第17話:球 技 大 会3日目…〔後編〕
さて、今回の話から登場人物紹介を多少入れます。
まぁ、読んでくれたら嬉しいです♪
それでは第17話どうぞ
第1試合が終わり、俺達は麻美が戻って来るのを待っていた…。
「しかし、勝つとわかってはいたがああも圧勝だとは…。」
麻美達はストレートで勝利した…。
この球技大会では、全第3セットで先に2セットを取ったほうの勝ちだ…。
第1セット
25−5
第2セット
25−2
失点が7ってどんだけ強いんだよ…。
予想はしていたが、ここまでとはな…。
周りからも「マジかよ…。」や「2−Aaチームとあたったら終わりだな…。」などの声が聞こえてきた…。
「あ、凛矢ッ。しっかり応援しててくれたでしょうね?」
麻美達が俺達のところにきて話し掛けてきた…。
「あぁ、しっかり相手の方を同情で応援してあげてたよ…。」
俺は呆れながら、麻美に言うと、麻美は不機嫌そうになりだした…。
「なんで、相手を応援してんのよ…。私達を応援しなさいよ……まったく…。」
「いや、だってお前ら強すぎなんだもん。なんか、応援する必要が無いと思って…。」
「バカッ、応援するのは当たり前でしょ!?もうッ!」
「そうだよ、凛くん。酷いな〜、私の事も応援してくれなかったの?」
「いや、そういう訳じゃ………」
夏芽の言葉に俺はいろいろと困ってしまった…。
「ふふふ♪人気者ですね、夜島くんは♪」
「ホントだね。しかも、こんな美少女を、しかも上級生や下級生まで捕まえてね?」
「…女たらし……。」
「羨まし過ぎるぞーッ!」
なんか、全員の波状攻撃を受けてHPがかなり減りました…。
でも、バカだけは殴っておいた…。
…だってなんかムカつくし……。
「あの、あまり先輩を苛めないであげてくださぃ…。」
あぁ、叶がまるで天使のように感じる…。
なでなで…
「はぅ!? せ、先輩!? 何をっ?」
「ん? いや、庇ってくれたお礼だよ。 ありがとう、叶♪」
「あぅ、い、いぇ、どういたしましてです。」
うわぁ、叶がかなり可愛く感じるよ…。
「かなちゃん、凛兄ぃとイチャイチャし過ぎだよー。」
「ちょっとー、何叶ちゃんを口説いてんのよ…。」
…しまった、皆の視線が痛い……。
「いや、皆が苛めるから悪いんだ!叶だけだ、俺の味方は!」
俺は叶に泣きつきながら、自業自得な事を言っていた…。
「…まぁ、冗談は無しにして……。…お疲れ様、四人とも……。」
「うん、ありがと、和磨。」
「サンキュー、和磨♪」
「ありがと、和磨くん。」
「はい、ありがとうございます♪橋本くん。」
四人とも、それぞれに感謝の意をのべた…。
「どうする?他の場所にでも行って話すか?此処じゃ、皆から視線が集まるからな♪」
「えッ!?×多数」
直樹が急に普通モードで喋ってたため、皆かなりびっくりしていた…。
……もしかして、コイツって二重人格なんじゃ……?
と思ったがそれは無いなと思い、その説は却下した…。
「…そうだな……。…中庭にでも行くか……?」
「だな。中庭ならこっからも近いし、放送も聞こえるから、戻るのに楽だしな…。」
そうだなと皆が賛同し、俺達は中庭に向かった…。
「しかし、人がほとんどいないな…。」
「そりゃそうだよ♪皆、バレーの試合を見に体育館に行ってるんだから♪」
俺の疑問に夏芽が当然だよと言いながら、答えてくれた…。
…そういや、夏芽って転校生なのにかなり馴染んでるな?どうしてだ?作者…。
〔すみません、俺に聞かないでください……お願いします……。〕
「誰と喋ってるのよ…アンタは…。」
麻美が俺の思考を読んだらしい…。
「…そうよ…。」
もうつっこむのは止めよう…。
「…なんでよ…。」
「なんでよじゃねぇよ!人の思考を読むな!」
「何よ、そんなに読まれたくない事でも考えてるの?」
「ちげぇよ! 俺の人権についてだよ!」
「いいじゃない、幼なじみなんだし。」
「なんだよそりゃ、しかもなんでそんなに、俺の思考を読もうとするんだ?」
「……………なんでも、いいじゃない。」
「何だよ、その間は…。」
俺は呆れながらそう言い、これからは何か考える時は、気をつけようと誓うのだった…。
「そろそろ、第2試合が始まる時間だな。戻ろうぜ?」
「うん、そうだね♪実行委員が付いていながら遅れたら申し訳ないしね♪」
百合はそう言いながら立ち上がり、皆もそうだねと体育館に向かった…。
後、2日…。
去年出なかったこの球技大会…。
俺はこんなにも楽しく思っている…。
仲間がいてよかったと思っている俺…。
あの時とは違うんだと思うと、俺は嬉しく思う…。
そして、体育館に向かう仲間達を見ながら、俺の顔も自然と笑っている事に俺はとても、驚いていた…。
☆登場人物紹介☆
主人公
夜島 凛矢
(やじま りんや)
16歳、魚座、O型
誕生日
2月23日
趣味
睡眠、ケータイ小説、人を苛める事
好きな物
甘いもの、神などの幻想的なもの、人を苛める事、騒がしくなくが静か過ぎない空間
嫌いな物
良識を持たない人、苦いもの、変な味のするもの、静かすぎる空間
本作の主人公。
寝る事を一番の至福とし、寝具に名前(敷布団閣下、掛布団王妃、枕メイドなど多数)をつけるがネーミングセンスが感じられない。
喫茶店Rimletで週三回バイトをしている。
自分の容姿がカッコいい事に気付かず、むしろ悪い方と考えている。だが、鈍感とかでは無いようでたまに鋭い一面を見せる。
妹を心から愛するシスコンだが、前に何かあったらしく互いに過剰なまでの心配をしていて、まだ仲の良いだけの兄妹ではないようだ。
神などの幻想的なものが好きで、きっと居ると思っている。
変わり始めた日常を考えるなど、毎日を大切にしている。
度々、変わった夢を見るため、不思議に思っているがあまり気にはしていない。
〔まぁ、こんなもんですかね♪〕
「もう少し書いてもよかったんじゃないか?」
〔いや、あんまり書くとくどいかなって…。〕
「そうか、少し残念だな…。」
〔まぁ、また機会があったら追加でな♪〕
「機会が有ればな……。」
〔…………まぁ、なんとかなるさ。これからの展開に期待だな♪〕
「何を呑気な事をッ」
次回は麻美の紹介します♪それではノシ
次回は4日目に突入します♪
約束まで後少しです♪
作者の学校の始業式までも後少しです…。