本当の姿って?
「女らしくしなさい」
知らないよなんで好きで女に産まれたわけでもないのに女らしく生きなきゃいけないんだよ。僕は女らしくなんてしたくない!だからそう言う親への小さな反抗そして自分らしくいられる場所が欲しくて始めたネットの世界。僕はネットで岬ではなくミントとして自分らしく生きる。そんなある日届いた一通のメール
『一緒にグループを作らない?』
それが僕の人生を変えた最初の言葉
星龍 麟霞
「東京に一人でなんて初めてきた」
新幹線を降りた宮野 岬はそう呟いて周りを見た。岬は今、rentyuubuで顔を出さずにゲーム実況やほのぼの会話をだしているrentyu-ba-ミントとして活動していた。そしてネットで同じように活動している人に誘われグループで活動することになり今日は顔合わせの日だった。岬はネットでは男として活動しているが本当は女だった。しかし女でいることが嫌でネットのみで素の自分を出していた。男の子のような髪型をしているが本当はウイッグでウイッグの下は長い髪をしていた
「えっと集合場所ってここで合ってるよね?」
(声しか聞いた事ないからな〜一応お互いの格好は教えてるけど)
「すみません」
「?はい」
「えっとミントくんであってる?」
「はい」
(茶色のジャケットに黒いズボン)
「木々・・・さんですね」
「はい」
木々は今回グループをつくるに岬を誘った人だった
「他の人もそろそろ来るはずだよ」
「そうなんですね」
「えっとミントくんって何歳?」
「13です木々さんは?」
「俺は18歳ミントくんとは5歳離れてるね」
「そうですね」
「なぁ君らがミントと木々って人?」
(白のシャツにジーパン)
「こあさんですね。ミントです」
「木々です」
「こあです。よろしくお願いします」
「もしかして木々さん達ですか?」
三人が声の方を見ると二人の男性がいた
「シンさんとゆいがさん」
「ねぇミントくんさっきからどうして名前が分かるの?会ったことないよね?」
「声と教えていただいた服の色などで判断していますが?」
「覚えてるの?」
「はい」
「へぇーすごいね」
スッ
ビクッ
木々がミントを撫でようとしたがその瞬間ミントは表情を強ばらせて一歩後ずさりした
四人「?」
「あ、・・・・ッ」
「あのー木々さん達で合ってますか?」
「!さきくんだね。じゃあ全員揃ったことだし、少し場所を変えようか」
六人は個室のある飲食店に入った
「さてと最初に自己紹介をしようか。名前と年齢ぐらいでいいかな?まず俺から木々です年齢は18」
み「えっとミントです年齢は13です」
こ「こあで年齢は16です」
し「シンで17です」
ゆ「ゆいがで15です」
さ「さきでシンと同じく17です」
き「じゃあ俺が最年長でミントくんが最年少だね」
み「そうですね」
さ「担当カラーはどうします?」
き「んー俺のイメージで言うとこあくんが青、シンくんが黄色、ゆいがくんが紫、さきくんが赤、ミントくんがピンクかな」
み「えっ」
き「ん?どうかしたミントくん?」
み「あっ、いえ何でも、ないです」
(ピンクか・・・・ピンクあんま好きじゃないんだよな。いい思い出がないし。でもわがままなんて言っていいはずがない)
き「ミントくん?」
み「はい?どうかしました?」
き「なんか考えてるみたいだったから?」
み「あ、き、木々さんのメンバーカラーはなんなのかなって思って」
き「んー俺か〜何色がいいと思う?」
さ「木々さんは緑系がいいのでは?」
ゆ「確かに優しい感じがするからいいと思います!」
こ「確かに!」
み「いいと思います」
ブーブー
み「あっ、すみません」
ガチャ
ミントは部屋から出て電話に出た
「もしもし」
『水希どこにいる?』
「今日は用事があるって言ったじゃんか」
『ならなんで東京にいるんだ?』
「あ、それは人と会う約束があって」
『今すぐ帰ってこい』
「ごめん。それは無理。本当に大切な用事だから」
『帰ってこい!』
「っ、ごめん」
プッ
(帰ったら怒られるな)
ガチャ
み「すみません。戻りました」
き「大丈夫だった?」
み「・・・一応大丈夫です」
き「じゃあ次は公式ペアをどうするかだね」
し「俺、木々さんと組んでみたい」
さ「俺はゆいがと組みたいです」
こ「俺はミントくんと組みたい」
み「僕は別に誰とでも」
ゆ「僕も誰とでもいいです」
木々「俺も誰とでもいいから。俺とシンくん、さきくんとゆいがくん、こあくんとミントくんでいい?」
五人「大丈夫です」
き「今日はこれくらいでいいかな。じゃあお互いに質問でもしてみようか。なにか質問ある?」
こ「はいはーい!」
き「じゃあこあくん」
こ「身長何センチ?」
さ「それ必要?」
こ「必要!」
き「俺は167」
さ「俺は170」
ゆ「165です」
し「168だよ」
み「・・・・・」
ふいっ
ミントは目を逸らした
こ「ミントくんは?」
み「そうゆうこあさんはどうなんですか?」
こ「僕?僕は160だよ。で、ミントくんは?」
み「・・・155です」
こ「ちっさ!」
み「・・・ほっといてください」
し「ミントくんって女みたいだね。小柄だし、声も高いし、カワイイ系の顔だし」
み「悪かったですね」
(まぁ本当は女だからなんだけど)
スッ
ビクッ
み「っ、」
こあが頭を撫でようとしてミントはまた表情を強ばらせた
み「すみません」
き「ミントくんどうしてそんなに怯えてるの?」
み「・・怯えてなんて、いません」
し「なんかあるなら言ってこれから一緒にやっていくんだから」
み「・・・・・皆さんに言わないといけないことが、あるんです。僕は・・・」
パサッ
ミントがウイッグをとると腰近くまである長い髪がたれた
み「僕は女なんです。言わなきゃとは思っていたんですがいつ言わないといけないか分からなくて。すみません」
し「・・・なんで男として活動してるの?」
み「僕は体が女なだけで心は女ではないんです。僕は女でいたくなくてだからネットだけどもありのままの自分でいようと思ったんです」
ゆ「男の子になりないなら髪を切ったら男の子っぽくなるんじゃないの?」
み「そう、なんですけど・・・許して貰えないんです。男の子みたいな髪型まで切りたいって言ったら『絶対許さない』って」
し「そんなの無視して切ればいいじゃん」
み「・・・・・・・」
ゆ「なんか事情でも?」
み「いえ」
ミントの表情は追求される度にどんどん暗くなっていった
ピロン
ビクッ
ミントは置いてあったスマホを見た。その瞬間ミントの顔は真っ青になった
み「すみません。この話はまた今度。か、帰らないと」
ミントは急いで部屋を出ようとしたしかし
ガシッ
ゆいががミントの手首を掴んだ
ゆ「待って!どうしてそんなに焦るの?なんでそんなに怯えてるの?それだけ教えて」
み「は、早く帰らないと、殺されちゃう」
五人「⁉︎」
き「殺されるって」
み「今度会えたらまた話します・・・・ちゃんと来れたら」
スッ
ガチャ
ミントは部屋から出ていった
ゆ「なんであんな怯えてまで?殺されそうな帰らなきゃいいのに」
こ「なんか複雑そうだったし、色々あるんじゃない?」
き「んー新幹線で帰るはずだからすこししたらLINEして色々先に聞いてみよっか?」
さ「そうしてください」
数分後
き「そろそろいいかな?」
き『ミントくん新幹線乗った?』
み『乗りました。すみません急に帰ってしまって』
き『いいけどどうして帰っちゃうの?殺されそうなら帰らなければいいのに』
み『確かにそうなんですけど。帰らないと腹を立てた父が母や妹達に何するか分からないので』
き『妹いるんだ』
み『はい。二人います』
き『君の過去について聞いてもいいかな?』
み『家に帰ってから電話します。その時でもよろしいですか?』
き『うん』
み『ありがとうございます。それから本当にすみません』
き『気にしないで』
き「・・・・」
ゆ「どうでした?」
き「帰らないと妹達と母さんに危害が及ぶからだって。それからミントくんは過去になにかあったみたい。また後で電話する」
し「あの、木々さん。俺、ミントくんと少し話がしたいんだけど電話の時少し代わって貰ってもいいですか?」
き「あ、うん。いいけど」
ゆ「電話かかってくるまでどうします?」
き「ん〜ならみんなのこと聞かせてよ。なんでネットで活動し始めたのかとか」
し「なんで・・・・か」
こ「僕は自分の特技とかを認めて欲しかったからかな。それに色んな人に自分のこと知ってもらいたかったし」
さ「俺もこあくんと同じような理由かな」
ゆ「僕は自分の力でどこまで上に行けるか試してみたかったんです。それにずっと兄弟に比べられてきたので僕自身を見てもらえる場所を探しててそこがネットだったんです」
し「俺は・・・・最近まで居場所がなくて辛くてずっとリスカとかしてたんです。だから居場所を探しててその時にネットを知って活動し始めたんです」
ゆ「木々さんは?」
き「俺は、ん〜最初は興味本意だったんだけどやっていくうちに楽しくて今までやってきたかな」
き(本当は他にも理由があるんだけど・・・まだ踏ん切りがつかないから。話すのは踏ん切りがついてからにしよう)
こ「みんなそれぞれの理由があるんですね」
き「そうだね。ねぇこれから一緒にやっていくんだし敬語はなしにしない?」
ゆ「確かにそれがいいですね!」
き「ゆいがくん言ってる傍から敬語だよ」
ゆ「あ、ほんとだ」
し「これからよろしくな」
き「よろしく」
こ「よろ〜」
さ「よろしく」
き「よろしくね」
それから二時間半後
プルルルル
き「!ミントくんだ」
四人「!」
ピッ
み『もしもし』
き「もしもしミントくん?」
み『はい。すみません遅くなってしまって 一時間前には家にいたんですがその、色々ありまして』
き「何があったの?」
み『電話の後すぐ帰ってこなかったことを父に怒られて色々問い詰められて、誤魔化してたら時間がかかってしまって』
き「殺されそうになってない?」
み『大丈夫です。殴られそうにはなりましたが母が止めてくれたので無事です』
き「そっか。あ、シンくんがミントくんと話したいって」
み『シンさんが僕と?』
き「はい。シンくん」
木々はシンにスマホを渡した
し「もしもし」
み『もしもしどうかしました?シンさん』
し「ねぇ聞きたいんだけど。ミントくんって鬱になったことある?」
み『・・・・どうしてそんなこと聞くんですか?』
し「俺さ少し前まで鬱だったんだ」
み『えっ?』
し「ミントくんさ少しその時の俺と同じような目をしてるからもしかしてって思って」
み『病院に行ってないので本当のところは分かりませんが今僕には鬱の症状があります』
し「なにか辛いことがあるなら話して欲しいんだけど。これから一緒にやってくんだし」
み『っ、ぼ、くは』
?『岬?』
み『ま、まま』
母『誰と話してるの?』
み『・・・友達だよ?』
母『そう。今、自分のこと僕って言わなかった?』
み『い、言ってないよ』
母『そう。ならいいのあなたは女の子なんだから女の子らしくしないとダメよ?あなた最近言葉遣いが荒いから』
み『はい。ちゃんと分かってるよ』
母『いい?あなたはお姉ちゃんなんだから一番上なんだから』
み『下の子の手本にでしょ?わかってるよ。電話してるからもういい?』
母『あぁそうね。ごめんなさい』
み『うん』
岬の母が部屋から出ていく音がした
み『おえっ、ゲホゲホ』
し「大丈夫か?」
み『大丈夫です。すみません。家では女らしい岬っていう人物を演技ないといけなくて』
し「辛い?」
み『さぁ?どうでしょうでも辛かったとしても我慢しなきゃ僕は一番上だから』
し「そっ、か」
き「シンくん代わってもらってもいい?」
し「あ、うん」
き「もしもしミントくん」
み『はい。って何回もしもし言うんですか』
き「いや、言っといた方がいいかと」
み『一回で大丈夫です』
き「・・・それでミントくんの過去って?」
み『あ〜大したことではないんですけどね・・・そこに他の人たちもいるんですよね?』
き「えっうん」
み『せっかくなんでスピーカにしてください。きっと昼間の僕の言動を不思議に思ってると思うんで』
き「分かった」
ポチッ
木々はスマホをスピーカにした
み『すみません聞こえてます?』
ゆ「聞こえてるよー」
こ「大丈夫だよ」
み『なら良かったです。さてと何から話しましょうか?』
ゆ「な、ならあの、昼間の『殺される』ってどうゆうこと?」
み『あぁうちの父親キレると手が付けられないんです。小学生の時は僕もよく殴られてました。僕、左手の人差し指に傷跡があるんですけどそれ父のせいなんです。それも僕の物心がつくまえ一歳から二歳ぐらいの時の傷です』
こ「その傷はどうして?」
み『どうも僕が言うこと聞かないなら祖母の家の車庫に閉じ込めようとしたら閉めた扉で僕が手を挟んだみたいでまぁその時は僕も悪いっちゃ悪いんですけど。でも父が当たりが一番強いのは僕じゃないんです。だからまだいいんですけど。今日はガチめに殺されると思いましたよ笑』
し「いやいや笑い事じゃないだろ」
み『まぁそうなんですけどね』
?『~~~~!』
バンッ
さ「何今の音?」
み『・・・・気にしないでください』
ガチャ
?『みーちゃん!ほんと意味わかんない!あのクソジジイ!』
み『はぁまた邪魔が入った。すみませんまた後日会いましょう』
き「う、うん」
み『本当すみません。皆さんも本当に申し訳ないです。じゃあ』
き「待って!」
み『?はい』
き「ミントくんはどうしてネットで活動してるの?」
み『・・・・ありのままの姿で入れる場所が欲しかったのと兄妹と比べられずに自分自身を見て必要としてもらえる自分の居場所が欲しかったからです。では失礼します』
プッツーツー
し「また切られちゃったな。もう少し色々聞きたかったのに」
き「ミントくんのLINE教えておこうか?」
し「お願いします」
ゆ「なら僕ほかのメンバーのLINEも知りたいな」
こ「僕も知りた〜い」
さ「俺も」
き「じゃあ交換しよっか。あ、俺はもうみんなのLINE持ってるから」
さ「じゃあ交換しよーぜ」
その後LINEを交換してその日はお開きになった
次の日曜日
み「はぁこの前皆さんに迷惑かけちゃったな。今日はママにちゃんと言ってあるし大丈夫だよね?」
トントン
ミントの肩を誰かが優しく叩いた
ビクッ
き「うわっごめんね驚かせた」
み「あ、いえ。木々さん早いですね」
き「ミントくんも早いよ。まだ三十分前だよ」
み「僕は新幹線の時間とかありますし」
き「毎回大変だよねごめんね」
み「いえいえグループ入れてもらっている身ですし、まずは入れてもらってることに感謝しないと」
き「そっか」
スッ
ビクッ
き「・・・・」
なでなで
み「へっ!?な、何して\\\」
き「何って頭撫でてる」
み「それは知ってます!なんで僕の頭を撫でてるんですか!\\\」
き「ん〜撫でたかったから?」
み「理由になってないです!」
き「ん?照れてるの?」
み「!ち、違います!」
なでなで
き「じゃあもっと撫でてもいいよね?」
み「っう〜\\\恥ずかしいからやめてください!\\\撫でられるの慣れてないんです・・・」
き「ごめんごめん。小さくて可愛くて」
み「可愛くないです!\\\ついでに小さいは余計ですし結構気にしてるんです!」
き「ふふごめんごめん。ミントくんって意外と猫みたいなんだね。例えるならアメショーかな?あ、ペルシャかな?」
み「あの、それ最近学校で友達にも言われたんですけどしかも言われた猫の種類も同じ」
き「あれ?そうなの。でもその子の言いたいことはわかるよ」
み「僕は分かりません」
き「いや、でもミントくんを動物で例えると猫だと思うよ」
み「なら木々さんはん〜栗鼠でしょうか?なんか小さくてふわふわして優しい感じがします。まぁ実際の背は大きいですけど」
き「そう?ミントくんは本当にみた、まん、ま」
み「?どうかしました?」
き「?今、ミントくんが泣いてる小さい子供に見えて」
み「子供?見間違いじゃないですか?それに僕が泣いてるなんてありえませんし」
き「ん〜そうだね。それにしてもミントくんはかわいいね」
み「可愛いじゃなくてかっこいいの方がいいんです」
プクー
ミントはほっぺたをふくらませた
き「ふふん〜ミントくんはね可愛いの方が似合ってるよ」
み「それは、僕が女だから?」
木々を見るミントの顔はすごく不安そうな顔をしていた
き「!違うよ。女の子だからじゃなくて仕草とかそうゆうのが」
み「それは!それは僕がそうゆう風に教育されてたから。可愛らしい仕草をするように女らしいあざとい仕草をするように強要されてきたから。こんな仕草本当の僕の仕草じゃない」
き「っ、」
ギュッ
木々はミントを抱きしめた
き「ごめん。ごめんね。ミントくんを不快にさせるつもりはなかったんだ。ごめん」
み「いえ、僕こそ取り乱してすみません。もう落ち着いたので大丈夫です。なので離してもらっても」
き「あ、そうだねごめん」
木々はミントを離した
し「おーい木々くん!ミントくん!」
み「あ、シンさん」
き「シンくん」
し「二人とも早いね」
み「シンさんも早いですね」
し「まだ二十分前だもんね。ほかのメンバーは?」
み「まだ来てません」
し「そっか。ならまだ時間あるし、タピオカでも飲みない?」
き「いいね!」
み「すみません。僕、タピオカ苦手で。僕はここにいるので二人で行ってきてください」
き「でも」
み「僕は大丈夫です。ここから動きませんし、他のメンバーが来た時に誰もいなかったら困るじゃないですか」
し「確かに」
み「ほら他のメンバー来ちゃうかもしれないですから早く行った方がいいのでは?」
き「じゃあ行こっか」
し「すぐ帰ってるからじっとしてなよ」
み「言われなくても分かってるよ。行ってらっしゃい」
木々とシンはミントを置いて歩いていった
み「さてと・・・あそこにでも座ってあれやるか」
ミントはスマホを取り出してとあるアプリを開いた
み「今はももに見せてる小説の続き書かないとな」
※ももはミントの親友でミントとしてネットで活動してることもグループに所属することになってることを知ってるよ
数分後
こ「それでさ、ゆいがくん。次の動画何やろうか迷ってるんだよね」
ゆ「こあくん声綺麗だから歌ってみたを出してみたらいいんじゃない?」
こ「あぁ〜そうだね。あ、なら相棒になった記念にミントくんと動画出そっかな」
ゆ「なら僕もさきくんと出そうかな」
こ「でもミントくんって歌ってみた動画出してないんだよね。歌苦手なのかな?」
ゆ「ん〜じゃあ今日カラオケ行かない?それなら歌ってくれるかも」
こ「いいね!あ!噂をすればミントくんだ!」
二人は少し離れたベンチにミントが誰かと話してるのを見つけた
こ「あれ?誰かと話してるの」
ゆ「誰だろうあの人達」
こ「知り合いってわけじゃなさそうだね」
み「〜~~~~」
男1「~~~~~」
男2「~~~?」
み「~~~〜」
パチッ
こあとミントの目線があった
み「!」
パッ
タッタッタッ
ミントはそこから逃げるように鞄を持って二人のところに来た
み「こんにちはゆいがさん、こあさん」
ゆ「こんにちは」
こ「やっほー」
ゆ「さっきどうかしたの?」
み「ん?あぁなんか喫茶店?を探してるらしくて知らないかって聞かれてて」
こ「その割には困ってたみたいだけど」
み「えっと、知らないって言ったら一緒に着いてきて探してくれないかって断っても何度も言ってきたので少し困ってました」
ゆ「あぁなるほどね。ほかのメンバーは?」
み「木々さんとシンさんは今二人でタピオカ買いに行ってますよ。さきさんは来てないです」
ゆ「ミントくんを置いて?」
み「?はい」
ゆ「なんで?」
み「なんでって僕がタピオカ苦手でいらないから二人で行って来てくださいって言ったからだと思います」
こ「こんな可愛い子置いてくなんて何やってんだか」
み「お世辞は大丈夫です」
こ「えっ、お世辞じゃ」
き「ミントくん!」
み「木々さん」
き「一人にしちゃってごめんね。はいこれお詫びのオレンジジュース」
み「えっ、悪いです」
き「貰って。それともオレンジジュース嫌だった?」
み「えっ、そうゆう訳じゃ!」
き「じゃあ貰ってくれるよね」
み「うっ、分かりました。ありがとうございます。その言い方ズルいです」
き「ふふ知ってる」
なでなで
木々がミントの頭を撫でた
み「っ〜\\\子供扱いしないでください!」
ゆ「なんか木々さんがいつのまにかミントくんの扱いに馴れてる」
き「集合時間の三十分前から居て結構二人で話してたんだよ。ねっ」
み「はい」
ゆ「僕も二人のこともっと知りたい!」
み「僕も皆さんのこと知りたい・・・です」
こ「僕も僕もー!」
み「あっ、そういえばシンさんは?」
き「さっきさきくんとあってさきくんもタピオカ買うってまだ並んでるよ」
ゆ「そうなんだ。あ、木々さん今日カラオケ行きません?みんなの歌声聞きたい!」
き「確かにいいね。じゃあ今日はカラオケで色々やろっか」
こ「さんせー」
み「・・・・」
き「ミントくんもいい?」
み「はい。大丈夫です」
み(・・・・本当は人前で歌うなんて好きじゃないんだよね。また・・・・違うこの人達はそんなこと言わない)
こ「ミントくん?」
み「は、はい」
パッ
ミントは下を向いていたが上を見たするとこあの顔が目の前にあった
ビクッ
驚いて一歩後ずさった
こ「ねぇオレンジジュース一口くれない?喉乾いちゃって」
み「いいですよどうぞ」
ゆ「こあくん!自分で買ったらどうです?それはミントくんの!」
こ「えぇ〜いいじゃんか」
み「僕も別に構いませんよ」
ゆ「ダメです!ミントくんも甘やかさない」
み「はーい。ゆいがくんから許可が出なかったのでダメです」
こ「えぇー」
し「ごめーん待ったか?」
さ「わるい結構時間かかって」
み「いえ」
き「じゃあカラオケ行こー」
み(僕は最年少だから頑張らないと)
ピロン
み「僕のか」
ミントはLINEを開いた
妹『みーちゃん』
み『どうした?』
妹『また怒られた』
み『今度は何したの?』
妹『あいつが悪いんだよ人のスマホ勝手に使うから』
み『妹のことあいつって言わないそれにあんたも人のこと言えないでしょ?勝手に人の漫画やら小説読んでるんだから』
妹『う、それはそうだけど』
み『さっさと仲直りする。長引かせるとまた怒られるよ』
妹『はーい』
み「はぁどうしてすぐ喧嘩するかな(ボソッ」
こ「?誰と誰が?」
み「あ、いえこっちの話です。気にしないでください」
カラオケについた
き「じゃあ今日はグループ名についてなんだけど何かいい案はある?」
し「案っていうかあくまで要望みたいなんだけど希望って言葉はいらたいんだけど」
こ「じゃあ僕光って言葉入れたい」
ゆ「希望と光、希望の光みたいな感じかな?」
さ「英語ならLight of hopeだな」
し「でも名前にはいまいちじゃない?」
さ「確かに」
み(希望の光・・・・)
み「あ、stella spei 」
ゆ「ん?今なんて」
み「えっ、とstella spei って言いました。ラテン語で希望の光って意味です」
こ「ミントくんラテン語話せるの⁉︎」
み「いえ、話せません。ただ調べる機会があったので調べた中のいくつかを覚えてるんです」
き「じゃあ名前はそれでいいかな?」
し「でもステッラ スペイーって言いにくいな」
さ「普段は略せば良くね?」
ゆ「ステイとか?」
こ「それいいね」
き「それとイラストなんだけど要望とかある?あるならこの紙に書いて」
木々さんはメンバー一人一人に紙を配った
き「じゃあ次回までに書いてきてね」
ろ「りょうかーい」
し「はーい」
さ「あいよ」
ゆ「はい」
み「分かりました」
き「じゃあ次は六月の第一日曜日かな」
み「あ、」
き「?どうかした?」
み「あの、僕のわがままでしかないんですが六月の会議はリモートとかじゃダメですか?」
き「いいけど何かあるの?」
み「・・・・本当に自分勝手なんですけど六月は僕の住んでる市のお祭りが毎週金土日にあってその〜そっちに行きたいし、行く約束してる日があって」
こ「お祭りかーいいな〜」
ゆ「なるほどそれならいいですよね?」
し「俺もお祭り行きたいな」
み「・・・・ならこっちきます?特になんもないところですけど案内ぐらいなら出来ますよ」
ゆ、こ「行きたい!」
し「楽しそうだね」
さ「俺も行きたい」
き「じゃあ行ってみようか。ミントくんいつなら空いてる?」
み「ちょっと待ってくださいね」
スッ
ミントはスマホを取り出してカレンダーを開いた
み「第一土曜日と第三日曜日、なら大丈夫です」
ゆ「それ以外はそのお祭りにいくの?」
み「そうですね。本当は金曜日もあるんですけど学校終わった後にいくのは少しキツイくて。あ、そのお祭り十八時からなのでその前に集まれば少し会議することも出来るかと」
き「そっかなら第一土曜日の午前中から集まって会議しよっか」
五人「はーい」
き「って事で今日の会議はおしまい。なんか歌おっか」
み「・・・・・」
こ「じゃあまず僕から歌う!」
き「じゃあはいこあくん」
木々はこあにマイクを渡した
こ「じゃあ〜これにしよっと」
み(この曲結構高音だよな。こあさんでるのかな?)
こ「〜〜〜♪」
み「!」
み(綺麗な歌声。女の子みたいだけど男の子みたいな力強さもある。高い音も出る一方で低い声も出てる。少しキツそうだけど・・・・すごいな)
歌い終わった
み「・・・・・」
み(低めの音の歌も歌ってほしいな)
こ「ミントくんどうだった⁉︎」
み「とっても素敵でしたよ」
こ「やったー褒めてもらった!」
み(なんか弟ができたみたい)
スッ
なでなで
ミントはこあの頭を撫でた
こ「えっ」
み「あ、」
パッ
み「すみません‼︎なんか弟みたいだなーって思ったらつい、妹達と同じことしちゃって」
こ「いや、なんか兄弟ができたみたいで嬉しい!」
み「ホッ」
み(よかった。怒らせてなかった)
さ「次俺歌う。〜〜〜〜〜♪」
み(さきさんは声が他の人より低いのが印象的だな。歌うとさらにそれが映える。だからこそこれより少しキーの高い歌を歌ってみてほしい気もあるな〜)
歌い終わって
さ「な、かっこよかった?ミント!」
み「う、うん。すごいかっこよかったけどなんで僕に聞くんだよ?そう言うのは相棒に聞きなよ」
さ「いや、なんかミントに褒めてもらいたいなーって思って」
み「?なんで僕?」
さ「ん〜〜わかんね」
み「まぁすごいかっこいいし、上手だったよさきさん」
さ「ん、ありがと」
さ(なんかミントに言われると安心感?認めれた感じがしてホッとするな)
ゆ「じゃあ次は僕で。〜〜〜〜〜♪」
み(ゆいがさんは優しい声だな。なんかすごい落ち着くな〜眠くなりそう。そういえば最近眠りが浅くて夜中に起きてたからな。ダメだ!人が寝てる時に寝るなんて失礼だ!)
こ「ミントくん眠いの?」
み「あ、いえ、そんなことは」
こ「眠いんでしょ?」
み「は、い」
こ「少し寝たら?」
み「いえ、大丈夫です」
こ「いいから!寝不足は体に悪いよ」
み「じゃあ少しだけ。少ししたら起こしてください」
スウッ
ミントは目を瞑った
み「スゥスゥ」
少ししてミントは寝息を立てて眠り始めた
こ「もう寝てる」
ゆいがが歌い終わって
ゆ「あれ?ミントくん寝ちゃったの?僕も褒めてもらいたかったのに」
こ「後で褒めてもらえば?」
ゆ「まぁそうだね。あ、でも本題のミントくんの歌声聞いてない」
こ「そういえば・・・・まぁいっか」
し「次俺歌うな。〜〜〜〜♪」
全くシンの話を聞いてないゆいがとこあ
ゆ「あれ?ミントくん目の下隈ができてる?」
こ「?本当だ。なんか忙しいのかな?」
み「パチッうわっ」
ミントは目を開けた瞬間にゆいがの顔があったことにびっくりしていた
ゆ「あ、起きちゃった」
み「あーどれくらい寝てました?」
こ「五分くらいだよ」
み「そうですか」
ゆ「ねぇ僕の歌どうだった?」
み「ん〜僕少ししか聞いてないから他の人にきいたらどうです?」
ゆ「ミントくんに聞いてるの」
み「んーとねすごく優しくて安心する声だったよ。ちゃんと聞いてなくてごめんなさい」
ゆ「上手だった?」
み「はい。すごい上手でした」
し「おい!ゆいが!こあ!二人も聞いてないだろ!」
ゆ、こ「うん」
み「ごめん僕も聞いてなかった」
し「あ、起きたんだな。短い昼寝だったな」
き「大丈夫?疲れてるなら寝ててもいいよ」
み「大丈夫ですよ。木々さんは心配性すぎです」
き「だって一番下の子の面倒はみたいじゃんか」
み「子供扱いしないでください」
き「中学生はまだ子供じゃないの?」
み「それは〜そうですけど・・・・」
こ(何もいえなくなっちゃってる)
み「子供扱いされるの慣れてないんだもん(ボソッ」
し「お前らさー全く聞いてないじゃんか!」
こ「うん」
ゆ「聞いてないよ」
し「少しは反省しろ」
み「ごめなさい」
き「ごめんねシンくん」
し「はぁー木々くんとミントくんはほんといい人。あの二人にも見習ってほしいよ」
ゆ「知りませーん」
こ「見習うわけない。これが僕だもん」
し「見習え」
み「ごめんねシンさん」
し「ミントくんと木々くんはいいよ」
き「あれ?触れてないけどさきくんは?」
さ「ん?」
さきはスマホを見ていた
さ「全然聞いてなかった」
し「お前もかよ」
さ「悪い。漫画読んでた」
し「お前が一番タチ悪いな」
さ「悪い悪い。ところで次誰が歌うんだ?」
き、み「・・・・・」
み「すみません木々さんと話があるので他の人で話しててください。ちょっと外いきましょう」
き「わ、分かった」
二人は外に出た
き「ミントくん話って?」
み「?特にないですね」
き「えっ?」
み「僕、人前で歌を歌うのが苦手で歌うのが怖かったので木々さんを使って抜け出させてもらいました。すみません嫌でしたか?」
き「いや、俺も歌うの苦手だったしたすかったよ」
み「ならよかったです」
き「!」
(あぁやっぱりだ。たまにミントくんが小さな子供に見える。それに)
き「ねぇ、ミントくん。ミントくんさ、前回も今回もまだ一回も笑顔を見せてくれないよね」
み「そうでしたっけ?」
き「うん。ずっと無表情多少変化はあってもどれも笑ってるとは言えない感じだった」
み「そうですか。ならちゃんと笑わないとですね(ニコッ」
木々にはそれが無理矢理笑ってるみたいに見えた
き「ッミントくん無理しちゃダメだよ?」
み「はい。分かってますよ急にどうしたんですか?」
き「・・・だってミントくんのそれ作り笑いでしょ?」
み「な、・・んのことですか?(ニコッ」
き「その笑顔俺には泣き笑いしてるようにしか見えない。無理しないで」
み「無理なんて」
き「辛いなら泣いてもいいんだよ」
み「ッ、ごめんなさい。僕、泣けないんです」
き「え?」
み「昔はよく泣いてたんですけどね。僕もすごい泣き虫だったからでも今は泣けないんですよ最後に泣いたのなんていつだっけ?確か好きなアニメを見た時か。もう四ヶ月以上前か。それも辛いじゃなくてただただキャラクターに感情移入して」
き「なんで泣けなくなったの?」
み「んーと僕の父が怒ると手がつけられないってことは話しましたよね?父がキレてるときに僕や妹達が泣くと父がさらに怒り出すので泣くのを我慢してたんです。そしたらいつのまにか泣けなくなっちゃって悲しくても辛くても泣けないんです僕は。かと言って弱音を吐くわけでもないんですけど」
き「ミントく」
み「あ、でも僕普通に笑いますよ?今はただなんて言うんでしょう犬で言うと飼い主に慣れていく段階?みたいな感じで少し警戒してるところがあって慣れたら警戒も解けて普通に笑うし、素の姿の僕になると思いますよ。多分敬語もとれると思います。僕、人見知りなんですよ」
き「えっ、そうなの⁉︎」
み「話はするんですけど素の自分は慣れないと出しませんね」
き(まだ殻に閉じこもってるだ。なら少しずつ慣れていってもらおう)
き「そっかーならまだ俺らに慣れてないってことか」
み「まだ二回しか会ったとこないですしね。後、僕少し精神的に弱い部分があってちょくちょく病んでるんでその辺はご迷惑おかけすると思います」
き「病んでるって具体的にどうなるの?」
み「えっと話し方がいつもより遅くなって、声のトーンが低い、笑顔がぎこちない、不安そうな顔をするらしいです」
き「らしいって」
み「友達が言ってたんで僕自身よくわかんないです・・・・木々さん最終確認です。本当に僕がグループのメンバーでいいんですか?後悔しませんか?後で後悔しても遅いですよ」
き「うん。俺は俺達はミントくんがいいんだよ。絶対後悔はしないし、させないよ。そんなこと言ったらミントくんこそ俺がステイのリーダーでいいの?」
み「もちろんです。木々さん以外にリーダーは務まりませんよ。何かあったら頼ってください力になりますよリーダー」
き「うん。ありがとうミントくん。で俺からのお願いなんだけど少しでいいから歌声聞かせてくれないかな?」
み「ここでですか?」
き「戻ってでもいいけど」
み「・・・・」
み(ここなら人いないしいいか)
み「人いないしここで歌いますよ。向こうで歌うのは少し怖いんで」
き「うん。聞かせて」
み「・・・・〜〜〜〜〜♪」
ミントの歌声は少し震えていたが綺麗な声だった。ミントが歌い終わると
パチパチ
き「すごい綺麗な声だったよ」
み「お世辞は大丈夫です。僕にも歌わせたんですから木々さんも歌ってくれますよね?」
き「う、分かったよー」
み「ありがとうございます」
き「・・・・〜〜〜〜♪」
み(木々さんは低いと高いの間くらいの歌声だな。心地いい声、ゆうとさん同じように優しい感じがするけどゆうとさんより声が低いな)
き「どうだったミントくん?」
み「すごい素敵な歌声でした。木々さんの歌声はすごい落ち着きますね。とっても上手でしたよ」
き「ふふ他のメンバーの言ってた通りだ。ミントくんに褒められるとすごい嬉しいし安心する」
み「そうですか?あ・・・そういえば僕学校で友達にお母さんって言われます」
き「うん。たしかにお母さんって感じする」
み「そうですか?そんなことないと思いますけど」
き「ん〜なんて言うのかなミントくんは雰囲気が柔らかくて安心する?それに面倒見がいいし、優しいから」
み「雰囲気とかはわかりませんけど面倒見がいいのは下の子の面倒を僕がずっと見てきたからだと思いますよ。妹が二人もいるし、従兄弟が同い年一人以外全員年下なんだよ。だから面倒見がいいんだと思うよ」
き「へぇそうなんだ」
み「まぁ妹達の方が出来がいいんだけどね」
き「え?」
み「僕、出来損ないなんだ。兄弟の中の。勉強も運動も性格もどれをとってもダメで。いつも妹と比べられてて。『お姉ちゃんなんだからもっとしっかり』『一番上なんだから下の子の手本に』・・・僕はそんな言葉大嫌いだ。好きでお姉ちゃんに一番上に産まれたわけじゃないのになんでそんなこと言われなきゃいけないんだ」
ギュッ
ミントは自分の手を強く握った
み「お姉ちゃんだから我慢しないといけないなんて自分を犠牲にしてまで頑張らないといけないなんて意味がわからない。『そうなったならしょうがない』『そうゆう運命なんだ』知らないよ!そんなの!僕は自分らしくいたいお姉ちゃんだから最年長だからじゃなくて自分だからこうしたこうしたいって言いたい。ハハ・・・すみません迷惑・・・だったよねこんな話。普段はしないんだけどちょっと家で揉めたのが原因で精神的に弱ってる部分があって、ごめんなさい」
き「いや、いいよ。話してくれてありがとう」
き「ッ、」
き(そうだ。しっかりしてるから忘れがちだけどこの子はまだ十三歳子供なんだ)
み「すみません。今までここまで感情的になるのは全くなかったんですけど。一度話し出すと堰を切ったみたいに溢れ出して止まらなくなっちゃって」
き「大丈夫だよ。他に話しておきたいことはない?」
み「・・・・・これ」
ミントは腕を見せた。そこにはまだ新しい傷がたくさんあった
き「これって、リ、スカ?」
み「・・・・少し違います。ここに傷をつけるのはリスカじゃなくてアムカって言うんです。やることは同じですけどつける部位で名前が変わるんです。手首はリスカ腕はアムカ、足はレグカって言うんです。・・・・これをしてるから僕はいつも青のブレスレットをつけるようになったんです」
き「えっ、とアムカと青のブレスレットが何か関係あるの?」
み「僕、青いブレスレット運動に参加してるんですよ。青いブレスレット運動は自傷行為をしたことがある人あるいはそれに関係する人が青いブレスレットをつける運動のことで意味は『一人じゃない』。青いブレスレット運動に参加することで少しだけ精神も落ち着いたんです。話逸れちゃいましたねすみません」
き「ミントくん謝らないで」
み「えっ、すみませあ、」
き「すぐに自分の非を認められるのはいいけど。自分が悪くないところまで謝ってたらキリがないし疲れちゃうよ」
み「あ、えっと」
み(謝っちゃダメならなんて反応すれば)
き「・・・ミントくんこうゆうときは『はい』って言ってくれればいいんだよ」
み「は、い?」
き「ん、そう」
ナデナデ
み「木々くんに撫でられるのなんか安心する」
き「今、木々くんって」
み「ダメだった?」
き「ううん。ミントくんに近づけたみたいで嬉しいよ」
み「ならよかったです」
き「そういえばステイの結成発表の動画なんだけど〜〜〜〜」
み「〜〜〜〜」
二人は少ししてからみんなのところに戻った
ガチャ
こ「あっおそーい」
ゆ「二人とも逃げだよね?僕らが気づいてないとでも?」
き「?逃げたね。でも気づいてるのは知ってたよ?」
四人「え?」
み「あんな反応した後で出てって気づかない方がおかしいですよ。まぁ本当に木々くんと話してたんで完璧に嘘だとはいえないんですけど」
こ「待って!今、木々くんって言った?」
み「言いましたね」
こ「じゃあ僕は?」
み「こあさん」
こ「なんでくん付じゃないの?一応相方なんだけど」
み「木々くんはリーダーだし、色々話してるうちにそうなったんです」
き「たまに敬語もなくなるよね」
み「そうですね」
こ「はっ!?木々くんズルッ。先にミントくんを手懐けるなんて」
ギュッ
こあはミントに後ろから抱きついた
み「手懐けるって僕は猫じゃないんですけど」
こ「ん?いいのいいの本当に猫みたいだから。しかも僕猫とは言ってないのに自分で猫って言ってるし」
み「・・・・・」
プクッ
ミントは頬を膨らませてそっぽ向いた
こ「えっ、なんで怒ってるの⁉︎」
み「・・・・」
き「ふふ、こあくん。猫っぽいっていうのね〜この前俺も同じようなこと言ったし、最近学校でも友達に言われたんだってミントくん」
こ「やっぱ他の人から見ても猫っぽいんだよ」
み「猫じゃないです」
こ「猫だよ。警戒心の強い猫って感じ」
み「うぅ〜違うもん!僕、猫じゃないもん!」
こ「もんww」
み「っ〜\\\」
バシッ
ミントはこあの肩を叩いた
こ「イッター!何するの!」
プイッ
ミントはそっぽ向いた
み「こあさんが悪いんです。僕は悪くないです」
こ「ごめんごめんwミントくんって意外と子供っぽいところもあるんだね」
み「子供っぽくて悪かったですね」
ゆ「もしかして・・・ミントくんって意外と毒舌?」
み「・・・・ソンナコトナイデスヨ」
ゆ「あぁ図星なんだ」
み「すみません。小六ぐらいから一気に毒舌になったんですよね。たまに母に怒られます」
さ「言いたいことはっきり言うやついいと思うよ俺は」
し「たしかに裏で言われるより断然いいよな」
き「目の前で悪口とか言われても嫌だけどね」
み「言いませんよ。仲間の悪口なんて言いません」
ミントは静かに目を閉じた。何かを思い出すように
ゆ「そうだね。ミントくんは言わなさそうだもん」
み「ゆいがさんも言いたいことははっきり言いそうですね」
ゆ「うん。言うね」
こ「木々くんは言いたいこととか溜め込みそ〜」
き「まぁそんな感じだね」
し「俺は?」
さ「シンははっきりでも相手を傷つけずに色々言いそうだな」
し「確かにそう・・・かも?」
さ「俺は?」
き「さきくんはシンくんと似た感じじゃないかな」
さ「ふぅーん」
み「シンさんとさきさんって似てる部分があるから気が合いそうですね」
さ「あぁ確かにな」
し「今度一緒にゲームでもやるか?」
さ「お、いいな」
こ「ゆいがくんも一緒にゲームやろ?」
ゆ「いいね。負けないよ」
き「みんな仲良いね」
み「そうですね。仲良いのはいいことです」
き「ミントくん本当にお母さんみたい」
み「木々くんも人のこと言えないと思うけど?」
こ、し「木々くんとミントくんも一緒にどう?」
み「合わせたのかってぐらい綺麗にハモりましたね」
き「ねー」
こ「二人は僕らとゲームするの!」
し「いや、俺らとだよ」
さ「年下は引っ込んどけ」
ゆ「そっちこそ年上なんだから僕らに譲って」
し「もうここは二人に決めてもらおう」
こ「そうだね」
ゆ「二人はどっちのグループがいい?」
さ「二人の意見聞かせてよ」
き、み「・・・・・」
ミントと木々は顔を合わせて困った顔をした
き、み「俺、僕は、どちらでも」
こ「ここはもう勝負で」
し「おう!なんの勝負?」
こ「もちろんスマホゲーム」
し「じゃあ対戦しよう」
き「仲良いねー」
み「そうですね」
き「喧嘩を始めちゃったかと思ったよ」
み「勝負って言うんでびっくりしましたね。喧嘩にならなくて良かったです」
さ「あの二人のんびりしすぎじゃないか?(ヒソ」
ゆ「だね。ほんわかしてる。母親が二人(ボソッ」
さ「おーい二人とも俺らもゲームしよ」
き「いいよ」
み「いいですよ。でも僕、スマホにほとんどゲーム入ってなくて」
ミントなスマホを取り出した
ゆ「ちょっと見せて・・・・うわ、本当だ。マンガとrentyuubuと配信ツールしかゲームの分類にはいってない」
み「普段パソコンとスイッチ使ってるのでスマホは主に趣味用でゲーム入れてもすぐ消しちゃうんだよ」
ゆ「なら愛してるよゲームしません?」
さ「いいね」
き「愛してるよゲームってなに?」
み「愛してるって言い合って照れたら負けってゲームだよ」
ゆ「そうそうやって見たかったんだよね」
さ「ミント弱そうだな」
み「失礼ですね。一応感情を隠すのは得意ですよ」
さ「ならやろ」
み「いいですよ」
さ「じゃあゆいがと木々くん審議してよ」
ゆ「はーい」
き「分かった」
さ「じゃあ俺からな・・・愛してるよ」
み「・・・・さきくん愛してる」
さ「あ、愛してるよ」
み「愛してます」
さ「うっ、ミント愛してるよ」
み「愛してるよさき」
さ「うっ、あー\\\呼び捨てはずるい。破壊力がエグい」
ゆ「ミントくんの勝ち」
み「すごいでしょ?少しずつグレードアップさせてたんですよ」
き「ミントくんすごい上手だったよ!」
み「演技とかするの好きなんだよ」
き「へぇーそうなんだ。じゃあ次は俺とゆいがくんだね」
ゆ「絶対負けない!」
二人は愛してるよゲームの二回戦目を始めた
さ「ゆいが後で俺ともやろ」
ゆ「いいですよー」
み「・・・・」
テクテク
こ「うっわ。負けたんだけど」
し「よっしゃー勝ったー!」
み「シンくん勝ったんですね。すごいです!」
し「ありがとー」
こ「もう一戦!」
し「受けて立つ!」
み「こあさんも頑張ってください」
ナデナデ
ミントはこあの頭を撫でた
こ「ん〜」
み(犬みたいだな)
み「僕コンビニ行ってきますけど何か入ります?」
こ「ううん。大丈夫」
し「あ、お茶買ってきてくれん?」
み「はい」
ミントはウィッグを取って一人でコンビニに行った
み「えっとお茶と後、お菓子かな?」
?「あれ、お前」
み「えっ・・・なんであんたが、ここに」
それから数分後
タッタッタッ
バンッ
ミントは借りていたカラオケの部屋のドアを思いっきり開けた
5人「⁉︎」
み「はぁはぁ体力落ちたな」
スッ
ガチャ
ミントはドアを閉めた
こ「ど、どうしたの⁉︎ミントくん」
み「あぁ〜なんでもないです。ちょっと走って帰ってきて疲れたんです」
し「なんで走ったの?」
み「あ、えっと走りたかったから?」
グイッ
き「違うでしょ。顔色が良くないし、手が震えてる、冷や汗もすごいよ。何かあった?」
み「すみません。大丈夫です。それにしても木々くんはよくみてますね」
き「でも」
?「ねぇ岬」
ビクッ
み「っ、其方ちゃん達」
そ「こんなとこでなにやってん?バスケ部をやめたくせに」
み「・・・・」
女の子一「バスケ部やめたくせに東京で遊んでんの?しかも男と」
み「・・・・」
女の子三「こんなダサい男と絡むなんてセンスな」
ピクッ
女の子四「男選ぶセンス皆無じゃん。てかキモっこんな奴らとからなんてダサすぎ」
女の子五「バスケでもセンスなかったけどこうゆう面でもセンスなかったんだ笑」
女の子六「せいぜいそのダサい男達と遊びなよ。てかそんなキモい男どこにいたの?笑」
ブチっ
そ「ねぇ聞いてんのかよ?」
み「・・・さっきから大人しく聞いてればよー俺の仲間のこと散々言いやがってどうゆうつもりだ?あ?」
そ「えっ、岬?」
み「うっせぇな。なんだよ?文句あんのかよ?てかキモいキモいって言うけどよオメェらの方がキメェよ。元部活の仲間を見つけて追いかけて馬鹿にするってどんだけ性格腐ってんだよ。あぁ元部活の仲間じゃないねごめんごめん。元部活の奴隷か」
そ「そんなこと!」
み「あるでしょ?だっておれは部活の序列最下位のクズだもんね。出来損ないでいらない存在そうでしょ?石川先生」
い「いや、それは」
み「だってあんたが言ったんじゃない『やめたいなら辞めろ』『お前バスケ向いてないんじゃない?』って。てか部活の顧問ならちゃんと生徒の事見とけよ。どうせ先輩達の試合にでも来たんでしょ?ならこんなところで油売ってないでさっさと行け」
そ「なんでそんなに怒ってんだよ。出来損ないの分際で。出来損ないなんてただの事実じゃんか!」
み「はぁ?もしかしておれが自分のこと馬鹿にされたから怒ってるとでも?」
女の子一「えっ?違うの?」
み「は?ちげぇよバーカ。俺さ別に自分のことでなに言われれのもいいんだよね。そんな感情麻痺してるし、なれてるから。でもさ〜友達とか仲間を馬鹿にされるのはまじで許せぇねぇんだよ。お前らはさっき俺の仲間を散々馬鹿にしやがった。それでキレてんだよ」
女の子二「だ、だって事実じゃんか!」
み「ふーんここにきて開き直るんだ。お前さ一回同じ思い味わってみるか?いきなり会って急に言いたい放題悪口言われる。それがどれだけ気分悪いか。テメェらみたいなクズは一回人の心の痛みを味わうべきなんだよ」
女の子三「う、うるさいな。そんな奴らのどこがいいんだよ?」
み「そんな奴ら?まだゆうのかよ。じゃあさそこまでゆうなら。お前ら木々くん達の俺の仲間のなに知ってるわけ?言ってみろよ!」
き「ミントくん一回落ち着こ」
み「落ち着いてられっか!あ・・・ッ、すみません」
き「俺らは大丈夫だから、ね?」
み「はい・・・でもさっさと失せろゴミども」
女子六人「ひっ」
い「行くか」
七人は去っていった
み「あぁ〜完璧にやらかした。こりゃあ月曜日終わったな」
こ「ミントくん怒ると怖いんだね」
み「ほっといてください。つい我慢できなかったんです」
さ「てかあいつら誰なんだ?」
み「あぁゴミどもですよ。気にしないでください。昔から変わらないなあいつは(ボソッ」
ゆ「えっ今なんて?」
み「いえ。なにも言ってませんよ」
み(はぁウィッグ被ってけばよかった。木々さん達にも迷惑かけちゃったし)
み「・・・・そろそろ帰りますね。新幹線の時間もありますし」
き「あ、うん」
ミントはその日は早めに家に帰った
家で〜
み「イラストのイメージかー」
コンコン
「みーちゃん入るよ?」
「ん〜」
ガチャ
「なにやってんの?」
「グループで活動するって言ったじゃんそれのアイコンのイラストでの要望を聞かれてさーどうしようかなって」
「男で長髪も変だからね。まぁ襟足が長いって感じにすれば?ギリギリ縛れるくらいの長さで」
「あーそれいいね。採用」
「あとは自分で考えろ」
「え、ひど」
(まぁ普段してるような感じでいいか。髪は今、愛里が言ったのでいいとして他は・・・青いブレスレットをつけてるぐらいでいいか)
「そういえばなんか用だった?」
「あぁそうそう今日ツイキャス配信やるんじゃなかったの?グループに入るって言う報告するんでしょ?」
「あ、そうだった。今何時⁉︎」
「七時半」
「やばいもう少しで配信時間だ。ちょっと奥の部屋行ってくる」
「いってらー」
ミントは急いで奥の部屋に行って配信の準備をして配信を開始した
『どうもーミントです!今日は大事なお知らせがあって配信を始めたよー』
【なになにー?】
【気になるー】
【早く教えて!】
『実はこの度グループに所属することになりましたーイェーイ』
【マジで!?】
【グループに入っても推します!】
【嘘でしょ!】
【どんなグループ?】
【メンバーは?】
『色々質問あると思うんだけど。今度メンバーと配信をすることになってるからその時に色々分かるんじゃないかな』
【こんな奴がグループに入るとはそのグループが可哀想】
『っ!まぁね最近、たまに集まって話してるんだけどすっごくいい人達なんだよー。特にリーダーはおっとこれ以上話すと怒られちゃうからこれくらいにしようか』
【えぇー】
【もっと教えて!】
【ミントくんのメンバーカラーは?】
【どんな活動してくの?】
『たくさん質問があるけどじゃあ一つだけ僕のメンバーカラーは、ピンクです!』
【緑じゃないの?】
【ミントグリーンかと思ったー】
【ミントなのに?】
『笑笑たしかにミントなのにピンクなのって感じだよね?でも僕は好きだなーせっかくメンバーが選んでくれたしね』
【なるほど!】
【ミントくんらしい!】
『ハハありがとう。じゃあこの話はこれくらいにして今日はあつ森を喋りながらなやっていきたいと思いまーす』
それからミントは二時間ぐらい配信をした
「ふぅー」
ピロン
「!木々くん?」
『ミントくん!』
『どうしました?』
『俺もこれからグループに所属すること発表するから見てくれないかな?』
『いいですよ』
『ありがとう。そのもしよかったら俺の言葉に合わせてコメントしてほしいな』
『わかりました。木々くんに呼ばれたらコメントしますね』
『ありがとー』
ミントはツイキャスをもう一度開いて木々の枠を開いた
『みんなこんにちわ。木々だよ。今日は重大な発表があって配信することにしたんだ。実はこの度グループを結成しました!ふぅ〜イェーイ』
【木々くんめっちゃハイテンション】
【あれ?もしかしてグループって】
【ミントくんと同じ?】
【おめでとう!】
【グループに入ってもずっと応援します!】
『もしかしたら気づいてる人もいるかもしれないんだけど俺の枠の数分前同じような発表してる子がいたよね?』
【まさかまさか】
【ミントくんがグループのメンバーの一人?】
【ミントくんがグループに入るとか木々くん可哀想】
【ミントくんと木々くんが同じグループとか最高すぎない?】
『そう、ミントくんも同じグループでーす!ミントくん見てる?いや、聞いてる?』
【聞いてるよー木々くん】
ミントはコメントした
『よかったー聞いてくれてるみたい』
【ミントくんも見てるの⁉︎】
【なんで見て欲しいの?】
【コメントでミントくんがコメントしてる⁉︎】
『ねぇミントくん今から一緒に配信しない?』
【え、嘘⁉︎二人のコラボが見れるの⁉︎】
【オッケーしてミントくん!】
【ミントくんなんかが木々くんとコラボするとか図々しい】
【ミントくんと木々くんのコラボ見たい!】
『ミントくんどうする?』
「あ、っ」
【やります】
ミントは勇気を振り絞ってそうコメントした
『じゃあ今からコラボの準備しよっか。ちょっと待っててね』
ミントは新たに配信の準備を始めた
『よし、準備ができたから配信やっていきましょー!じゃあ呼ぶね!これから一緒にグループをやるミントくんです!』
『どーもーミントくんでーす。いやー急にコラボ誘われるとは思ってなかったよ木々くん』
『ごめんごめん俺も今、思いついた』
『マジか』
『じゃあグループについて二人で話していこうじゃないか!』
『そうしよー!』
『まずねメンバーは俺とミントくん含め六人なんだ』
『僕が最年少で木々くんが最年長だよ』
『メンバーカラーは聞いたかもしれないけどミントくんはピンクなんだ』
『木々くんは緑だよー』
『他にも青、オレンジ、黄色、紫担当の子がいるよ』
『メンバーのアイコンは現在考え中なんだ。ちなみに僕はもう考えたよ』
『へぇーどんなの?』
『んーとね襟足が長くて軽ーく縛れるくらいの髪で青いブレスレット付けててピンクの髪と目だよ。木々くんは?』
『俺はねー深緑の髪とミントグリーンの目でミントくんとは逆に結構短めの髪にするつもり』
【想像しただけでかっこかわいい】
【なんで青いブレスレット?】
【早く見たい!】
【もしかして青いブレスレット運動?】
【キキくんがミントグリーンなんだ笑】
『なんで青いブレスレット?か。僕ね青色好きなんだ。だから常に青色のものつけてるんだよねー』
【なるほど】
【なんだーそうゆうことか】
『でもミントくんって絶対怒らせちゃダメなタイプだよねー』
『急になんですか?』
『いや、だってさキレた時ヤバかったじゃんか』
『木々くんシッ。それは言っちゃダメなやつ』
『はーい』
【ミントくんの怒った姿見てみたい】
【木々くんがミントくんに怒られてる尊い】
【ミンきき最高】
『でも木々くんも怒らせると怖そうだね』
『そうかな?』
『うん。普段優しいから余計に怖いと思う』
『よっぽどのことがない限りキレないよ。まぁメンバーになんかあったら許さないけど』
『それは同感です』
『まぁなんかあったら二人でボコボコにしよう』
『そうですね。メンバーを傷つける人は許さない』
【怖い怖い笑】
【怒らせちゃダメな二人だ】
【こっわー笑】
『まぁ僕がなんか言われるぐらいならいいんですよ。でもメンバーが何か言われるのは絶対許しませんし、許せません。メンバーが言われるぐらいなら僕が言われたほうがいいんだよ』
『ミントくん・・・本当に最年少?』
『一応最年少です』
【ミントくんかっこいい!】
【木々くんマジそれなです】
【偽善者だ】
【ヒーローぶんな気持ち悪い】
【一応笑】
『まぁ色々な意見があると思いますが僕はグループの一員として頑張っていきます!』
『ミントくんなんかあったら頼りなよ』
『はい。リーダーはちゃんと頼りにしてますよ』
それから一時間ほど二人で配信をした
『じゃあ今日はこれぐらいで今度六人で配信するよーまたねー』
『またねー』
プチッ
「ふぅーまさか三時間連続で配信することになるとは」
ピロン
『お疲れ!急にコラボお願いしちゃってごめんね』
『全然大丈夫です。コラボ楽しかったです』
『ミントくん今日、アンチがいたんだけど』
『あぁ最近いるんです。迷惑かけてすみません』
『いや、いいんだけど大丈夫?』
『大丈夫です。すみません』
『謝らないで、ね?』
『はい。お疲れ様でした』
『うん。お疲れ様』
それから他のメンバーもグループを作ることを発表した。みんなでお祭りに行く日の駅
〜五人〜
こ「遠かったー」
ゆ「ミントくんの住んでるとこって意外と遠いんだね」
さ「てか結構田舎」
き「こらさきくん」
し「ミントくんどこだろ」
五人が探すと近くのベンチに彼の後ろ姿が見えた
こ「あ、いた」
タッタッ
ギュッ
こあはミントに後ろから抱きついた
み「う、わっ」
ガシャ
ミントは驚いてスマホを落とした
み「こあさん!びっくりするじゃないですか!」
ゆ「そうだよ」
スッ
ゆいがはミントのスマホを拾った
み「あ、」
バッ
み「ありがとございます」
ミントはゆいがからスマホを取るとポケットにしまった
み「早かったですね」
さ「あぁ配信のこととか話さないこともたくさんあるからな」
き「それで今日どこで話す?喫茶店とかこの辺ある?」
み「あるにはあるんですけど。圧倒的にカラオケの方が近いですよ?この辺に三つカラオケのお店あるんで」
き「じゃあカラオケにしよっか」
み「えっと一番近いところでいいですか?」
き「うん」
み「分かりました。じゃあ行きましょうか」
ミントは帽子を被った
し「なんで帽子?」
み「まぁバレると色々めんどいんですよ。この辺中学生の溜まり場みたいになってるし。・・・行きましょう。五分もかかりませんよ」
六人は階段を使って下に降りるとすぐ近くにあった建物に入った
み「つきました」
こ「はやっ」
み「目の前ですからね。六人です〜〜〜〜」
ゆ「すごい慣れてる」
こ「さすが地元なだけあるね」
さ「なんか東京に来てる時よりスラスラ話してる気がする」
き「地元だから色々安心してるんじゃない?」
さ「あーね」
み「?どうかしました?行きますよ?」
五人「うん」
六人は借りた部屋に入った
こ「ねぇミントくんこの辺で有名なところある?」
み「・・・・んー特にないですね。てかここ遊びに行くとこもほとんどないんですよ」
こ「じゃあ美味しいものは?」
み「・・・・あ、美味しいクレープ屋さんなら知ってますよ。美味しいからすごい並ぶんですよ。僕もそのお店のクレープ昔から食べてて大好きなんです」
こ「なら後で連れてってよ!」
み「はい」
き「ふふじゃあ先に会議やろっか?」
それから六人で会議をして二時くらいになった
き「じゃあ今日はこれぐらいでいいかな」
こ「よし!じゃあミントくんクレープ買いに行こ!」
ゆ「僕も行きます!」
み「じゃあ三人で行きましょうか」
こ「じゃあ行ってくるねー」
き「行ってらっしゃい」
ガチャン
三人はクレープを買いに出かけていった
さ「あの三人意外と子供っぽいところあるんだな」
し「まぁ年齢が下の三人だし」
さ「でもこあはともかく下二人は結構大人っぽいからまだ中学生と高校生なの忘れるよな」
き「前コラボした時にミントくんも最年少とは思えないようなこと言ってたし」
し「あぁあれでしょ?『メンバーが悪口言われるからくらいなら自分が言われた方がまし』ってやつでしょ?」
き「そうそう」
さ「ゆいがも前通話した時『仲間を傷つける人は誰であろうと許さない』って言ってたな」
し「木々くんもだけどミントもゆいがも仲間想いなんだよな」
さ「ん?俺は?」
し「さきは普通」
さ「そこは俺も入れろよ笑」
し「いや、知らんし笑」
き「シンくんもさきくんもいい人だと俺は思うけどね」
さ「はぁーさすが木々くん分かってる」
し「ほんとそれな。木々くんほどいい人なんていないでしょ」
き「そんなことないと思うけど」
さ「そんなことあるよ!」
し「そうそう!木々くんは自分のことを下に見過ぎ!木々くんは絶対いいリーダーになるよ!あ、だけど無理のしすぎは禁物だからね」
き「分かってる大丈夫」
さ「木々くんみたいな人の大丈夫ほど信用ならないものはない」
き「え、ひどくない?」
それから数十分後
ガチャ
こ「ただいま〜」
ゆ「ただいまです」
み「戻りました」
さ「おっ、おかえりー」
み「あの、三人の分も買ってきたんですけど。何がいいか分かんなくて妹たちがよく食べてるの買ってきたんですけどいいですか?」
き「うん。全然いいよ。ありがとう」
し「ありがとー」
さ「ありがとなミント」
み「いえ」
ミントは少し俯いてクレープの入った袋を渡した
さ「ミント照れてんの?」
み「!違います!\\\」
し「めっちゃ動揺してる」
み「してません!」
さ「うっそだー」
み「・・・もういいです。僕クレープ食べます」
さ「あぁ〜悪かった悪かったから拗ねんな」
み「拗ねてないです!」
ミントは椅子に座るとクレープを食べ始めた。ゆうととこりんも椅子に座って食べ始めた
パクッ
こ「ん!美味しい!」
ゆ「生クリーム甘さ控えめなんだね。皮もパリパリで美味しい」
み「いつ食べても美味しい」
こ「ミントくんのそれ何?」
み「これですか?これフレッシュアップルです。一口食べます」
こ「!食べる」
み「はい」
パクッ
こ「りんごも美味しい」
ゆ「ミントくんはいつもそのリンゴのやつ食べるの?」
み「いや?これ食べるのは今日が初めてだよ。僕は毎回違うの食べるんです。前はブルーベリーのやつ食べたんだよね」
こ「&@#¥$&@#%#」
み「うん。こあさん喋るか食べるかどっちかにしようか」
こ「ひゃあーい」
ゴクッ
こ「ミントくんは冒険するタイプなんだね」
み「あぁそうだね。甘いものに関しては結構冒険するかも。こあさんは?」
こ「僕も色々試すタイプかな」 ・・・
み「確かにそんな感じするもんこあくんは」
こ「今なんて言った!??」
ビクッ
み「えっ、とたしかにそんな感じがするもん?」
こ「その後!」
み「えっ?こあくんはって言ったけど」
こ「やっとくん付で呼んで貰えたー」
ゆ「よかったね」
み「そんな喜ぶことでもない気がするけど」
こ「喜ぶことだよ!やっとミントくんに少し近づけたみたいで嬉しい!」
み「フハッこあくんって変わってるね」
五人「!」
ゆ「えっ?今笑った?」
み「?僕だって人間なんですから面白ければ笑うけど?」
ゆ「あ、そっか。でもミントくんの笑顔って初めて見た気がする」
み「あぁ〜まぁ警戒心バリバリだったからね。ちょっとそれが柔らかくなったんだろうね」
こ「本当に猫みたいじゃん」
み「こういう性格なんだから仕方ないじゃないですか」
さ「認めてるし」
み「散々言われすぎてもう諦めました」
き「笑笑よし、じゃあ俺もクレープ食べよっと」
さ「俺も〜」
し「俺も」
六人はクレープを食べた後歌ったりしたりとなんやかんやで夕方になった
み「・・・・そろそろ始まったかな?」
き「お祭り?」
み「はい。時間的にもう始まってるかと」
き「じゃあ行こっか」
こ「はーい」
六人はお祭り会場に行った
さ「うわ〜人多!」
み「今日は少ない方ですよ昨日雨が降りましたし、さて、どこから回ります?」
き「んーじゃあ相方同士で三つのグループに分かれてまわろうか」
み「迷子になったら周りの場所教えてくれれてば迎えに行くんで」
さ「よっぽど大丈夫でしょ」
ゆ「いや、不安だなー」
み「なんかあったらLINEで言ってください」
ゆ「うん。何もないことを願うけど」
み「そうだね」
き「じゃあそれぞれ行こうか」
木々シン
き「じゃあどこ行く?」
し「ん〜あ、チョコバナナ買おう!木々くん」
き「いいよ〜」
し「木々くんもなんかあったらいいなよ?」
き「うん。大丈夫だよ」
チョコバナナを買った
き「あ、射的」
し「やる?」
き「うん。やってみたい」
し「じゃあやろーおじさん二人分」
「はいよー一人五発ね」
き「射的なんていつぶりだろう」
し「俺も久しぶりにやるなーえっと〜ちゃんと狙って打てばいいんだよね」
き「・・・・」
パンッ
き「あ、なんか取れた」
「おにーちゃんすごいねーはい。景品のぬいぐるみ」
し「おぉー一発目から当てるなんて木々くんすごい」
き「たまたまだよ」
し「俺もやろー」
パンッ
し「ん〜掠っただけだ」
き「次は上手くいくよ。じゃあ俺も」
パンッ
き「ん〜当たんなかったな」
パンッ
し「お、当たった」
「はい、そっちのにいちゃんはミルキーだね」
パンッ
パンッ
き、し「あ、取れた」
し「やったな木々くん」
き「そうだね」
し「後、二発」
き「・・・・」
パンッ
し「木々くん無言でやんないでよ!俺も」
パンッ
し「ん〜取れんかった。って木々くんまたぬいぐるみ取ってるし」
き「なんか取れた」
し「後、一発かよく狙って」
パンッ
し「取れた!取れたよ木々くん!」
き「ふふ良かったね。じゃあ俺も」
パンッ
き「やった!取れた」
「おにーちゃん達すごいね〜はい、景品」
木々はぬいぐるみ二体とお菓子一つ、シンはミルキー一箱とぬいぐるみ一体取った
し「やったね木々くん」
き「そうだね」
さき、ゆいが
さ「じゃあ何から回る?」
ゆ「ん〜あ、冷やしパイン食べよう!」
さ「あぁてか冷やしパインって何?」
ゆ「ん?知らないけど美味しそうだから」
さ「ふーんあ、冷やしパインってパイナップルを切って冷やしたやつなんだ」
ゆ「そのままじゃんか。まぁ僕買ってくるね」
さ「はいはい。俺、フランク買ってくる」
ゆ「じゃあそこの木で後で会いましょ」
さ「ん〜りょ」
数分後
さ「悪いおまたせ」
ゆ「いや、大丈夫だよ。食べましょう」
さ「ん、」
パクッ
ゆ「ん〜美味しい」
さ「もぐもぐ」
食べ終わった
ゆ「次どうする?」
さ「ん〜あ、ヨーヨー釣りやるか?」
ゆ「いいね。おじさん二人ね」
「あいよ。ちゃんと水から出してから取れよ」
さ「ん、わかった・・・・取れた」
ゆ「えっさきくん早くない?僕も・・・取れた次の取ろう」
プチッ
ゆ「あ、切れちゃった〜さきくんは、ってなんで三つも取ってんの⁉︎」
さ「ん〜なんか取れたから」
プチッ
さ「あ、三つか〜」
ゆ「いや、僕一つだけど」
さ「ドンマイ」
ゆ「え、ひど」
こあ、ミント
み「じゃあどこ行きますか?」
こ「ん〜ミントくんはどこ行きたい?」
み「ん?僕はどこでもいいですよ」
こ「じゃあ、たこ焼き買っていい?」
み「いいですよ」
こ「じゃ買いに行こう!」
み「はい」
たこ焼き買った
こ「パクッん、うまっ」
み「・・・・」
こ「ミントくん」
み「ん〜どうかした?」
こ「一つあげる。口開けて」
み「え、あ、いいですよ。こあくんが食べてください」
こ「いいから!」
み「え、うん。あー」
こ「はい」
み「パクッ、ん、おいふぃでしゅ」
こ「良かった。この後どうする?」
み「どうしましょう。あ、りんご飴買ってもいいですか?」
こ「いいよ」
今度はりんご飴を買いに行った
み「こあくんってお祭りとかくると何食べるとかある?」
こ「ん〜僕はわりと色々食べるよ。ミントくんは?」
み「僕はりんご飴とじゃがバターをよく食べるかな?」
こ「へぇーあ、お化け屋敷あるんだ!」
み「あ、あぁ〜あのお化け屋敷ふざけてますよ。謎に幽霊が一緒に写真撮ってくれますし、あそこの裏に回って覗くとどこに幽霊がいるか丸わかりなんで、幽霊もさほど怖くないし」
こ「その言い方だとやったことあるように聞こえるんだけど」
み「あるよ。幼なじみと一緒にお化け屋敷に入って写真撮りましたし、後ろから覗いたこともありますよ。怒られましたけど」
こ「だろうね」
み「りんご飴一つください」
「はい、毎度ありー」
み「一口どうぞ」
こ「いいの?」
み「さっきたこ焼き貰いましたし」
こ「ありがと・・・パクッおいし」
トントン
み「ん?」
ぷにっ
み「おい、もも!」
も「へへ、ヤッホー」
こ「誰その子?」
み「桃です。僕の友達でまぁほとんどの事情を知ってる子です。たまにこうして悪戯してくるんですよ」
も「みさ、今はミントかミントくんには言われたくない!他の誰よりもいたずらっ子じゃんか」
み「ソンナコトナイヨ」
も「カタコトになってるし、自覚ありまくりじゃん」
み「大丈夫もも以外にはやってない」
も「何が大丈夫だ」
み「笑笑」
も「どうもいつもミントくんがお世話になってます。こあさん」
み「お前は私の母親か?」
も「お母さんはミントくんでしょ」
み「うっ、」
こ「どうも。でもなんで僕のこと?」
も「あぁそれならミントくんが」
バッ
も「モゴモゴ」
み「ももあんま余計なこと言うな。てかお母さんたち待ってるんでしょはい、行く」
も「わかったよ〜じゃあミントくんをこれからもお願いします」
み「だからお前は母親かって」
も「じゃまた学校でミントくん」
み「ん〜」
桃は走っていった
こ「ミントくんって友達の前ではあんな感じなんだね」
み「あぁ〜そうですね。比較的あんな感じです」
こ「へぇーあ、輪投げやろ」
み「はい。いいですよ」
テクテク
み「二人分お願いします」
「はい、二人ね」
こ「どっちがたくさん取れるか勝負だ」
み「!望むところだ」
結果・・・三つずつで引き分け
こ「ん〜数は同じだったね。てかなんでぬいぐるみ取れるの⁉︎」
み「狙ったんですよ。ふふ、また新しい子ができた」
こ「ぬいぐるみ好きなの?」
み「はい。なんだかんだ言って結構可愛いものは好きなんですよ。どんだけ頑張っても女には変わりないですし」
こ「へぇー」
み「こあくんはなんかよくわかんないのばっかり取ってるね」
こ「取りやすいそうなの狙ったからね」
ピロン
み「ん、ラインか。ブハッ」
こ「え?どうした?」
み「迷子になってる。ゆいがさん達」
こ「マジか」
み「ハハ、迎えにきますか」
こ「どこか分かったの?」
み「うん。間違えて広場の方に行っちゃったみたいだから」
み『場所はわかったのでそこから動かないでくださいね』
ゆ『分かったごめんね』
広場
ゆ「もーさきくんがふらふらどこか行くから」
さ「悪い悪い笑」
ゆ「笑い事じゃないよ!ミントくんがきてくれるから良かったけど」
さ「色々行ってみたかったんだよ。てかここテニスコートとかあるんだな」
ゆ「ねぇ色々あるんだね」
み「二人とも!」
こ「本当にいたし」
ゆ「ミントくんごめんねーあれもこれもさきくんのせいだから」
さ「はぁ⁉︎ひどくね⁉︎」
こ「てかもう戻ろ」
み「そうですね」
ゆ「行こー」
戻った
ゆ「この後どうする?」
こ「もう、木々くんとか探して六人で行動する?」
さ「そうだな」
ピロン
み「?・・・www」
こ「?どうした?ミントくんが爆笑なんて珍しい」
スッ
み「笑笑笑」
ミントは三人にスマホを見せた
こ「笑笑なるほどね」
ゆ「あーね笑」
さ「マジか笑笑」
し『迷子ヘルプ!』
み「っ、笑」
み『了解、周りの写真送ってください』
し『はい※写真』
み「あぁ〜こっちです」
ミントは階段を上がった。階段上がると球場が広がっていた
み「・・・ここ、足場が悪いんで気をつけてください」
ズルッ
こ「うわっ」
ガシッ
こけそうになったこあの腕をミントが掴んだ
み「だから言ったのに。多分こっちにいますよ。動いてなければ」
ゆ「木々くんもいるし大丈夫じゃない?」
み「だといいですけど」
さ「案外シン個人でがどっか行ってたりして」
ゆ「それ困るパターンだね」
み「そうでないことを願います」
ピロン
み「・・・・あの人・・・」
こ「ミントくんどうかした?」
み「予想が的中しましたね。シンさん木々くんとはぐれてます」
き『ミントくんどうしよう!シンくんとはぐれちゃった。一応俺は公園の所のブランコにいるんだけど』
さ「マジかあいつ」
み「めんどくさいからシンさんに公園の所来てもらおうかな」
も「あ、ミントくん〜」
み「あ、もも」
ゆ「え、誰?」
こ「桃ちゃんでミントくんの友達らしい」
さ「あいつ友達いたんだ」
み「普通にいるし!結構失礼だよ」
も「こう見えてミントくん友達多いよ。結構友好的な性格だし、みんなのお母さん兼ツッコミ役」
み「ツッコミ役はももの方でしょ」
も「まぁまぁまぁね。で、どうかした?」
み「ん、あぁシンさんみてない?」
も「シンさん?あ、グループのメンバーの一人だね」
み「そうそう」
も「みてないも何も顔知らないけど」
み「そういえばそうだった」
も「ん〜あれ?メンバーって六人じゃないの?今、四人しかいないけど」
み「うん。相方同士で行動してたんだけどまぁ色々あってここの四人は集まったんだけど後の二人が行動中にはぐれたらしく一人はいるところが分かってるんだけどもう一人が分からないんだよ」
も「じゃあここの三人と一緒にうちがシンさん?探すからミントくんはえっと木々さんか。木々さん連れてきなよ。シンさん見つけたらお化け屋敷のところで待ってる」
み「りょ、ごめんよーありがと助かるもも」
も「お安い御用だよ。それにミントくんと一緒にやるメンバーさんと話してみたかったし」
み「いいけど。頼むから余計なことは言わないでね」
も「言わない言わない多分」
み「おい、とにかく頼んだよ」
ミントは走っていった
も「じゃいきましょう。それと同時に岬ちゃん、ミントくんのこと教えてくれません?」
こ「え、知らないの?」
も「ん〜小学校での時のことは聞いてますけど。岬ちゃんあんま自分のこと話さないんですよ」
こ「じゃあこっちも教えるからそっちもミントくんの知ってること教えてよ」
も「はい!えっともうめんどくさいので岬ちゃんでいきますけど岬ちゃんは優しくてマイペースでみんなのお母さん的存在ですね。後、ツッコミが鋭い!面白いことを言うのは苦手みたいですけどね。それからあ、よく笑います」
三人「笑う?」
こ「えっ、だいたい無表情だよ」
ゆ「まだ数回しか笑ってるとこ見たことない」
も「それは緊張してるからだと思いますよ。岬ちゃんと知り合ったばっかりの時の岬ちゃんもそんな感じでしたし、もう本当に喋らないし、笑わないし、最初のイメージは怖い、気の強い子って感じだったんですよ。仲良くなってそんな子じゃないって分かったんですけどね。後、ツンデレで照れ屋です。猫みたいな性格です。それから精神的に不安定ですね・・・いじめの影響で」
ゆ「いじ、め?」
こ「そんな話聞いてないけど」
も「あぁ〜言ってなかったんですね岬ちゃん」
?「あ、おーい三人とも」
ゆ「あ、シンくん」
し「ん?誰その子?てか木々くん知らない?」
こ「木々くんならミントくんが迎えに行ったよ。で、この子はミントくんの友達」
も「見つかったならお化け屋敷行きましょう」
こ「待って、その前にいじめってどうゆうこと?」
も「私も詳しくは知りません。だけど岬ちゃんは小学校の六年間全てでいじめや名前いじりなどがあったそうです。それで小六のいじめが一番ひどかったらしくて、その傷がまだ心に残ってるみたいです。私が知ってる情報はこれくらいですかね」
こ「僕らが知ってるのは〜〜〜〜〜」
その頃ミントは
み「木々くん!」
き「あ、ミントくんごめんね」
み「いえ、大丈夫だよ」
き「他のメンバーは?」
み「あ、僕の友達に会ったもんでその友達にシンくん探しとメンバーのこと頼んできました」
き「そうなんだ」
み「お化け屋敷の方に集合なんで行きましょう。てかなんでそんなにぬいぐるみ持ってるの?」
き「ん〜射的でゲットした」
み「そうなんだ」
?「あ、岬!」
み「・・・・」
き「だれ?」
み「友達・・・」
「どうも紗南です。岬ちゃんの彼氏?」
み「違う。友達」
「てか髪切ったんだね。その髪型も可愛い」
み「っ、髪は切ってない」
「えっ、でも」
み「学校行ったらわかるから。木々くん行きましょう」
き「う、うん」
スタスタスタスタ
み「ごめんなさい。巻き込んで」
き「いいけどあの子は?」
み「少し、変わった子でぼくのことを可愛い可愛いって言ってくるんです。今日、意外と友達が多いな」
き「大丈夫?」
み「大丈夫です。行きましょう」
ギュッ
ミントはさらに深く帽子を被った
き「無理・・・しないでね」
み「・・・はい」
み(可愛いなんて言葉大っ嫌いだ。そんなのうわべだけの言葉だ)
お化け屋敷前
き「あ、いたいたみんな〜」
こ「あ、木々くん!ミントくん!」
み「・・・・・もも助かったありがと」
も「?何かあった?」
み「いや、なんもない。大丈夫」
も「そ、っか」
み「てかほんとにありがとうたすかったよ」
も「うん。岬ちゃんの信頼するメンバーに話を聞けてよかったよ」
み「⁉︎\\\なんで今、それ言うかな?」
も「ん〜なんでだろうね。じゃあね」
み「ちょ、もー月曜日覚えとけよ」
も「笑笑」
ギュッ
こあがミントに後ろからミントの腰あたりに抱きついた
こ「ねぇねぇーミントくーん今のどうゆうこと?信頼するメンバーって」
み「知りません」
こ「ミントくん?」
み「知りません」
こ「ミン、」
み「知りません。忘れてください。てかももこあくん達に変なこと言ってないですよね?」
こ「ん〜まぁ、ね」
み「え、その反応絶対なんか言ったパターンだよね。何言ったんですか?」
こ「ん〜ミントくんが桃ちゃんに僕らのこと話してたってこととか?」
み「⁉︎\\\は⁉︎マジ無理最悪。恥ずかしくて死にそうなんですけど」
き「えっ、どうゆうこと?」
ゆ「実はミントくん」
み「な、なんでもないです‼︎」
ミントは顔を真っ赤にしてゆいがを止めた
ゆ「じゃあ新幹線の時に話すね」
み「は⁉︎マジ無理。勘弁してください」
ゆ「ハハハ、ごめんごめん。でもさ、嬉しいことは共有したいじゃんか」
み「僕は恥ずかしくて死にそうです」
さ「まぁゆいがの気持ちは分かるよ。まさかこのミントがな」
み「さきさん黙ってください(ニッコリ」
さ「はい・・・」
さ(怖い、笑顔が怖い)
み「それより木々さん。配信のことなんですけど」
き「うんうん。あぁそれはね〜〜〜〜〜」
み「〜〜〜〜〜」
こ「あぁ仕事の話し出しちゃった」
ゆ「見てる限り二人とも頑張り屋だからね」
さ「そのうち無理しすぎてぶっ倒れそう」
し「あぁ〜やりそう。特に木々くん」
ゆ「ミントくんは意外と倒れる前に休みそう」
こ「いや、もしかすると隠れて無理して倒れて黙っとくタイプかも」
ゆ「確かにありそー」
し「あの二人は危険人物だな。体調管理の面で」
み「それは他のメンバーにも言えそうだけど?」
こ「え、聞いてたの?聖徳太子?」
み「ちーがーう。木々くんもさっきから聞いてたしね」
き「うん。バリバリ聞いてたよ。俺らだけじゃなくてみんなもちゃんと体調管理はしっかりしてよ」
み「そうだよ。どのメンバーがかけてもステイはダメなんだから」
こ「へぇーいいこと言うじゃん」
み「う、うるさい\\\」
き「ふふ、ミントくんも無理はダメだよ」
み「一番心配な人に言われたかないよ」
き「えっ、そんな心配?」
五人「うん」
き「えぇーひどくない?」
み「本当のことです」
こ「木々くんは、ねー」
ゆ「そうだね。最年長だからって頑張りすぎちゃいそう」
さ「ミントはその逆だろうな。最年少だからこそ頑張るみたいな」
み「なんですぐ僕の名前出すんですか」
さ「ん〜いじりがいがあるから?」
み「何?喧嘩うってるの?さきくん」
さ「悪い悪い。それにしてもやっと俺もくん付けで呼んでくれるようになったか」
み「え?あ、くん付けで呼んでた?」
さ「うん」
ゆ「えぇーじゃあ後は僕とシンくんだけか〜ねぇミントくん僕のこともくん付けで呼んでよ」
み「ん〜そのうちくん付けになるよ」
ゆ「そっか〜じゃあミントくん」
み「んー?」
ミントはお茶を飲もうとお茶を口に含んだ
ゆ「僕にミントくんが書いた小説を見せるか」
み「ブッ、ゲボゲホゲホ」
ゆ「僕のことくん付けで呼ぶかどっちがいい?」
み「ゲホッちょ、ゲホゲホっと待った。なんで僕が小説書いてること知ってるの⁉︎」
こ「えっ、小説書いてるの?ミントくん」
ゆ「で、どっちにします?」
み「う、うーーー分かったよ。ゆ、ゆいがくん?」
ゆ「そう。じゃあそれで行きましょう!」
み「ずいぶん強引なんだね。てか、どこで知ったの⁉︎」
ゆ「ん?朝、こあくんがミントくんに抱きついてミントくんがスマホ落として僕がそれを拾った時」
み「あれか〜急いで奪い取ったから大丈夫だと思ったのに」
し「じゃあ俺も」
み「嫌です」
し「なんでー」
み「そのうち慣れるから待ってよ」
し「ん〜俺はゆいがと違って優しいから待つよ」
ゆ「僕が優しくないみたいな言い方だね」
し「そうでしょ?」
ゆ「違う!」
その日はそのあとミントが五人を駅まで送って行って。解散となった。そして生配信でグループ結成発表と改めてのメンバー自己紹介をする日
妹「みーちゃん今日、生配信?」
み「うん。結成したことをファンのみんなに発表するんだ」
妹「じゃあ私もみーちゃんの配信見よっかな」
み「いいよ。私のかっこいい自己紹介を見とけ」
妹「笑笑」
み「そろそろ時間だ。奥の部屋行ってくるね」
妹「ん、」
ガチャ
ストンッ
み「ふぅ〜」
ピロン
ミントのスマホのラインが鳴り響いた。ステイのグループLINEだった
き『今日は俺がMCでミント、こあ、さき、ゆいが、シンの順で呼んでくよ』
み『わかりました』
し『りょ〜』
ゆ『了解』
こ『りょーかい』
さ『分かった』
配信が始まった
き『どうも皆さん木々です。この度はステイ結成記念生配信を見にきてくれてありがとう!まずメンバーを一人一人呼んでいきたいと思います。まずピンク担当最年少ながらみんなのお母さん的存在ツンデレ+ツッコミも担当するかも?ミントくん!』
カチッ
み『はーい。どうもミントでーす。さてと木々くん。お母さん的存在なのは木々くんでしょ?しかもツンデレでもない!ツッコミ役はまぁ否定できないけど』
き『笑笑』
【否定できないんだミントくん笑】
【ツンデレなの?意外!】
【お母さん二人笑笑】
き『じゃあミントくん次のメンバー呼んじゃって』
み『えー僕が言うの?』
き『うん』
【ミントくんがんばれ】
【次のメンバーはだれだ?】
み『じゃあ次のメンバー呼んでっちゃいましょう!のんびり弟的存在青色担当のアガパンサスこあくん!』
【アガパンサス?】
【弟的存在なの⁉︎】
こ『はーいこあでーす。ミントくんよ』
み『はいはい?』
こ『これでもミントくんより年上なんだけど、それにアガパンサスって何?』
み『年齢は関係ないですね。アガパンサスは花の名前だよ。こあくんにぴったりかと思って・・・』
こ『ミントくんそんなに僕の事考えて』
み『色が』
こ『色かよ!』
き『笑笑』
【ミントくん笑笑】
【こあくんいじめないであげてー笑】
【アガパンサス笑確かに青色の花だ笑】
き『じゃあこあくん次のメンバー呼んじゃってください』
み『くださいください』
こ『じゃあー赤色担当オレオレ兄貴さきくーん』
き『笑笑』
さ『どーもオレオレ兄貴さきでーす。ってだれがオレオレ兄貴だ』
こ『笑笑』
み『でも確かにさきくんは兄貴って感じだよねーオレオレは知らないけど』
さ『ミントが言うならそうなのか』
み『いや、なんで僕が言ったら納得すんだよ』
さ、き『笑笑』
こ『まぁさきくん次のメンバー呼んでよ』
さ『はいはい。じゃあ紫担当ゆいがくーん』
ゆ『どうもゆいがくんでーす。ってもう少しなんかないんですか?僕だけなんの特徴もない人みたいじゃんか』
き『まぁまぁゆいがくんはねーあ、こあくんのお兄ちゃん役』
み『確かに。よく面倒見てるね』
さ『うん。お兄ちゃんだ』
ゆ『えぇーまだ兄貴の方が良かった』
み『まぁゆいがくんが花なら黄色いガーベラかな?』
ゆ『なんで黄色?』
み『黄色のガーベラの花言葉は親しみやすい。ゆいがくんはメンバーの中でも親しみやすかったから。まぁ少し意地悪だけどボソッ』
ゆ『ミントくん・・・最後の言葉はどうゆうことかな?』
み『ん〜なんのことだろう』
【ミントくん・・・】
【ミントくんって花に詳しいんだー】
【ゆうとくん意地悪してるんだ笑】
【ゆうとくん親しみやすい感じなんだね】
こ『ねぇーなんでゆいがくんはちゃんとしてるのに僕のは色で判断してるのー?』
み『ん〜じゃあ花言葉でゆうならこあくんはキンギョソウかな』
こ『花言葉は?』
み『おしゃべり』
こ『えっ、ひどくね』
き『笑笑でもこあくんはよく喋るよね』
さ『うんうん。めっちゃうるさいもん』
ゆ『ミントくんが正解だね』
み『ほらみんなもこう言ってるし』
こ『えぇー』
き『さぁゆいがくん最後のメンバー呼んでください』
【てかさミントって最年少のくせにでしゃばってきてうざくない?】
【最年少のくせに年上ぶんな】
ゆ『あ、』
み『ゆいがくん?』
ゆ『え、あ、黄色担当自称やさしい人シンくーん』
し『どうもー優しい人シンでーす。てか自称じゃないしね。俺は優しい人なの』
ゆ『えぇー自称だよ』
し『違うよねミントくん?』
み『なんで僕にふるの?まぁゆいがくんよりは優しいと思う』
し『ね?』
ゆ『ミントくんひどくない?』
み『だってゆいがくんこの前僕に意地悪したじゃんか』
ゆ『う、それはそうだけど』
【意地悪したんだ笑】
【ミントメンバー貶すとか最低】
【ゆいがくんバカにするな偽善者のくせに】
【ゆいがくん意地悪しちゃダメだよー笑】
【仕返しされちゃってる笑】
き『まぁそれくらいにして自己紹介とかしますか』
五人『はい』
き『俺のグループ名はステッラ スペイー略してステイ。ラテン語の直訳で希望の光という意味です。ファンのみんなの希望の光になれたらという願いを込めて考えました』
【ステイ!応援します!】
【だれの案なの?】
【希望の光になってください!】
【すでに希望の光です】
【メンバー見る限り無理だろ笑笑】
み『っ、僕らは絶対ファンの皆の希望の光になってみせます。僕らには一人一人の魅力があります。それを生かして活動していきたいです』
こ『ミントくんの言う通り。僕らなら僕らだからこそみんなの希望の光に慣れると思うんだ。だから応援よろしくー』
き『じゃあ一人ずつ自己紹介してくよー。まず俺、ステイの緑担当木々でーす。一応リーダーで最年長だよ。なんか聞きたいこととかある?』
【年齢は?】【得意なことはなんですか?】【好きなことは?】【メンバーの第一印象は?】【血液型は?】
き『えっと年齢は言っていいのかな?18です。血液型はO型。好きなことは映画を見ることメンバーの第一印象はシンくんは明るい人、さきくんは気の強い人、ゆいがくんはしっかりした子、こあくんは面白い子、ミントくんは丁寧な子かな』
【へぇー】 【さきくん気の強い人なんだ】【ミントくんは丁寧な子なんだ】【こあくんとシンくんは意外といつも通り】
き『じゃあ次のメンバーの自己紹介に移ろう。最初に呼んだ順番だからミントくんかな?』
み『はーい。ステイのピンク担当ミントくんです!一応最年少でーす質問あるかな?』
【木々くんと同じで!】【花好きなの?】【好きな花は?】【誕生日おしえてー】【年齢は?】
み『血液型はA型。好きなことは読書とアニメを見ること、メンバーの第一印象はん〜さきくんはマイペースな人だなって思ってシンくんは面白い人、こあくんは人懐っこい人、木々くんはしっかりした頼りがいがある人、ゆいがくんはん〜優しい人?かな。困ってたら助け舟出したりしてくれてたし。誕生日は一月二十六日親の影響で花が好きだよー一番好きな花は鈴蘭です』
【あれ年齢は?】
【鈴蘭が好きなんだ】
【もしかしてミントくん結構メンバーのこと好き?】
み『年齢は非公開でお願いします。メンバーのことはねーそりゃあ好きだよ』
こ『え?告白?』
み『違う。はい、こあくん次自己紹介どうぞ』
こ『はーい。ステイの青担当こあでーす。血液型はB型好きなことはマンガを読むこと。メンバーの第一印象はまぁみんないい人だと思った』
さ『適当すぎるだろ』
こ『本当にそう思ったんだって!で、ほかに質問ある?』
【メンバーの中で今のところ一番仲がいいのは?】【今、ハマってる漫画は?】【好きなゲームは?】
こ『今のところ僕が一番仲がいいと思ってるのはーまぁやっぱ相棒のミントくんかな』
み『えっ、そうなの?』
こ『え、ひどくない?』
み『嘘だよ。僕もそうだと思ってるから』
こ『なんだーよかったー』
み『ごめんね』
こ『まぁ許す』
【なかよー】【さすが相方】【ミンこあ尊い】
こ『今、はまってるのはね転生系の漫画で、好きなゲームはヒューマンホールフラットかな?。じゃ次さきくん自己紹介どーぞ』
さ『ん、えーステイの赤色担当さきでーす。血液型はA型好きなことはゲームよろー質問ある?』
【相方の第一印象は?】【年齢知りたい!】【好きなゲームは?】【メンバーの中で一番信用できる人は?】
さ『んーと相方の第一印象はまぁしっかり者かな?年齢は17、好きなゲームは第五。まぁ信用できるのはやっぱ木々くんかな』
【やっぱリーダーか】【木々くんと一個差!】【ゆいがくんしっかり者なんだ〜】
さ『じゃ次ゆいが』
ゆ『はい。ステイの紫担当ゆいがです。血液型はAB型好きなことはアニメを見ることでメンバーの第一印象はん〜みんないい人だなって思ったかな』
み『だんだんメンバーの第一印象のが雑になってる』
き『そうだね』
ゆ『いいの!質問ある?』
【さきくんの第一印象!】【おすすめのアニメは?】【得意なことは?】
ゆ『さきくんの第一印象はね〜マイペースな人だね。おすすめのアニメは呪術廻戦かな。得意なことは特にないかな。じゃシンくん自己紹介どーぞ』
し『ステイの黄色担当シンでーす血液型はO型好きなことは面白いものを見ることメンバーの第一印象は木々くんはリーダーシップのある人、ミントは大人しい子、こあは元気な子、ゆいがは面倒見のいい人、さきはん〜自由人?かな』
【自由人笑笑】【しっかりした第一印象】【メンバーないで一番信用できるのは?】【メンバーないで一番面白いのだれ?】
さ『おい、みんないいのに俺だけ自由人って』
し『だってそう見えたんだって。メンバー内で一番信用できるのはやっぱり木々くんだよ。面白いのはねん〜こあとミントのペアかな。あそこは二人一組だからこそ面白い』
み『?そんなことないと思うけど』
こ『僕ら結構普通に会話してるだけだけよ』
し『それが面白いんだよ』
き『確かに』
ゆ『そうだね。二人のやりとり結構面白いよね』
こ『えぇーそうかな?』
き『さぁと言うことで全員の自己紹介が終わったところで今日のところは終了したいと思います。せーの』
六人『またねー』
プチッ
み「ふーなんとか終わったなー生配信」
み(やっぱりアンチ増えてきてるな)
ピロン
こ『ミントくん通話しよー』
み『いいよ』
♪♪♪♪〜
ピッ
み[もしもし]
こ[もしもーし]
み[どうしたの?]
こ[いや?用はないけどなんかさ、相方同士仲を深めたいなーって]
み[なにそれ]
こ[いいじゃん別にー]
み[まぁいいけど〜]
み(そういえばどうして僕だけこんなにアンチが増えるんだろう?僕がダメだから?それとも僕が何かした?どこかで道を間違えた?仲間を傷つけないとか言って僕のせいで仲間が傷ついてるんじゃ)
こ[・・・・ミント]
み[え、なに?どうしたの?]
こ[むり・・・してるんじゃない?]
み[!・・・そんなことないよ。やっと今日、みんなに結成の発表できたんだからこれからもっと頑張らないと]
こ[そっか。あんま無理するなよ。いつでも相談に乗るから]
み[ありがとう・・・こあ]
こ[!あぁ!]
み[うるさっ]
こ[えぇーひどくない?]
み[これから頑張ろうねみんなで]
こ[うん!]
それからステイは沢山の動画を投稿したりして活動の幅を広げていった。しかしそれと同時にミントのアンチも少しづつ増えていった。そんななかステイの活動日数が一年を過ぎたある日の配信で事件は起きた
き『〜〜〜〜〜』
さ『〜〜〜〜〜』
み(あ、今日もアンチが居る。アンチをするくらいならみなきゃいいのに)
【ミントうざくない?】【最年少の偽善者黙っとけ】【ミントってやつ女みたいでキモい】
こ『ミント?』
み『ん?どうかした?』
こ『いや、全然喋んないから』
み『えぇ?そんなことないよーこあこそ今日全然喋ってないじゃんか』
こ『喋っとるし!』
み『え?喋ってないよー体調悪いの?大丈夫?』
さ『でた、ミントのお母さん』
み『さきくん?』
さ『すみません。なにも言ってないです』
ガチャガチャ
み「え?」
き『?ミントくんどうかした?』
み『いや、なんでもないです。多分』
き『多分?』
ゆ『どうかしたの?』
み『・・・誰かが部屋のドアを開けようとしてる』
こ『妹じゃなくて?』
み『違う。だって上の妹だけだけど上の妹には部屋の合鍵渡してある』
し『え、こわっ』
み『まさか・・・木々くん僕、配信を』
バンッ
ビクッ
み『「と、うさ、」』
父「おい、岬!お前まだこんなことやってたのか⁉︎」
み『「っ、」』
き『ミントくん大丈夫?』
み『大、丈夫です(ボソッ』
父「なに、ボソボソ言ってんだよ!話聞け!」
バキッ
父はミントの頬を殴った
み『「い、」』
き『ミントくん⁉︎』
【えっ?何今の音?】【ミントくん殴られた?】【どうゆうこと?】【もしかしてミントくん虐待されてる?】
み『木々さん配信を、切ってください。殴られた拍子にパソコンから離れちゃって僕の方から配信きれなくて』
父「おい、話を聞けって」
バキッ
み『「う、」』
き『っーミントくん!』
み『「僕は大丈夫です。配信を切ってください」』
き『でも配信を切ったらミントくんが』
こ『ミント本当に大丈夫?』
み『「・・・・」』
父「岬お前、今年受験生なんだぞ?」
母「大きな声出してどうしたの?ってなにこの部屋?」
し『ミント』
み『「・・・・」』
母「あなた、まだ配信者なんてくだらないことしてたの?」
み『「っ、」』
母「いい加減現実を見なさい!しかもわざわざ男装なんかして!」
【えっ?男装?】【ミントくん女の子だったの?】【どうゆうこと?】
父「どうして親の言うことを聞けないんだ?お前は一番上なんだから長女なんだから下の妹の手本にならなきゃいけないんだぞ?なのにお前がそんなんでどうする?お前は大人しく親の言うことを聞いてればいいんだよ」
み『「・・・・」』
母「どうして女らしくできないの?女なんだから女らしくしなさい。あなたのスマホから一緒に配信してる人の連絡先消すわね」
み『「⁉︎やめて!それはお願いやめて!」』
母「どうして母さんの言うこと聞けないの?」
み『「ごめんなさい。でもこれだけは譲れない。お願いやめて!」』
き『ミントくん・・・』
父「口答えするな!」
バキッ
み『「・・・・」』
父「あんな奴らとつるんでるからそんなことになるんだ!もう関わることは許さない。パソコンも取り上げる」
み『「・・・なんで」』
メンバー・両親『「え?」』
み『「なんでそんなこと言うんだよ⁉︎木々くん達のことなにも知らないじゃん!それにどうしていつもいつも俺の居場所を奪うんだよ!俺は家で女らしいさを強要されて学校でもかわいいかわいいっていわれるように努力しないといけなくて。もう疲れたよ。ネットはね。俺が唯一自分らしくいられる場所なんだよ。アンチでどれだけひどくいわれても悪口を散々いわれても仲間がいるから頑張れた、死にたいって何度も思った人生だったけど木々くんやこあ、ゆいがくん、シンくんさきくんがいるから生きたい、頑張りたいって思えたんだ!なのにそれなのにみんなのことをメンバーのことをあんな奴らなんていわないで!」』
【ミントくんカッコいい】【こんな時でもメンバーのこと思ってるんだ】【ミントくんが怒ってる】
き『ミントくん・・・』
み『「ッ、はぁはぁ俺は絶対に配信をやめない。応援してくれる人がいるし、メンバーとこれからも一緒にやっていきたいから!」』
父「口答えすんな!」
母「!これ以上は」
バキッ
父「なにが何でも配信はやめさせる!こんなことやらせるためにパソコンを買ったわけじゃない」
母「これ以上はやめてあげて」
父「うるさい!お前は黙っとけ」
み『「ケホッ、結局僕の思いは伝わらないんだ(ボソッ」』
父「てか、ずっと人が喋ってんのになんでヘッドホンつけてんだよ。貸せ!」
み『「あ、」』
父はミントのマイク付きヘッドホンを取った
み『「ダメ、返してそれがないと配信が」』
父「ふぅーんなら壊していいな」
み『「は?」』
き『え?なに言ってるのこの人?』
こ『こいつヤベェー奴だ』
ポイっ
グシャッ
ブッ
み「あ、マイクが・・・」
父「これでもう配信はできないな」
母「これはいくらなんでもやりすぎ!」
父「いいだろ。もうやらせないから」
み「ッ、」
父「お前は長女なんだからもっとしっかりしろ」
み「長女長女ってどうして、なんでそればっかり言うの?好きで女として生まれたわけでも長女として生まれたわけでもないのになんで生き方まで制御されないといけないんだよ?ねぇ一度でもいいから長女じゃなくて女じゃなくて僕のことを見てよ。ありのままの僕を」
父「お前は親の言うことに大人しくしたがっとけばいいんだ」
み「っ〜」
バッ
ミントはスマホを持つと家から飛び出した
その頃ステイのメンバーは
き『ど、どうしよう』
こ『これはマイクとか壊されたな』
し『ミントマイク付きのヘッドホン使ってたからな』
さ『とりあえず今日のところは配信終わろう』
ゆ『そうだね。コメントも結構色んな意見が飛び交ってるし』
き『みんなごめんね。今日のところは配信終わります。またねー』
プチッ
き「とりあえずグループ通話にしよう。ミントくんが出るかはわかんないけど」
♪♪♪♪〜
こ『木々くん・・・』
さ『木々くんこれからどうする?』
し『色々やばいよな』
ゆ『やっぱりちゃんと話さないとダメなのかな。ミントくんのこと』
こ『でもさ、それってミントに辛い過去を思い出せってことだろ?そんなのミントが可哀想だよ』
ゆ『だけどこのまま黙っておくわけにも・・・今回のことで女ってことはバレちゃったし』
き『・・・あ、ミントくん⁉︎』
み『あ、の本当にすみませんでした!僕のせいで配信を台無しにしてしまって、もしかすると今回のせいでまたアンチが増えるかもしれないし、そうしたらまた皆さんに迷惑かけてしまう』
き『ミントくん!今はそれより体大丈夫なの?』
み『・・・大丈夫です。ただ・・・』
さ『どうかしたのか?』
み『裸足で家、飛び出してきちゃって。見事にスマホしか持ってなくてですね』
し『マジか』
さ『これからどうするんだよ⁉︎』
み『とりあえず今日はその辺の公園で寝ようかと』
き『ッ、俺今からそっち行く』
み『は⁉︎大丈夫ですから。今から来たら次の朝の始発まで東京戻れませんよ⁉︎』
き『大切な仲間を公園なんかで寝かせられるか!今から助けに行く』
み『ありがとうございます。でも無理はしないでくださいね』
き『分かってるよ』
母「岬ーどこー?」
み『ッ、切ります』
き『よし、行こう』
こ『木々くん本当に行くの?』
き『うん』
こ『なら僕も行く。相棒を守るのは相棒じゃなきゃね』
き『分かった。じゃあ東京駅で』
こ『うん』
それから約二時間後二人は新幹線に乗ってミントの地元に向かった
こ「ついた」
き「急ごう」
こ「どこにいるかわかるの?」
き「一応場所教えてもらってそこから動かないって言ってたからそこに行く」
数十分後
き「この公園にいるはずだけど・・・」
こ「え?ここ公園なの?公園っていうか林だよね」
き「まぁそうだね。ミントくーん!いるの?」
こ「ミント迎えにきたよ!」
ガサガサ
こ「え?何⁉︎熊?」
ガシッ
み「誰が熊だ」
林の奥の方からミントが出てきた。ミントの服は葉っぱや泥がついていて顔は殴られて赤く腫れていた。足は裸足で泥がついて汚れていた
こ「え、その格好で出てきたの?」
み「当たり前じゃんか。飛び出してきたんだから」
き「半袖半ズボンって今、九月だけど・・・」
み「あんま服持ってなくてこれ寝巻きなんですよ」
き「寒くない?大丈夫?」
み「・・・大丈夫です」
み(本当は寒いけど迷惑はかけられない)
き「ミン」
♪♪♪♪〜
み「・・・・」
き「出ないの?」
み「・・・・出ません。母なので」
き「じゃあ貸して」
み「・・・・」
ミントは木々にスマホを渡した
ピッ
母『岬?あなたどこにいるの⁉︎』
き『ミントくんのお母さんですよね?』
母『え?あなた誰なの?』
き『ミントくんと一緒に活動してる木々です。今、ミントくんと一緒にいます』
母『あ、あぁ岬が入ってるグループのリーダーさんね。どうして一緒にいるの?メンバーはみんな東京にいるって聞いたのだけど』
き『そうですね。でもその情報は誰から?』
母『岬の妹よ。岬が妹には話してたみたいだから聞き出したの。それでなんで東京にいるはずのあなたが岬と一緒にいるの?』
き『配信で話を聞いていたのでミントくんを助けに新幹線に乗ってきたんですよ』
母『・・・・そう。どこにいるの?』
き『・・・・ミントくん言ってもいい?』
フルフル
ミントは首を横に振った
き『ミントくんが嫌がってるので言えません』
母『お願い。話をさせて。旦那は連れて行かないから』
き『だってミントくん』
み「わかっ、た。でも家に帰るつもりはない」
き『○✖️公園です。それからミントくんは家に帰らないそうです』
母『・・・・そう』
プチッ
き「大丈夫?」
み「大丈夫です」
こ「無理してない?」
み「・・・・して、ないです。あの、本当に配信台無しにしちゃってすみません。ただでさせアンチとかで皆さんに迷惑かけてたのに。これじゃあ僕のせいでステイの評判を下げてるみたいなものです。本当にすみません。やっぱり僕はステイに入るべきじゃなかった。自分らしくいれる居場所が欲しいからって言って他の人に迷惑かけてる。最低だ。すみません。本当にすみません」
き「大丈夫大丈夫だから謝らないで自分を責めないで」
み「ダメなんですよ・・・どれだけ頑張っても僕は女で自分のなりたい本当の自分としてはいられない。木々くんこりん。僕さこんな格好してるけど男の子になりたいわけでもないんだ」
二人「は?」
き「どうゆうこと?」
こ「え?意味わからないどうゆうこと?僕らのこと騙してたの?」
み「そ、う。思われても仕方ないですよね。僕はXジェンダーなんです」
こ「X、ジェンダー?」
み「Xジェンダーは、心が男でも女でもある両性と逆に男でも女でもない中性。それから特定の二つの性の間で自認する性が揺れ動く不定性そしてそれ以外の無性があります。僕はその中でも男の子寄りの無性。女であるよりかは男でありたい。だけど完璧に男になりたいわけでもない。僕の心はずっと性別の概念にこれからも囚われたままなんです。何をしても結局は女以外の何者でもないんです僕の体はずっとその概念に囚われないといけないこれからもずっと。すみません。ちゃんと言ってなくて。気持ち悪いですよね。どっちつかずの心の性別をもった奴なんて」
ギュッ
こあはミントを抱きしめた
こ「そんなことない。騙してたなんて言ってごめん。ミントごめんね〜〜グスッ」
み「なんでこあが泣くんだよ」
ナデナデ
ミントはこあの頭を撫でた
こ「だって〜ミント泣かないから」
み「僕はいいんだよ。別に感情も鈍いし、自分の意思もあんまないし・・・」
こ「なら、もっと自分の意見言ってこ!そうすれば感情も戻って自分の意思も色々言えるようになるかも!ね、木々くん?」
き「たしかにそうかも」
み「・・・・」
こ「ミント?」
き「ミントくん?」
み「・・・ないの?」
こ「え?」
み「笑わないの?」
き「?笑うわけないじゃん。ミントくんがちゃんと自分のこと話してくれたんだから」
み「で、でもこの話するとみんな、笑うんだ『嘘つき』って『悲劇のヒロインぶんな』って『感情がないなんて嘘だ』って。本当なのにそれに感情がないんじゃなくて疎い分からないだけなのに・・・それに同情して欲しいわけじゃないのに・・・」
き「大丈夫大丈夫だよ。俺たちはミントくんのことちゃんと信じるから。俺たちには全部話していいんだよ。意見言っていいんだよ」
み「ッ、」
こ「僕らはミントの味方だよ。だからこれからも一緒にやっていこう」
み「・・・うん。ありがとう木々くんこりん。木々くん僕、リスナーの人達に僕について話そうと思います。ありのままの自分を知ってもらってそれでも好きだって言ってくれるファンの人を大切にしたいです」
き「うん。じゃあ」
母「岬!」
ビクッ
公園の入り口に母が立っていた
み「・・・」
ギュッ
ミントは木々の服の裾を掴んだ
スッ
木々はミントを自分の後ろに下がらせた
み「何母さん。言っとくけど帰る気はないから」
母「分かってる。14年も育てたんだからあなた性格ぐらい分かってる。こうなると頑固だもんね。おばあちゃんの家に行きなさい。はい、服と靴。それから学校の用具。木々さんとこあさんでしたっけ?よかったら今日はこの子と一緒にこの子の祖母の家に泊まってあげてください。多分祖母の家でも一人は居づらいと思うんので・・・岬。ごめんなさいね。あなたの気持ちに気づけなくて。いつしかあなたが心から笑わなくなっていたのは気づいていたのに。何もしてあげられなかった。これからは自由に生きなさい。あなたの好きなように自分の好きなことをしていいのよ。マイクは壊されちゃったからどうしよもうできないけどパソコンは取り返してきたから」
み「!それって配信やってもいいってこと?」
母「私はいいと思うわ。だってあなたの仲間はあなたのためにこんな夜にここに来てくれたんだから。これからも岬のことお願いします」
こ「はい!」
き「もちろんです!」
母「おばあちゃんの家まで送ってくわ。乗って」
三人「はい」
その日はおばあちゃんの家で三人は過ごした。一週間後木々くんの家
ピンポーン
き「はーい」
ガチャ
木々が扉を開けると顔にアザが残っているミントがいた
き「いらっしゃいミントくん」
み「お邪魔します。すみません。機材とか貸してもらうことになっちゃって」
き「大丈夫だよ」
ナデナデ
ミントは木々に機材を貸してもらい配信を始めた
み『皆さんこんにちは。ミントです。先日はお見苦しいところを見せて失礼しました』
【大丈夫だった?】【怪我してない?】【先週のどうゆうこと?】
み『心配してくれることありがとう。一応殴られたところは腫れちゃったけど命に別状はないから大丈夫だよ。それでね先週のことで疑問に思ったこともたくさんあると思う。だから今日は僕は本当のことを僕の過去を話そうと思います。聞きたくなかったら聞かなくてもいいです。これを聞いたら僕のことをひどく言う人もいるかもしれないだけど僕は本当の僕について知っても僕のことを応援してくれる人を大切にしたいんです。だから話そうと決意しました』
【聞きます】【聞いても絶対に応援します】【聞かせて】【聞くわけないだろ笑】【大丈夫だよミントくん】
み『まず僕の家族について話そうかな。僕の家族は〜〜〜〜〜』
き(ミントくんも新しい一歩踏み出した。俺もいい加減吹っ切れないと)
それから二時間後
み『これが僕の過去と本当の僕です。最後まで聞いてくれた子ありがとうね。僕はね今でも泣くことは苦手で辛いことがあっても泣けないし、嬉しいことがあっても泣けないし、悲しくて泣くこともできない、だけど笑うことはできるし、人の笑顔を見ることが好きなんです。だからこれから僕はもっともっとみんなを笑顔にできるようにしていきます。だから応援・・・してくれると嬉しいな』
【応援します!】【ミントくんの笑顔見たいです!】【ミントくんの過去を知ったからこそこれからも推します!】【ミントくんのこと知ってもっとミントくんのこと好きになった話してくれてありがとう!】
み『これからもステイのメンバーとして僕は頑張っていきます!』
き「・・・ミントくんいい?」
み「『?うん。はい』」
き『みんなこんにちは木々です。実はミントくんは今、俺の家にいるんだけど。ミントくんの配信と共に俺もね俺について話そうと思うんだ。メンバーにも言ってなかったんだけどね。俺は昔、父親から虐待を受けてたんだ。だから中学を卒業すると同時に家を出て高校に通いながら中学生からやっていた配信者として活動してたんだ』
み「そうだったんだ(ボソッ」
み(!木々くん手が震えてる)
ギュッ
ミントは木々の手を握った
き「!」
み「大丈夫だよ」
き『俺は、そのあと見つかって何度も連れ戻されそうになったんだ。どうしてそんなに連れ戻そうとするか分からなかった。分かったのは俺が17の時。母さんが病気で死んだ。母さんの病気があったから父は不安定になっていたし、何度も俺を家に帰らせようとした。俺は結局母の最後には間に合わなかった。もし、あの時ちゃんと家に帰っていれば母さんをちゃんと看取れたかもしれないのに。母の最後の言葉は俺に会いたいだったらしい。俺は今でもそれを後悔してる。俺はせめての罪滅ぼしとして母がいいねって言ってくれた配信を今も続けているんだ。急に話したんだけどね。ミントくんが新しう一歩を踏み出したから俺もって思ったんだ。ちゃんと過去と向き合うことができるようにしたかったから・・・罪滅ぼしとして始めた配信だったけど今は、みんなを笑顔にしたくてやってるんだ』
【木々くんにもそんな過去が】【木々くんもミントくんも話してくれてありがと!】【もうすでにたくさん笑顔にしてもらってるよ】
き『ありがとうみんな。じゃあ締めは二人で』
き、み『またねー』
み『聞いてくれてありがと。大好きだよ』
【最後さりげなくありがとと大好きって言った!】【最後まで聞いて得した!】【ミントくんの大好きが尊すぎて死ぬ】
プチッ
き「ミントくん最後のはあざとくない?」
み「?そうですか。普通に言っただけですけど」
き(無自覚か)
み「あ、木々くん実はね僕」
パサッ
ミントがウィッグを外すとそこには前の長い髪はなく
み「髪・・・切ったんだ。もうウィッグがなくても大丈夫。それに母さんがメンズの服買ってくれるようになったんだ。それから僕バスト除去手術を行うんです。僕には胸は必要ないから」
き「そっか。頑張って」
み「うん。だから次の集まりを一週間ずらして欲しいんだ」
き「分かった。みんなにLINEしとくよ」
み「ありがと木々くん・・・これからも頑張っていこうね」
き「うん」
それから数年後
ピロン
き『ミントくん!今からうちに集合!』
ミントは東京で一人暮らしを始め、ステイとしての活動を続けている。そして夕方になってミントは木々に呼ばれた
み『分かった!』
み(今日なんかあったっけ?)
タッタッタッ
ミントは木々の家に急いだ
数分後
ピンポーン
み「木々くーん?来たよ?」
ガチャ
き「いらっしゃいミントくん」
み「はい。これお菓子。で、どうかした?今日なんかあっただけ?」
き「え?マジで言ってる?」
み「うん」
こ「どうしたの?」
き「いや、ミントくん今日がなんの日か分かんないって」
こ「え、マジか!」
み「???」
こ「まぁ入って入って」
み「うん?」
ミントは案内されて部屋の中に入ったすると
パンパーン!
み「うわっ」
四人「二十歳の誕生日おめでと〜!」
み「あ、」
パッ
ミントはスマホを開いた
み「今日、一月二十六日か!完璧に忘れてた。どおりやたら色んな人からラインが来てネットとかの通知もえぐいわけだ」
ゆ「マジか・・・」
さ「自分の誕生日忘れるのとかミントらしい」
し「じゃあ今日一日なにしてたんだよ」
み「ダンスの練習とか編集とか仕事してた」
き「あーもうすぐライブだもんね」
ゆ「ま、今日は飲みましょーせっかくミントくんもお酒飲める歳になったし」
み「え?いやいやシンくんお酒くっそ弱いのにやめた方がこあもあんま強くないし、多分俺も」
ゆ「大丈夫。僕と木々くんとさきくん強いから」
み「大丈夫じゃねぇよ」
こ「まぁまぁ今日ぐらいはいいでしょ」
し「そうそう」
み「いや、お前らは確実に飲んじゃダメなんだからな」
き「大丈夫。酔ったら酔ったで泊まってけばいいから」
み「止めろよ最年長」
さ「ちなみにお前に拒否権はねぇ」
み「ないのかよ。ふざけんな」
結局飲むことになった。飲み始めて数分後
こ「スゥスゥ」
し「ん〜眠くにゃいもん眠くースゥスゥ」
さ「あの二人もう潰れた」
ゆ「さきくんめっちゃ飲ませてたからね」
き「めっちゃ弱いねー」
み「・・・・」
み(実を言うと全く飲んでないんだよねー最初一口飲んだだけであとはおつまみ食べてる)
ゆ「ミントくーん飲んでなくない?」
み「ギクッそんなことないよーてかゆいがくん酔ってる?」
ゆ「酔ってないよーそれよりお酒全然減ってないよー飲みなー」
さ「飲め飲めー」
き「もっと飲もーよ」
み「うぅ〜分かったよ」
グイッ
ミントはほろ酔いを一気飲みした
ゆ「おぉーやるねーもっと飲め飲め」
み「いや、これ以上は」
ゆ「いいからー」
き「はい。もう一本」
み「いらないよー。もう大人しく寝とけ酔っ払い」
き「飲め?」
ゆ「飲も飲もー」
み「っー」
プシュ
ゴクッ
ミントはまたほろ酔いを飲んだ
み「ん〜ききくーん」
き「あぁだいぶ酔ってるな」
み「えへへぎゅー」
ミントは木々に抱きついた
き「ミントくん・・・酔っ払うと甘えん坊になるタイプか」
ゆ「こんなミントくん初めてだ」
さ「まだほろ酔い二缶なのに」
き「結構お酒弱いみたいだねー」
み「にゃにー」
ゆ「ミントくんおいで」
み「ん〜ぎゅー」
ナデナデ
み「ん、もっとにゃでて?」
ゆ「えっ、うん」
ナデナデ
み「えへへゆいがくんに撫でられるの落ち着く〜〜ん、コクッコクッ」
ゆ「あ、うとうとしてる」
み「ん、まだねにゃいもんねにゃ・・・スゥスゥ」
ゆ「抱きついたまま寝ちゃった」
き「ま、俺らはまだ飲もー」
さ「うんうん」
次の日の朝
み「ん、んーパチッ」
むくっ
み「あれ?僕の部屋じゃない?ここどこだ?・・・あ、木々くんの家か結局お酒飲んで、飲んで・・・\\\\あーやらかした本当に最悪」
き「あ、起きた?」
み「起きました\\\\」
き「他のメンバーはまだ寝てるみたい」
み「そう・・・ですか」
き「はい。お茶」
み「ありがと」
き「もしかしてミントくんって酔った後の記憶残ってるタイプの人?」
み「うぅ〜バリバリ残ってます。もうお酒飲まない。飲みません」
き「えぇー可愛かったのに」
み「木々くん二日酔いとか大丈夫?」
き「俺はお酒強いからあんまそうゆうのないね」
み「はぁーまさかあんなことになるとは」
き「ドンマイ」
み「さきくんに見られたのが最悪すぎる絶対いじられるパターンじゃん」
き「あぁ〜ね。いじりそう」
み「そういえば。木々さんステイ初ライブについてなんですけど〜〜〜〜〜なので〜〜〜〜〜をしませんか?」
き「いいね!やろう」
それから約一ヶ月後のステイ初ライブのトーク
き「今日はとあるサプライズー」
四人「え、なになに?」
し「ガチめに知らないんだけど」
ファン「え、なになに?」「どうゆうこと?」
き「みんな今日はなんの日ですか?」
さ「今日?今日はステイ初のライブの日」
き「まぁそれもそうだけど。これはメンバーにしか分からないことです。ちなみに俺もミントくんに言われるまで覚えてませんでした。まぁミントくん言っちゃってください」
み「はい。実は今日は木々くんに声をかけられて初めてこのメンバーでゲームをして日なんです!僕もこの前チャット見返して初めて知った」
こ「そうなの⁉︎」
さ「確かにこんな時期だったな」
き「てことで俺とミントくんからとあるサプライズがあります。ミントくん!」
み「はーい」
ミントが持ってきたパソコンを触るととある画面にとある映像が出てきた。その映像にはメンバーの隠し撮り写真やスタッフさんからのメッセージ。木々とミントからの言葉があった
こ「すごい」
ファン「え、あの写真誰が撮ったの?」
ファン「メンバーのオフ写真貴重!」
ファン「木々くんとミントくんの優しさが表れてる」
さ「待った!あの写真どうした?」
み「僕がちょくちょく撮り溜めてた。いつか使えるなと思って」
ゆ「ミントくんと木々くんの写真はないの?」
み「僕のはないよ。だけど木々くんのは結構ある。使おうとしたら却下されたけど」
こ「でもミントのことだから作ってるんじゃないの?木々くんバージョン」
み「バレました?実は作ってるんですよ。流しちゃっていいですか?」
ファン「いいよー」
こ「流しちゃえ」
カタカタ
ミントはまたパソコンをいじると映像を流した。そこにはメンバーからのメッセージもあった。その映像に木々は涙ぐんだ。ミント以外のメンバーも涙ぐんでいた
映像が終わると
き「みんなーありがとー(泣」
ファン「ミントくんのはないの?」
ファン「ミントくんバージョン見たいなー」
き「あぁ〜ごめんね作ってないんだ」
さ「じゃあ次のライブでやろう」
き「・・・・ニッコリなんてね!照明オフ!」
ガチャン
み「え?」
き「みんな行くよーせーの」
メンバー・ファン「ハッピバースデートゥーユーハッピーバースデーディアミント〜ハッピバースデートゥーユー」
み「え?え?」
き「ミントくんへのサプライズを用意してないわけがないじゃんか」
こ「一ヶ月遅れてだけど誕生日おめでと〜」
み「あ、ありがと!いや、でもメンバーにはすでに誕生日当日にお祝いしてもらってるんで変な感じだね」
さ「みんなでお酒飲んだよなー」
み「酒強い人と弱い人の差がすごかったよ」
こ「僕とシンくんすぐ潰れたからね」
し「記憶まったくないもん」
さ「お前ら少し飲んで寝たもんな」
ゆ「ミントくんもほろ酔い二缶で潰れたしね」
き「逆に俺とさきくんとゆいがくんはめっちゃ最後の方まで飲んでた」
し「みんな聞いてマジでこのお酒強い三人はヤバいんだよ。ねぇこあ、ミント」
み、こ「うんうん」
き「まぁそこは置いといて。実は今日、お知らせがあります!」
ファン「なになに?」
ファン「えーめっちゃ気になる!」
き「実は俺らアニメで声優をやることになりました!イェーイ」
ゆ「ふぅ〜!」
こ「イェイイェイイェーイ」
き「しかもこのアニメ、俺らが元になっていて。俺はみんな俺ら役として出ることになってるんです!」
さ「いやーまじで楽しみ」
こ「声優なんて始めだよ」
ゆ「はじめての挑戦だね」
き「四月から放送開始だから是非みてねー」
し、み「みてねー」
さ「絶対見ろよ!」
み「さきくん?」
さ「ミテクダサイ」
み「うん。そうだよね」
き「笑笑。この話はこれくらいにして次の曲にいきましょう。次の曲はなんですかミントくん?」
み「はい。次の曲は僕が作詞した最新曲です。聞いてくださいアイリス」
き「〜〜〜〜♪」
こ「〜〜〜〜〜〜♪」
み「〜〜〜♪」
それからも何曲か歌ってラストのトーク
き「皆、今日は来てくれてありがとう。俺達は約六年間主にrentyuubuで活動してきました。そんな俺たちがファンのみんなの前でこうやってライブをすることになるとは最初思ってもなかったです。ここまで来れたのは応援してくれてるみんなとこのメンバーだからこそだと思います〜〜〜〜〜」
木々の後にシン、さき、ゆいが、こあ、がそれぞれ話して最後にミントの番になった
み「みなさん。昨日はステイの初ライブに来てくれて本当にありがとうございます。五年前の九月かな?僕は自分の過去について話してその時に僕、みんなのこと笑顔にしたいって言ったんだけどさ。僕は今、ファンのみんなのこと笑顔に出来てますか?」
ファン「出来てるよー」
ファン「笑顔になれてるよー」
み「ふふ。ありがとう。僕もね配信を始めた時と比べてすごく笑顔が増えたんだ。それどうしてか。応援してくれるみんなと仲間がいてくれるからです。僕がこのグループで活動を始めたばかりの時は僕にはアンチが多くて。僕の言葉一つ一つで貶されたり馬鹿にされたりそんなことが沢山ありました。僕は自分がなんか言われるのは本当にどうでもよかったんです。だけどメンバーが何か言われるのは本当に許せないし、嫌だった。僕のアンチのせいでステイのメンバーを傷つけてるじゃないかって何度も何度も思った。でもそれと同時にね、『あぁ僕はこの人達のためならこんなに熱くなれるんだ。こんなに自分を追い込むほどこの人達の事思ってるんだ。こんなにも大切に思える仲間ができたんだな』って思ったんだ。自分の意思が分からなくて自分の意見が言えなかった僕が初めてこのグループに入りたいって誰かの意見にとらわれないで自分で悩んで悩んで決めた。僕はその頃の僕に教えてあげたい。僕は今、大切な仲間に囲まれて沢山の人に応援されてすごく幸せだって。この道は間違ってないんだって教えてあげたい。僕を必要としてくれて、僕に居場所をくれて本当にありがとうございました。まだアンチが無くなった訳でも全ての人が僕らのことを認めてくれた訳じゃないけど僕らはこれからももっともっと上に向かって走り続けます。これからも僕らのことよろしくお願いします。本当に本当に今日は来てくれてありがとう」
五人・ファン「!」
こ「ミント自分の頬触ってみて?」
み「え?」
すっ
ミントが自分の頬を触るとミントの手は少し濡れた
み「あれ?僕、泣いてる?何で?」
ギュッ
こあはミントに抱きついた
こ「ミントやっと泣けるようになったんだね」
み「本当だ。僕泣けてる。うっ、っ〜〜」
ミントは何度も何度も涙を拭った。けどミントの目から溢れる涙は止まらなかった
み「ッ、みんなありがとう。僕に泣くことを思い出させてくれてありが、とうっ、うっ、っ、涙、止まらない」
ギュッ
木々もミントを抱きしめた
き「よかったねミントくん。やっと自分の意見を言えるようになったね。あの時こあくんが言ったことは間違いじゃなかった」
み「うん、うん・・・」
ナデナデ
さ「やったなミント!」
み「うん・・・」
その日六人は笑い泣きしながら最後の曲を歌うことができた。ライブのラストにはピンクの薔薇の造花がライブ会場に降り注いだその後ネットでは
【ステイのライブ最高だった】【最後のトークでミントくんが泣いて木々くんとこあくんが抱きしめたの最高だった】【ライブしてくれてありがとう】【これからも推します】【母組二人がサプライズしてされ返されてるの面白かった】【メンバーの絆を感じた】【次のライブも絶対会いに行きます】【みんな、素顔もイケメンだった】【ピンクの薔薇の花言葉の一つは感謝。メンバーの思い伝わったよ】【ラストの花のやつ考えたのミントくんかな?】【木々くんの言葉よかった】【さきくんかっこよかった!】【みんな、カッコ良すぎでしょ】
このライブでの反響はよく。六人はさらに上を目指して進み続けた。六人それぞれの個性を大切にしながら、ステイは日本で有名な2.5次元アイドルとして活動の幅を広げていった
五人「ミント」くーん!」
き「円陣組むよ」
み「はーい」
き「じゃあ今日のライブも成功させよう!ステッラ」
メンバー「スペイー‼︎」
そして六人は今日もファンの笑顔を見るためにステージに立つ
ー完ー
この話どうだったでしょうか?作者の星龍 麟霞です。この話を読んであれ?と思った方もいるかもしれません。この話はネットで活動してる方達に似てる部分があるんです。ですがその人の話というわけではなくこれはその人達に憧れて僕がなりたいと思った自分をモチーフにした話なんです。ネットで男として活動することに憧れている僕だけどそれができないので唯一の特技である小説を書くということで叶えようと思って書いた話です。僕は体が女だけど心が男と女そして中性で揺れ動いています。この話にある「女らしく」や「長女なんだから」は実際に僕が言われ続けた言葉です。主人公の岬の過去であるバスケ部での話、いじめ、親との関係、それも実際にあった僕の過去です。岬は僕の思いと言葉を詰めたキャラクターです。それから僕は学校の先生に言われてここに残ってる言葉があります「俺のモットーはここにいるのは俺がいるお陰で一人以上の生徒がいい方に言って欲しいから」それを聞いて僕は僕の小説で誰か一人でもいいからいい方にいってほしいと思って書いています。綺麗事かもしれないけど僕は自分の小説で一人でも良い方にいってほしいと思っています。読んでくれてありがとうございました