくれるよね?」
「俺なら何時でも応援してやr「アンタの応援なんかいらない…。」……はぃ…。」
「…まぁ、無理しないように頑張れよ……。」
「うん♪ ありがと、和磨♪」
美香と麻美はバレーの準決勝に向かい、俺達もその応援に向かった。
【さあ! 学園始まって以来二度目の2種目優勝をした2―A! このまま、初の全優勝をする事が出来るのか!とても気になるところです! それでは、準決勝を始めてください!】
準決勝が始まり、皆の盛り上がりもけっこうなものになってきた…。
あまり五月蝿いの好きではないが、こういう時の五月蝿さは許容範囲だ。
あっというまに7―0と優勢にたった…。
「この調子なら勝てそうだな。」
「それは分かんねぇぞ? まだ始まったばっかだしな。」
「…そうだな……。…相手も準決勝まで上がってくるだけの実力がある……。」
「そうだけどよ〜。でも、勝つと思わないか?」
「思う♪」
「…あぁ、絶対勝つだろうな……。」
俺達は絶対勝つと思っているようだ。
「私も夏姉ぇ達が勝つと思うよ♪」
「はぃ、私も先輩のクラスが勝つと思います♪」
未来も叶もそう思っているらしい。
つか、全員だな…。
「俺ちょい便所行ってくっから。」
「あぁ、花子さんに会って来い。」
「死亡フラグかよ!?つか、花子さんって女子トイレだろうが!」
「なら太郎くんか?」
「知らねえよ! しかも花子に太郎って組み合わせが古いよ!」
「トイレ行かないのか?」
「俺のツッコミをスルーすんじゃねえ!」
「で? 便所は?」
「…行って来ます…。」
「あぁ、花子さんに会っt「無限ループ!?」…早く行けや…。」
「…はい、すみませんでした…。」
直樹はトイレへトボトボと歩いて行った。
さて、俺も試合に集中するか…。
お、どうやら2セット目に入ったようだな…。
1セット目は大差で勝てたらしい…。これなら後も大丈夫だな♪
「あの、ここ空いてますか? 凛矢くん?」
「ふぁ?」
俺は突然の声にすっとんきょうな声を出してしまった。
「あ、あぁ、瑠衣か…。 びっくりしちゃったよ…。」
「ふふ♪ 突然ゴメンね? ここ座っても大丈夫かな?」
「あぁ、いいよ。」
「隣の方は?」
「…構わない……。…どうせ、居ても居なくても同じ奴だ……。…気楽に座ってくれ……。」
「ふふ♪ ありがとうございます♪」
瑠衣は和磨にお礼を言ってから、直樹の居た場所である俺の隣に座った。
「おい、凛矢…。」
「おぅ、おっかえり♪」
「何が『おっかえり♪』だよ! なんで俺の居た場所に人が座ってんの!? なんでその人が可愛いの!? つか、紹介してくれ!」
「どうせテメェは紹介が一番の目的だろうが!」
「凛兄ぃ、私も紹介して欲しいかな?」
「私もです…。」
なんか、1年コンビからかなりの圧力がかかってきてるんだが…。
「あ、あぁ、紹介するよ…。 彼女は巫 瑠衣…。 いろいろあって友達になった…。」
「いろいろって?」
くっ、未来が突っ込んで聞いてきた…。
「いや、まぁ、えっと、叶と似たような事だ…。」
だいぶ嘘だがホントの事なんて言いたくないし…。
「へぇ〜、瑠衣ちゃんって言うんだ? 俺は直樹って言うんだ。 よろしくね♪」
「はい、貴方が居ても居なくても同じ奴ですね♪」
「…………誰がそんな事を?」
「はい、隣の方です♪」
「かあぁぁぁずうぅぅぅぅまぁぁぁぁぁぁ!!」
「…五月蝿い、はっ倒すぞ、バカ……。」
「…すみませんでした…。」
どうやら、バカはかなり弱い事がわかった…。
「まぁ、バカは別のとこ座れ。」
「何故!?」
バカが叫んでいたが、もう知ったこっちゃない…。
俺達は試合を見ながらも瑠衣を含めた皆で楽しく話していた…。
☆登場人物紹介☆
サブキャラ
今井 美香
(いまい みか)
16歳、射手座、B型
誕生日
12月4日
趣味
剣道、噂集め、弱味握り
好きなもの
噂(他人限定)、弱味(他人限定)
嫌いなもの
情報通(他人限定)
本作の一応サブヒロイン。
噂や弱味が好きで情報をいつも集めている。
麻美と一緒に剣道部に入っていて実力もけっこうある。
和磨と幼なじみらしくかなり仲がいいようだ。
かなり勘が鋭く、弱味を握るなどの行動により、ついたあだ名が『松浜の裏の支配者』。
麻美の良き理解者で親友。いつも麻美の相談を受けたりしている。
情報は集めるが本人以外にはあまり他言しないのが主義。
暗黒の手帳(黒い手帳で中に人の名前とその人の弱味が書かれている)を何冊も持つ。
〔さあて、美香さんは一番怖い存在ですね♪〕
「作者の『ぴーー』ってのも私知ってるもんね♪」
〔…………望みは何ですか…。〕
「いや、この頃出番が少ないかなって思うんだよね♪」
〔でも、一応サブキャラだし…。〕
「そっか、なら『ぴー』が人に知られてもいいって事ね?」
〔いえ、すみませんでした! これからは出来るかぎり出したいと思います!〕
「そっかぁ、其処まで出て欲しいなら仕方ないかな? 出てやっても…。」
〔…はぃ、ぉねがぃします…。〕
次回は夜島 未来さんを紹介します♪ノシ
次回は夜島 未来さんを紹介します♪
次の話もできるだけ早めに更新しますのでよろしくお願いします♪