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独々々々占欲  作者: るの
さんじょさま
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21/24

三ノ宮ことりの独占欲1

─────三ノ宮ことりは、■を■した。


その結果、■■■■が■■■れた。

■■■のような“それ”は■■■に静かに■■に■■■でいった。


■■は苦しみながら■■だ。

■■■■■を■■■■■、■を■■■、■■ながら、やがて動かなくなった。

■■■■も同じだった。


山から降りてきたことりの前で、■■の村長が■■■■■手を伸ばす。


「おまえのせいで……■■■■■……」


ことりは、その言葉を聞いても、何も感じなかった。

■■■■だ、と思っただけだった。

だから何だというのか。


村は■■■。

■■すら■■なかった。

■が、すべてを■■■■■しまったから。


公式には「■■■な■■■■事件」として、記録の片隅に収まることになる。

だがそれで十分だ。

この程度の村など、誰も関心を持たないのだから。 


“■■■■”が囁いた。


「まちへいこう」


「おねえちゃんにあいに」


ことりは、無表情のまま、頷いた。


「うん、お姉ちゃんに会う」


歩いた。

夜の山道を、朝の舗装路を、午後の交差点を。


歩いて、歩いて、歩いて、歩いて――


そして、辿り着いた。

■■■■に。






「ことりちゃん?」


名を呼ぶ声に振り返ると、そこに“お姉ちゃん”がいた。

芹沢優奈(せりざわゆうな)


トテトテ、とことりは駆け寄り、腕を伸ばして彼女に飛びついた。

小さな身体を包み込むように、優奈はそっと抱きしめてくれる。


「どうしたの、よしよし」


その優しい手が髪を撫でてくれるたび、胸の奥がくすぐったくなった。

うれしい。

たのしい。


優奈が笑って言う。


「じゃ、帰ろっか」


“帰る”

どこに? とことりは訊きかけたが、その時、背後に何かの“気配”を感じた。

誰かが――見ている?


振り向くが、そこには誰もいない。

ただ、放課後の影が深く差す空き教室があるだけだった。


「どうしたの?」


「……なんでもないよ」


そう答えたその直後、別の女生徒が声をかけてきた。


「久しぶりに、私のピアノを聴いてほしいな」 


ことりは黙って、優奈の後ろに回り、スカートの端をぎゅっと掴んだ。

行ってほしくなかった。

その想いを察したのか、優奈はやんわりと微笑みながら、


「ごめん、今日は別の用事があるんだ」


そう答えてくれた。


やさしい。

うれしい。


二人で並んで廊下を歩く。

夕焼けが差し込むその光景は、まるで昔に戻ったようだった。


あの頃の記憶。

山道を一緒に歩いた。祠までの長い道。


ああ、また遊べるんだ。

ことりの顔には何の表情もない。

だが心は、静かに弾んでいた。


ふいに、また背後に「視線」を感じた。

さっきと同じ、暗く長い廊下の奥。

その向こうから、誰かの“声”が聞こえた。


「まだ?」


ことりは、ためらいなく答える。


「まーだだよ」


「かくれんぼ?」と尋ねる優奈に、ことりは首を振る。

違う。ただ、ずっと――お姉ちゃんと二人でいたいだけ。


「そうか、ふふ、じゃあ、帰ろっか」


優奈がまた言う。


これから、町へ行くのだ。

きっと、きっと凄く楽しいに違いない。

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