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英伝・騎士アウトゥールス  作者: テるてルone
1/4

プロローグ1・闘技場そして弟の為に

「アウトゥールス様!、準備が整いました!」

「うん、全軍前進!、この勢いで一気に攻め落とすわよ!」

戦場に一つ輝きを見せる者が居た、それは白金の鎧を着け、波打つ金模様が刻まれた剣を持っていた。


かつて存在した王国のひとつであるゼイラム帝国、そしてこの帝国の農民として暮らしていた、一人の女性の話である、


私は今、農家の手伝いをしています、

「アウトゥールスちゃん!、今日も手伝いありがとうね!」

「良いですよ!、こう言った助け合いが国を良くするんですから!」

「そうだねぇ」

私は農家の手伝いを終えると、いつもどうりの買い物をしていた、今日は夕飯どうしようかな?、

「ん?」

私はふと壁に貼ってある紙に目が行ってしまった、

「(騎士になりたい者募集ね〜、まあ私には関係ないわね)」

私は買い物を終え家に会えると、妹達が迎えてくれた、

「お姉ちゃん、お帰り!」

「はーい、皆ただいま~、みんな大好きお姉ちゃんが今帰りましたよ~」

私は今日は機嫌が悪いと言って寝込んで居る弟の所に行った、

「大丈夫?」

「お姉・・・ぢゃん、苦しいよぉ」

「うーん、どうしよう、病院に行ってもお金が無いし・・・・・」

困ったわ、これは流石に病院で見てもらわないとどうしようもないわ、

「とりあえず、ご飯作る帰らね!」

「うん」

「良い返事です」

私は妹達にご飯を作り、お風呂を沸かしに行った、

「お金が必要・・・・あの張り紙、もしかしたら、明日行ってみよっと」

お風呂のから声が聞えて来る事に全然、気づく事は無かった。


布団に入り寝る支度をしている時、妹達が私の所に来た、

「「「お姉ちゃん一緒に寝ても良い?」」」

「良いわよ」

深夜、普通なら皆寝るんだけど珍しく起きていた、

「ねえ、皆、少しお話良い?」

「何?面白い話?」

「うーん違うかな?、お仕事の話なんだけどね」

話を終えると直ぐに、皆、寝付いた。


翌朝、私は朝食だけ作り、張り紙に書いてあった場所に足を運んだ、

「お嬢ちゃん、ここはお嬢ちゃんのような子が来る所じゃないぞ」

「私はここに用があって来たのです!」

「ほう?」

「弟が凄い熱を出しているの!、だから直ぐにお金が沢山もらえるここに来たんです!」

「そうか、なら分かっているのか?、ここが何か」

「知りません」

「ここは、コロシアムだしかも今回は皇帝陛下も見に来てらっしゃる、それでも出るのかい?」

「ええ、出ます!」

「名前は?」

「アウトゥールスと言います」

「そうか、だったら、これを持って行きな」

「せめて、女の子なんだ、多少身を守れる方が良いだろう」

「ありがとうございます!」

私は皇帝陛下も見に来ているらしいが関係ない、弟の風邪を治す為なんだから!。

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