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第八話:ステータスプレート

「えっと、じゃあ、契約して貰えますか?」

『おお、じゃあ片手上げて』

「え、こうですか?」

手のひらを胸の辺りまで上げる。


『もっともっと。顔の少し上くらいまで。そうそうそんでもう少し前に』

「はあ」


これはまるで…

『じゃあよろしく!うぇーい!』

小気味よい音を立てて両手が交差(実体がないので素通り)する。

「契約がハイタッチ!?もっとこう我〜なり!とかじゃないの!?」

『今どきそんなことするわけねえだろ厨二病乙』

ファンタジーな世界観ぶち壊しだ…

『あ、でも祖神の奴らはそんな感じだったかも。海とか山とか』

「今更だけど君に決めたのが不安だよ」

『今更だな。死ぬまでよろしく』

「軽い…」


ーーーーーーーー


光に包まれ、僕は玉座の間に戻ってきていた。

手からは石板が消え、鈍色のカードがあるのみだ。

しかし、改めてカードを確認するがただの鉄の塊にしか見えないな…。

カードをくるくると回して全体を観察しながら階段を下っていくと


『それはステータスプレートだな』

「のわぁあ!!???」


背後からいきなり現れた悪魔に驚かされ、階段を転がり落ちる。

幸い(?)そこまで階段は高くないので顔面を強打するに止まった。


『お前驚きすぎだろ…引くわ…』

「お前な…」

『あ、お前とか言っちゃう?ステータスプレートの説明いらない感じ?』

「悪魔様博学!かっくいー!驚かせ上手ー!」

『お、おう…まあ、まあな?しゃあねえな説明してやんよ』



この悪魔、チョロい。


『ステータスプレートっつーのは、その名の通り登録された者のステータスを表示するアーティファクトだ。レベルや攻撃力防御力なんかだな。あとは加護や所持金、ギルドで追加登録すれば契約中のクエスト情報なんかも確認できる。そして1番の目玉は…何と言っても無制限アイテムボックスだな。』


「無制限アイテムボックスねー」

『そっ。だが無制限といってもあくまで容量の話で、生物や移動が出来ないものは収納できない。登録した奴にしか使えないから防犯にもなるし、荷物は基本、この中だな。水や食料、装備、素材はもちろんのこと、死体なんかも収納できるぞ。』

「無敵じゃないか…」

『短絡的すぎだろ』



『まあとりあえず魔力流してみろよ。』

「よし、やるか!」


むむむむ…

むむむむむむむ…


「あのさ」

『なんだ?』

「魔力ってどうやって流すの?」



その後一時間くらい玉座の間で悪魔による魔力講座が催され、見事ステータスプレートを使いこなせたのだった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


NAME:NONE

M/F:M

JOB:NONE

LV:787

HP:8070/8070(0)

MP:4035/4035(0)

STR:797(0)

ATK:797(0)

DEX:797(0)

INT:797(0)

AGL:797(0)

VIT:797(0)

MEN:797(0)

GRD:797(0)


SP:2361

所持D:0


状態:健康

加護:悪戯の悪魔


装備

布の服


スキル

転生(1/1)

言語変換

鑑定LV1

存在希薄化(加護)LV1

存在濃密化(加護)LV1


アイテムボックス

所持D:所持金。Dはディルの略

SPはステータスポイントで1LV上昇毎に3付与されます。

LVは0からスタートします。

スキル転生は他種族への転生が行われます。稀に失敗し、レベルが0、ステータスが1/10になります。

転生が成功した場合レベルは0になり、ステータスは1/5になります。

成功確率は転生種族への先天的適正と転生時のステータスにより増減します。

レベルアップによるステータスの上昇は種族・個人によって上昇幅にばらつきがあります。

低い値で0-2、高い値で3-7上昇します。

了の場合は種族が人属なので全体が平均的に上昇しますが、異世界から来た存在の為か全てが1ずつ上昇しています。

ステータスの初期値は10です。

魔法防御力は(INT+GRD)/2です。



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