次章予告 ――『冬休み~三学期』編――
四〇歳独身、童貞。
まもなく自動退職目前、ゲーム会社に勤める人生どんづまりの主人公・古ノ森健太。
健太は、中学時代の同窓会でひさびさに幼馴染の上ノ原広子こと「ロコ」と再会したが、些細なことから諍いに発展し、二人揃って神社の石段から転落してしまう。それがきっかけとなり、中学二年生の『ケンタ』に戻って、一年間をやり直す――『リトライ』することになってしまったのである。
二周目の中学生活では、新たな友だちを得て『電算論理研究部』なる部活を新設。めげることなくアプローチを続け、ようやく念願かなって、かつての恋人、はじめての失恋――挫折を味わうことになった、河東純美子への告白に成功。カノジョと過ごす甘酸っぱい『失われたアオハル』を少しずつ取り戻していくのだった。
しかし、突如起こった『小山田組VSイケメングループVS健太』という三つ巴の格差マッチ。
文化祭、運動会、球技大会での活躍をもとに勝利者を決めるという一方的なルールだが、次々と巻き起こるさまざまな試練を仲間たちとチカラを合わせてケンタは乗り越えていく。
だがそのラストは『ロコと室生が付き合う』という予想外の結末となってしまう。
そしてまだ、ケンタを取り巻くすべての問題が解決したわけではなかった。
ロコの『リトライ』の目的と、突然のココロ変わりの真意とは?
ケンタと河東純美子は、このまま幸せな日々を送ることができるのか?
水無月琴世――時巫女・セツナ=コトセを『死の運命』から救うことはできるのか?
そして――ケンタとロコは、この一年が終わったその時、無事元の時間軸へと戻ることができるのだろうか?
ラストに向けてノンストップで疾走する、怒涛の新章『冬休み~三学期』は、明日からスタートです! どうぞ、引き続きよろしくお願いします(こけばし)。





