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プロローグ 1



「ナミ、ナミは僕とずっと一緒にいるよね?どこにも行かないって約束して」


この関係をはじめたのは、この男の手綱をにぎると決めたのは僕だ。

だからこそ、全て終わらせるのも僕の役目だ。それなのにどうしてーーー


「俺を捨てて逃げようしても無駄ですよ。どこにいても、必ず見つけだして捕まえる」


僕はただこの世界の規律を正して、そしてもう一度、ながい眠りにつきたいだけなのに。

皇子様は、一体どうして聖女ではなく、僕に執着しているんだ?




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