第九話:設定集1
設定
◯宮藤了
年齢19歳
身長体重 173/58
趣味 読書
身体的特徴 黒髪アシメ、碧目、中肉中背、涙黒子
特にコミュ症というわけでもないが、どこか一線を置いて人と接する傾向にある。
趣味の読書は基本的に好みの著者の作品を繰り返し読む。ジャケ買いは邪道だと思っている。
イケメンというほどでもないが顔立ちは整っている方。肌が綺麗なのは母譲り。
悩みは常に退屈であること。
◯悪戯の悪魔
年齢不詳
身長体重 不明
趣味 ドッキリ
身体的特徴 黒髪ウェーブ、金色のツノ、金色の眼、金色の王冠(片方のツノに引っかけている)
翼は無く瘴気で椅子を形成してそれに乗って移動する。
全身黒づくめだが衣装には気をかけており、ツノにかけた王冠と服に縫い込まれた金の刺繍がオシャレポイント。
悪戯の悪魔として"驚き"を糧に生きている。現在の契約者は十数名。主に大道芸などを生業にする者が多い。
悩みは契約の間に並ぶと一つ手前が煉獄の悪魔であること。彼は主に戦闘職から大人気である為、劣等感を感じている。
◯異世界ディヴェルに関して
七大種族(人、魔、獣、妖精、機械、鬼、龍)が暮らす世界。
領土拡大戦争が日々繰り広げられており、時折王同士の争いも起こる。
古くから人族と妖精族は友好関係にあり同盟状態が続いている。人族は数が多く、魔法・武闘に関しては平均的。策謀に秀でている。妖精族は数が少ないが魔法の才に長ける者が多く、また魔法鍛冶技術は種族特有のものである。
逆に獣族と鬼族は犬猿の仲であり戦争の大半はこの種族が引き起こす。
鬼族・獣族は勢力としては互角だが鬼族は魔法、獣族は武闘に秀でている。稀に両種族が戦いの中で恋に落ち、子をもうけることがあるが生まれた子は忌み子とされ殺害される風習がある。親もまた同様である。
魔族と龍族は勢力図で上位であるが、魔族は好戦的、龍族は保守的である。魔族は数が多く、また魔法に秀でている。龍族は数が少ない分、個々の持つ力は他種族とは比較にならないほど強力である。
魔族は異種交配も盛んで繁殖力が高いが、龍族は基本長命で異種交配が無い為繁殖力は低い。
機械族は戦争にほとんど関与しないが、たまに友好関係にある妖精族を助ける為に戦場に軍を率いては、圧倒的な科学力からなる一撃を放ち、戦争を振り出しに戻す。魔法、武闘の才はないが、戦争科学技術を用いた兵器は強力無比。
戦争科学技術が伸びるにつれ、思考能力が低下。最近では思考さえない機械族も珍しくない。命令は遵守するが指示を与えないと動かない配下が増えたことが王の悩み。
この世界には古代の迷宮が数多く存在し、ダンジョンと呼ばれ、ダンジョンの探索は多くの冒険者の生業となっている。
ダンジョンは下層に行くほど強力な魔物がでるが、それに伴い貴重な品々も多く入手出来る傾向にある。
ダンジョン内には各層に転移魔法陣があり、魔法陣の周りに魔物がいなければ一階層へ転移出来る。転移魔法陣は利用者の到達階層を記憶している為、一階層から最終到達階層へ転移もまた可能である。
稀にダンジョン内には次元の裂け目と呼ばれる穴が発生し、飲み込まれたものは帰らなかったり、時間や場所を変えて吐き出される事がある。
◯魔物
魔族とは一切関係が無いが、しばしば発生源が魔族だとする噂が立つ。
ダンジョン内や魔力が集まる場所に主に発生し繁殖する。
ゴブリンやオークなどの人型から、アーマーベアやシルバーウルフなどの獣型、ハーピーやフレイムバードなどの鳥型、ポイズントードやアーススネークなどの爬虫類型、バンシーやマミーなどの不死型、ボムロックやマジックパペットのような無生物型、そして知能を持たない竜種であるワイバーンやヘルカイトなどの龍型などの魔物が発見されている。
F~Sまでランク付けがギルドにより行われ、討伐の目安として、また希少性の目安とされている。
ちなみに確認されている一般的なF代表種はゴブリン(基本種)、Sはアークドラゴン(基本種)などが挙げられる。
基本種、希少種、変異種、亜種の分類が発見される魔物がいる。
希少種は姿形、特性や行動パターンが基本種とは違うものを指す。変異種は希少種の魔物がさらに変化を遂げ、知能を持つものや凶暴性が上がるものがおり、危険性は希少種の比ではない。例としてゴブリン基本種はFランクだが、変異種はステータスが軒並み上昇、知能が上がり魔法を使いこなす。他のゴブリン種を従え、囮、罠、陣形を組むなどの高等戦術を駆使して襲いかかる為、Cランクとなっている。
Fランク:ゴブリンやハニービーなど
初心者の冒険者でも初見で倒せないことはない。
個々は弱いが集団で襲ってくる種が多く、巣の駆除等のランクは高めに設定されることが多い。深追いや油断は禁物である。
Eランク:ダーティドッグやホーンラビットなど
Fランク冒険者の最初の試練。
初心者にとって即死の一撃になるような技を繰り出す魔物がいる。
ただし動きが単調だったり、行動パターンが連続して続く魔物が多い為、冷静に対処することで討伐できる。
Dランク:ホブゴブリンやアイアンアントなど
討伐に特殊な手順や工夫を凝らす必要が出てくる。
表皮が硬い魔物やランクの低い魔物に混ざって襲いかかる魔物、特定部位にのみ当たり判定がある魔物などがいる為初見での討伐は余程の観察眼がないと難しい。
熟練した冒険者との交流が必要不可欠である。
Cランク:オークやアーマーベアなど
高ランク冒険者が通る試練。
高火力攻撃、鉄壁、広範囲魔法、大軍勢などとにかくこれまでのランクの魔物とは一線を画す。
高ランクの冒険者でも対応を誤れば死に至るケースがある。
討伐の鍵は連携にあると言える。
Bランク:オーガやワイバーン
この辺りからは国が警戒するランクである。
多くは群れを為さず、単独で行動する。
ワイバーンなどが特に依頼として多く出され、その素材の価値はさすが竜種だけのことはあるといった性能。
ただし毎回多くの死者が出ている。
Aランク:ヘルカイトやリッチなど
単独での討伐はもはや不可能。
複数のパーティで徒党を組み、数日かかって討伐できるような魔物が多い。
リッチなどは討伐に向かったパーティが全滅し、そのまま手駒になるという二次災害が起こるなど、対応には迅速且つ慎重な判断が必要である。
討伐報酬とは別に国から報奨金が出ることもある。
Sランク:アークドラゴンやスレイプニルなど
災害そのもの。討伐は不可能に近い。
古龍や神獣などといった多くは唯一無二の存在。
滅多なことがない限り現れず、一生で一度も目にすることがないほど。
ただしSランクの魔物に目をつけられた場合は例え大国であろうとも対応を誤れば翌日には更地と化すだろう。