大魔法使いは手懐けた皇太子の執着から逃れたい
ある日、異世界から転生してきた一人の少女によって、帝国の平和は一変する。
少女は神殿の石碑に刻まれた”聖女の再誕”であるとして、瞬く間に祀りあげられ、帝国中の神官、貴族、そして皇族をも魅了した。
長閑で秩序のとれた帝国は束の間、政治は腐敗し、貧富の差は激化し、新たな戦争の火種が燻るーーー
聖女の出現によりアステリア帝国が滅亡するまでの未来を予知した大魔法使いは、世界の規律を正すため、約500年の眠りから目覚める。
「僕はナミ。よろしくね、皇子様」
帝国の崩壊を食い止めるため、手懐けたのはアステリア帝国の皇太子。
「ナミはずっと僕と一緒にいてくれる?」
「もちろん。僕が皇子様の成長をずっと見守っていてあげる」
紛うことなき名君へと成長した皇太子を見届け、これでいつ聖女が転生してきても大丈夫だろうと思っていたのに。
「ナミ、どこに行くんですか?俺から離れようとしないで。俺を捨てないでください」
成長した皇太子の度を越した執着から逃れ、大魔法使いは再び眠りにつくことができるのか……!?
プロローグ 1
2024/04/13 17:52
(改)
プロローグ 2
2024/04/13 19:24
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はじめまして、皇子様 1
2024/04/14 13:38
(改)
はじめまして、皇子様 2
2024/04/27 22:08
(改)
君は僕のともだち 1
2024/05/12 18:37
(改)
君は僕のともだち 2
2024/05/19 18:43
(改)