私を巻き込まないでください! 番外編
私を巻き込まないで!の番外編になります。
人によっては蛇足となりますがご了承下さい。
今回も設定は緩めです。
あらまたお会いしましたわね。
これからあの日の後あの方たちがどうなったのかお話ししたいと思いますわ。
あの後私はアルと一緒に御家に帰ったのですが馬車のなかで
「まったくしつけのなってない人たちだ。大変だったろ?まったく僕の可愛いフラーを傷つけるなんて・・・帰ったら公爵に報告しなくてはアイツらただじゃおかない。」
あのーそんなに傷ついてないんですけど。最後の方もよく聞こえなかったですし。
「私は大丈夫ですわよ。心配なさらないで。」
とまあこんな会話をしながら御家に帰ったのです。
結局第二王子は社会勉強と称して身分を偽り(っていってもばれてると思いますが)馬車馬の如くこきつかわれているそうです。
ほんとに、ざまぁって感じですわ!
魔導士様はこの国一番といっても二番目の人とあんまり大差もないですし女遊びが酷かったようで、今回のこともまとめた罰として魔力を封じる腕輪をはめさせられ(もちろん自分では外せません)どこかえ左遷させられました。
王子の近衛隊長様は王子側近であるにも関わらず王子を止めるどころか自分まで堕とされていたわけですから新参兵とともに一からやり直しになりましたわ。まあ周りの人たちにヒソヒソ言われてたのもあるのでしょうがもともとプライドが高かったのである日「俺はこんなとこで新米と練習するような玉じゃないんだ」と叫んだ挙げ句国王に直談判しに行って「そんなことにも耐えられないお前なんぞ必要ない、だったらやめてしまえ。」と逆に粉砕してしまい本当に辞めてしまったらしいです。どうしようもないですね、はあ。
ちなみにもう男爵家からも勘当されているらしいですけど知らなかったのかしら?
最後に侯爵家サンドリック様、彼もとっくに次期侯爵当主候補から外され侯爵様に勘当されましたわ。あの結花でしたか?ご令嬢とどこか消えたようです。
まったく市井で生活したことなく与えられたものだけで生活していた人たちがやって行けるのでしょうか?
ちなみにあのご令嬢身分的には男爵ですが辺境の地でしたし没落寸前でしたのに男に貢がせて贅沢三昧だったらしいですわ。
はたしてその男癖の悪さは治るのでしょうか?
まったく私が必死にアルを説得しなければもっとひどい目に合っていましたのに。ああ、あの笑顔を思い出すと震えてしまいますわ!
アルは隣国の第二王子ですしお兄様のお体が弱いので実際王位継承権一位ですし。国王も今回のことで国交が閉ざされては叶わんと顔が真っ青でしたもの。
「フラー、一緒に散歩に行こうか。」
あら旦那様が迎えに来ましたわ。もう呼び方で分かると思いますがあの後すぐ私たち結婚しましたの。
「はい、喜んで!」
今私たちはとっても幸せですわ!だから私たちの邪魔をしないでくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
彼らのその後はどうだったでしょうか?もっとこうしたほうがいいなど何か意見がありましたら遠慮なくお願い致します(`◇´)ゞ