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第18話:球 技 大 会4日目…〔前編〕

今回はラストに穂村 麻美を紹介します♪

それでは第18話どうぞ

 

球技大会4日目…。

今日はソフトの準決勝、決勝を行い、しかも、サッカーの準決勝までをやる事になっている…。

 

負けたクラスなども、たくさん応援に参加し、裏ではどのチームが勝つかを賭けているという噂もある。

 

それに、それぞれの競技で三位以内のクラスには食券が配られるため、皆けっこう張り切っているのだ。

教師もボーナスが出るらしい………。

…それでいいのか、この学校は……。

 

そして、今日は3つの競技の内、ソフトの優勝クラスが決まるので、かなりの人気があるのだ…。

…皆、どんなチームが優勝するか興味があるらしい………まぁ、俺は今年、出場する方なんだがな……。

 

「よし、それじゃあ皆ッ!優勝目指して頑張ろうッ!」

 

皆を纏めるこのお方こそ、本日で二度目になる如月きさらぎ ゆきさんだ。

 

「やっと、私にも二度目の出番が…。でも、第1試合に名前が出てこなかった気が……。」

 

それを言ってはいけないよ、如月さん…。

作者もやっと思い出したんだから……。

 

「…後2勝だな、凛矢……。」

 

思考の中に潜んでいたら、和磨が俺に話しかけてきた…。

 

「そうだな。まぁ、このチームならたぶん大丈夫な気がするんだけどな…。」

 

如月さんは監督の様に俺達を纏めてくれるし、百合は未だに数本しか打たれていない…。

バカや和磨も申し分ないし、夏芽も頑張ってくれている…。

このチームを超えるチームがあったら逆に凄いと思うな…。

まぁ、この学校の生徒会が全員集まったらもしかしたら負けるかもしれないが、クラスごとならたぶん最強だろう……。

でも、侮らない方がいいな…。相手を見くびっていると痛い目を見る…どんなにわかっている結果であろうと、最後まで気を緩めるな…。じいちゃんがいつも言っていた事だ…。

 

「…どうした……?」

 

「いや、なんでもねぇよ。気を引き締めていこうな♪」

 

「…あぁ……。…俺達が強くても、相手だってベスト4に入るチームだ……。…それなりの力量がある……。」

 

「そゆこと♪ わかったか?バカ直樹。」

 

「は〜い♪ わっかりました〜♪」

 

やっぱバカだなコイツは…。…うん、もうあり得ないってぐらいバカだ…。

 

『それでは〜!準決勝を〜!始めてください〜!』

 

なんか凄い間延びした気の抜ける声とともに準決勝が始まった…。

 

2―Aaチーム

  VS

2―Eaチーム

 

「いい? 最初からガンガン攻めていくよ!?」

 

俺達は先攻、という事で俺は今バッターボックスに入っている訳だ…。

 

相手ピッチャーは女の子…。

スラッとしたボディーに肩までの髪、顔も可愛いというより綺麗に近かった…。

 

…やべ、滅多打ちにして泣いた顔が見たい……。

俺は自分の苛め衝動(ドS心)を感じながらも試合に集中する…。

 

如月さんが言うには、あの子は一番初球をど真ん中のストレートに投げるらしい…。

 

女の子はモーションに入る…。

 

という事は泣かすなら初球だ!

 

俺は女の子の投げたボールをフルスイングで打つ…。

 

【カキーーンッ!】

 

俺の打った打球は外野を軽々と越え、茂みに消えた…。

審判はホームランだと伝え、大きな歓声とたくさんの驚愕の声があがった…。

相手チームもかなり動揺している…。

 

俺はホームベースに戻った時、ちらっと女の子の方を見てみると、驚きと悔しさで目が少し潤んでいた…。

 

「凄い、凄いよ!凛くん!」

 

戻ったと同時に夏芽が抱きつきながら叫んだ…。

 

「ちょ、夏芽、抱きつくな…。」

 

俺はなんとか夏芽を引き剥がしながら如月さんに感謝の意を伝える…。

 

「ありがとう。如月さんのお陰だよ♪」

 

「いえいえ、まさかホームランにするとは思わなかったけどね♪」

 

如月さんは照れながらも、冗談を言ってきた…。

 

「でも、よく知ってたね。一番初球がど真ん中だって…。」

 

「まぁ、勝つための資料だよ…。偵察はしといて損は無いからね♪」

 

改めて、如月さんの凄さがわかった…。

 

2番の百合も2ストライク2ボールから2ベースヒットと2尽くしの行動をしていた…。

 

3番の和磨は初球は見送り、2球目に無難にヒットを打ち、1、3塁になった…。

 

4番の直樹は初球から2ベースヒットを打ち、和磨は直樹が打った時にはもう二塁に着いていて、其処から2点が追加された…。

 

その後もどんどんと走者をだし、一回が終わった時には5―0の状態になっていた…。

相手の子は暗い表情をしている…。

 

「よし、守りもしっかりね!」

 

「お〜!×多数」

 

如月さんの言葉に全員が応える…。

 

守りも百合が三者三振にして一回が終わった…。

 

そして、試合は着々と進み、この打者を抑えればコールドで終わる…。

 

【バシイィンッ】

 

「ストライーック!バッターアウツッ!ゲームセットッ!!」

 

試合が終わった…。

整列する直前…。あのピッチャーの女の子を探してみるとあの子は何処かに走って行くところだった…。

 

「ワリイ、俺並ばないからよろしく♪」

 

「え!? どゆこと!?」

 

如月さんは叫びながら俺に聞いてきたが、それに構わずにあの子を追いかけた…。

 

……なんで俺はあの子を追いかけてんだ?……今まで喋った事もない人間なのに……。

……知らない人物、初めて見た人物、なのに…なんで……。泣かしてみたいとか思った罪悪感?

 

 

……それとも………。 

 

俺は彼女に追いつく為にペースをあげた…。

 


 

 

 

 

 

☆登場人物紹介☆

 

ヒロイン1

 

穂村 麻美

(ほむら あさみ)

 

16歳、牡羊座、A型

 

誕生日

4月20日

 

趣味

剣道、読書、凛矢やバカの粛正

 

好きな物

可愛いもの、リムレットのケーキやパフェ、、剣道、凛矢?

 

嫌いなもの

負ける事、曲がった事、煩い場所、ピーマン、虫

 

本作のヒロインの一人、勝ち気な性格で負けず嫌い。

ショートの黒髪に整った顔をしていて、美少女だが胸が小さく、コンプレックスにしている。

凛矢とは夏芽が引越してから知り合い、それ以来幼なじみになった。

麻美の勝ち気な性格は凛矢が関係しているらしい…。

凛矢にはけっこう好意を抱いているが、なかなか素直になれない。

凛矢の周りに女の子が多いのでけっこう悩んでいる。

剣道の腕は全国に行けるほどの実力。

 

 

〔ヒロイン1って事はまだ2、3と続くという事です♪〕


「なによそれ〜、私がメインがじゃないの?」


〔まぁ、まだ最後どうなるかって決まってないから…。〕


「これからの頑張り次第で凛矢と……ブツブツ……。」


なんか、妄想の世界に入ってしまった麻美さんは放っておきます。

ポイッですよポイッ♪



次回は柊 夏芽を紹介します♪ノシ



えーっと、新キャラ?かもしれません…。

次回は柊 夏芽を紹介します♪


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