第7話 友達は戦う者だ!!
更新本当に遅いですが気にしないでください。
文章は稚拙です。
だってちょっとギャグですもの。
今日は晴れのち曇りの日!?
いやいや〜。天気予報見ようよ。
「そんな心配は無いのさ!」
「……兄ちゃんやっぱり病院に行ったほうがいいよ」
デスめ。相変わらす可愛いこと言いやがるじゃないか。
兄さんは感激して涙から目がこぼれそうだよ!
「三太君。今日は曇りで降水確率は30パーセントだって。折り畳み傘を持っていこう?」
「折り畳み傘だと!?」
俺の頭の中には3匹の子豚がいた。
一匹は藁の傘。
風で吹き飛んだ!
一匹は木の傘。
水が染みた!
一匹はレンガの傘……
これだ!!
「アリス!出かしたぞ!レンガの傘はどこだい?」
「はい」
そうして差し出されたのは普通の折り畳み傘。
「これは普通の折り畳み傘に良く似ているじゃないか!」
「うん。最近のレンガは薄型なんだよ」
「なるほど!テレビと同じように傘も発展しているんだなぁ!!ハッハッハ!」
「兄ちゃん……」
何かデスが俺を何と言うかかわいそうな目で見ている……いや、可愛い目かな?
そしていつも通り学校に行く支度をして……
「よし!今日も一日Vっと行こう!」
「じゃあ弟君、戸締りお願い」
「は〜い。兄ちゃんくれぐれも穏便に過ごしてね」
「ああ!任せておけ!」
「……」
こうしていつもと同じ朝が始まったわけさ。
そしていつもと同じように学校に行き、勉強して、遊んで、兵卒を虐めて……
の、はずが!
「決闘だ!百合臼楓沙!」
「……何故?」
そう、何か校庭で面白そうなことをやっていた。
二人の人間……片方は男で片方は女だが。
向き合っていた。
「まさか愛の告白!?」
「点無し。話聞いていなかったの?」
「おうこれはこれは禍々しい女ランキング堂々の第1位の悪魔さんじゃないですか!」
「何そのランキング!?しかも何かいつもよりムカつくわねアンタ!」
悪魔くんが俺を呪いの目で見る。
何かもうグチャグチャでグニャグニャだ。
「ああ。今俺と兵卒で作った」
「僕何も言って無いよ!?」
「アンタもグルか!死ね!死ね!死ねぇぇぇ!!」
「ヒィィィィィ!!!」
兵卒が無残にもバラバラになっていく。
もう組み立てるのは不可能だな。
「はい、焼却炉行き。アリス」
「はいは〜い」
アリスが着火マンとガソリンを持ってきた。
つうかここで燃やすのか。
「アリスちゃんも酷いっ!」
こんなことを俺達がしている間、校庭はまだ騒がしかった。
「この中木嘉臣!あなただけには負けないっ!」
「だからのう……先日の件は悪かったと謝っておるではないか」
シーセンさん(楓沙)がフリーザ(嘉臣)に呆れのまなざしを送る。
もちろん俺は全国の女の子の味方なのでシーセンさんを応援しています。
「フッ……そんなことはもうどうでもいいのさ……」
するとフリーザはどこからかバラを取り出して口に咥えた。
「……痛っ!!!!しまったっ!針が唇に刺さっちゃったよ!!!」
悶えるフリーザ。
うける。
「ゼェゼェ……」
何もして無いのに血だらけで息が絶え絶えのフリーザが何とか体勢を立て直す。
「僕は……この学校で最強の称号を手にしたい!だからあなたをどうしても倒さなければならない!」
「うわあ。すごい迷惑な理由……」
いつのまにか隣に来ていたクレオパトラ(紅尾鳩良)さんが呟く。
「ヤッホ〜」
「あ!」
そしてその隣の女の子が俺にヤッホ〜と手を振ってきた。
俺はその子を指差した。
しかし……名前が出てこない!
「誰だっけ?」
「うう……中森佳苗ですよー……」
……分からないです、はい。
俺に告白をした女の子だというのは覚えている。
「で、君達はどうしたんだい?」
兵卒が彼女達に話しかける。
「ち、近づくな変態!」
「ひ、酷い!」
兵卒を思いっきり嫌がるクレオパトラ。
「佳苗、あいつに近づくと妊娠するわよ!」
「キャー!!!」
「さらに酷い!」
これでもう兵卒に女は近づかなくなったなハッハッハ!
「点無し。何か始まったようよ」
「なんだなんだ?」
俺は悪魔に言われたので仕方なく校庭を見る。
「悪いが……一撃で決める!」
「かかって来い!ゆっゆうりうす!」
「アイツまた噛んだな」
かなり格好が悪い男の本名は中木嘉臣です!
「いやぁぁぁぁ!」
シーセンさんが抜刀する。
つうか真剣!?
「え?それってモノポンの剣?」
ボケてるときも噛むある意味最強な男。
死ぬ間際もボケていられるある意味幸せな男。
「はぁぁぁ!!」
そんな彼に無常にも刃が襲い掛かった。
「あだぁぁっぁ!」
吹っ飛ぶフリーザ。
残念だが尻尾は切れなかった。
「勝負あり!勝者、風紀委員長、百合臼楓沙!」
こうして何事もなく普通の学校風景が終了。
「やっぱり彼女の実力は本物だ!」
俺は先ほどの剣捌きを見て確信した。
彼女は剣士だと!
「……三太君。私的にはどうしても無理だと思うんだけど」
アリスが心配してくれている。
「心配するな!あの剣捌きは確かに素人ではない。しかし……俺には秘策がある!彼女に勝てる!」
「ええ!?彼女を勧誘するんじゃなくて彼女と戦うの!?趣旨変わってない!?」
「あれ?」
俺も疑問に思っちゃったぞ。
そういえばそんなことをしていたような……ま、どうでもいいか。
「とにかく俺は戦う!戦うぞ〜〜〜!!」
「また点無しが変なことを始めた……」
悪魔、君には僕を理解できないようだね。
ま、しかたないか!人間じゃないし!
「じゃ、行ってきま〜す!」
「さ、三太君!」
アリスが俺を追いかける。
そしてさらにそれに続くように悪魔と兵卒。
忠義になったのう……
「シーセンさん!」
「ああもういい加減に人の名を覚えんか!」
俺はシーセンさんの教室に突撃を開始した。
「決闘だ!」
「聞かぬか!」
俺は強引にシーセンさんを校庭に連れて行った。
「この勝負に勝ったら……あれ?」
「……おぬし。もう少し考えてから行動せい」
俺達がそんなことをしている間ベンチでは……
「頑張って!三太君!」
「まさか点無し……」
悪魔が突然唸りだす。
「アイツ戦って友情を芽生えさせる気なのかもしれない!何て熱い展開なの!」
「……帆香ちゃん。それはないよ」
「うん」
アリスはともかく兵卒にまで言われる始末。
「ガーン!兵卒なんかに!兵卒なんかに!」
ドガッゲシツボゴッ
再びパズルのピースになった兵卒。
1ピースぐらい捨てたら穴の開いた兵卒でも完成するのかな?
「と、とにかく俺は勝つぞ!うおうりゃああ!!」
俺は素手で相手に向かっていく。
「ムッ……」
シーセンさんは抜刀術の構えをする。
まさか天翔龍閃!?
しかし構わず突っ込む。
俺には秘策がある。
そしてシーセンさんが刀に手をかけたその瞬間……
「必殺!ファンシーバリア!!」
「!?」
シーセンさんの前に出したのはウサギの人形。
これにはさすがのシーセンさんも驚愕。
どうだ!これでは攻撃できまい!
「ひ、卑怯だぞ!」
「……」
俺は少し考え込む。
「なあ。卑怯って何だ?」
「ダメだこいつ!バカすぎる!」
俺はそのままシーセンさんの懐に……
コケッ
転びながら突っ込んだ。
サッとシーセンさんは避けたので、被害を食らったのは俺だけ。
「中々やるな……」
「おぬし、私は何もしとらんぞ」
「……ハハハ。俺……ただアンタと仲良くしたいだけなんだよな……」
「のう……」
倒れる俺に神妙な顔でたずねるシーセンさん。
「友達じゃダメなのかの?」
「友……達……そうか!そうだよ!友達になりませんか!?」
俺はバック転2回やって起き上がった。
「う、うむ……」
そして俺はシーセンさんと大握手!
こうして俺とシーセンさん(百合臼楓沙)は友達になったのだった。
「何て熱い展開なの!」
「「……」」
試合に出れないベンチで一人悪魔は涙から目を流していた。
その光景をアリスと兵卒は白い目で見ていたのであった。
次の更新は未定ですね。
でも書いてて楽しいです。